小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

ご縁~つながりを感じる長女のカナダ留学

2019年08月16日 | カナダ留学 長女
■8月15日、終戦記念日。
母島では戦没者追悼式典が挙行され、僕も青年会会長として出席しました。

奇しくも同じその日、長女がカナダ留学のために日本を発ち、
2泊3日の旅程をこなし、無事にバンクーバー島に着いた日でもあったのです。

※写真は2018年夏に行った時のカナダ、ロッキー山脈のロブソン山に登った長女です。

超大型の台風10号が迫る直前の8/13の昼過ぎに彼女は日本を発ちました。
安チケットの都合上、まずは台湾の台北を目指します。

そして、台北で7時間過ごし、深夜にバンクーバーに向けて飛びます。
バンクーバーには夜の8時過ぎに着きました。

ここから入国審査、彼女の場合は学生ビザの受け取りに2時間半。

そしてようやく迎えに来てくれたSさんに出会えて、バンクーバーに1泊。
翌日は自力でバスに乗り、バンクーバー島ナナイモ行きの港ホースシューベイへ。

そこで自分で船に乗り、ナナイモへ。
そこでようやくホームステイ先のケヴィンが車で迎えに来てくれています。
そこから留学先のポートハーディーまで約350km。(仙台~東京間位!)

15歳の高校1年生の女子がひとりでこなすには十分過ぎるほどの旅程でした。

日本はカナダの西部にくらべ+16時間の時差。

当初は大して心配しないだろうと思っていましたが、
空港で全財産をトランクに入れて預けてしまい、見送りに来ていた知人にお金を借りた段階で、
一気に心配が現実のものになりました(笑)。

おかげで、この数日寝不足です(笑)。
ああ、自分が19歳で小笠原に行った時に一切親に連絡した記憶はありません。
親側の気持ちをこうしてようやく理解できました(笑)。

もっと、ちゃんと報告せんかいっ!!!


■長女が今回、カナダ留学するにあたり、
本当に多くの人の繋がりを感じました。

去年家族でカナダに行ったのは、10年前カナダで亡くなった母が葬られた湖に参る為でした。
それに便乗して、観たかったシャチを見たり、学校を見学したり…

今、ホームステイを受け入れてくれているケヴィンは、
亡き母の20年に及ぶパートナーです。

そして、今回の留学の手続きは去年のカナダ旅行の際、
帰りの便がまさかのフライトキャンセルという事態になり、
そこで出逢った方がご縁でした。

最初は相談だけしていて、
自力で留学手続きを進めていたのですが、
一度、学生ビザ申請で書類不備で落とされてからは、
留学エージェントとして申請作業を委託しました。

本当に低価格でやって頂き、有難い限りでした!!

そして、今回の娘一人のカナダ渡航に関して。

成田空港には島で仲良くしていて、引き揚げた友人のみんなが見送りに来てくれていました♪
皆さんの心意気が本当に嬉しかったです。
本当に有難いことです(#^.^#)

そして、バンクーバー空港で迎えて、泊めて下さったSさん。
これは今年の春のハワイ研修プログラム主催のたろちゃんの紹介の友人さんでした。

高校1年生ひとりの渡航をとても心配してサポートしてくれて、
どんなに心強かったことか。

翌日はバス停まで見送ってくれて、
ケヴィンの待つバンクーバー島ナナイモのフェリー行きまで電話などでフォローして頂きました。
本当にありがとうございました。

娘が留学するにあたり、
ひとりで渡航はしたものの、
本当に多くの人に関わってもらい、無事に目的地にたどり着くことができました。

素晴らしい人達のご縁は心底有難いなぁ思いました。
本当に有難うございます!!

※これも2018年カナダのレイクルイーズにて

■成田空港でも電話やSNSで、逐一色んな情報が入って来ました。
カナダ到着時でもそうでした。

飛行機の運航状況、
今この瞬間にそのフライト便が世界のどこを飛んでいるかが分かる時代。

母島にいても、こんなに離れた先の事が
リアルタイムで伝わるってすごいと思いました。

親としては安心だし、
とても有難いけど、
圧倒的な外への解放感とかは失われて来ているのかなとも思いました。

※こちらも2018年夏のポートハーディーにて

こんなにネットや携帯が復旧していなかった20年前は、
高い国際電話、
時間のかかる手紙しかなかったですからね。

まさにほぼ音信不通で、
それと引き換えに圧倒的な自由を手に入れられた気もするのです。

僕が高校生の頃は、こうした高校生での留学ですら考えつかなかったので、
時代は変わったのだなぁと思いました。

世界はより身近になった気がします。

それがもっと戦争ではない平和な方に進んでほしい。
切にそう思います。


■長女は目的地に着いてホッとしたのか、軽く風邪を引いたようです。

ゆっくり休んでほしいです。
よく頑張ったね!

ポートハーディーはバンクーバー島の最北端にある、
人口2000人の小さな港町。

人口規模的には父島と同じくらいです。

自然が豊かで、干潟もあります。
林業が盛んな地域のようです。


これでようやくカナダ留学の現地でのスタートラインに立ったばかり。
南国から極寒の気候の変化、
日照時間の違い、
食生活、
文化、
歴史、
人間性、
全てが違う環境で沢山の刺激を得て欲しいです。

ポートハーディーには日本人は長女を含めてたったの二人という世界(#^.^#)

どんどん色んな挑戦をして、
失敗を沢山して、
多感な時期だからこそ感じれる、
貴重な異国の地での生活を楽しんでほしい。

どうしても無理な時は帰って来れる場所もある。

受け入れてくれたステップファーザーのケヴィンに深い感謝です♪