■【できると思っていたのに、思ったようにできなかった…】
先日、何かあった時を想定して訓練を行う重要性を痛烈に再確認しました。
それはアウトリガーカヌーの練習の時に、
「久々にリカバリ練習しようよ!」と声が上がり、実施してみての率直に思った事でした。
リカバリ練習とは、アウトリガーカヌーが沖合で反転して転覆し、
そこから復帰する練習のことを指します。
実はカノー倶楽部でも2年前くらいにリカバリ練習はやってはいたのですが、
ここしばらくはご無沙汰でした。
でも、過去にやったこともあるし、
普通に漕いでいて、転覆した事もないし、
大丈夫だろう、
そんなアタマでいた事は事実でした。
しかし、今回実際やってみると、
忘れていることも多く、実際はとても手こずりました!!
自分たちが出来ると思っていたのに、
思いのほか思ったように復帰できず、
これはとてもいい経験になりました。
昨日は消防団として、保育園の避難訓練に参加したのですが、
そこでも毎年様々な課題が浮かび上がります。
やはり何事も、
リスクを想定して、それを回避するためのシュミレーション、練習が不可欠なんだと、
改めて思い知らされました。
■さて、具体的なアウトリガーカヌーのリカバリ方法です。
まずはクルーになぜこの練習を行うか、
練習の際での危険性を話します。
アウトリガーカヌーはヤク(IAKO)とよばれるウデ部分があるのですが、
そことの激突を特に気を付けなければいけません。
そしてクルーに事前に役割を割り振ります。
4人乗り、6人乗りの時で変わりますが、
・パドルを集めて持つ係
・風上で船の向きを保持する係
・実際に船を反転させる係
に分かれます。
①みんなで船の右側に体重をかけて、横転させます
※この時にアウトリガー部分に激突しないように注意!!
②事前の係分担に分かれて、横転したカヌーを元に戻す
※島カヌーとOC6(ベルーガ)では方法が違います
③カヌーの向きを戻せたら、数名船に乗り、船体に入った水をアカ汲みを使って掻き出す
④船体胴体、身ガノ―(ハル)の水が無くなったら、クルー全員カヌーに戻る
こんな流れで行います。
間違いなく、普通に漕ぐだけの練習に比べて、
大幅に体力を消耗することは事実なのですが、
これで沖で転覆しても自分たちでリカバリできる方法を身に付けていると、
安心感が格段に上がります。
船体が重くてキール(船底をへさきからともまで通り、上背骨のような役目をする部分)がある島カヌー、
船体が軽くて船底にキールがないOC6(ベルーガ)、
この2種類だけでもリカバリの際の持つ位置、足を書ける場所が変わります。
僕たちはたった1年空いただけで、できると思っていたコツを忘れていたのです!
これに気付けたことが大きな収穫でした☆
「自分たちは大丈夫」ではなく、
「何かあったらこうしよう」で備えておく、
これがカヌーに限らず、色んな分野で言えるとても大事なこととおもいました。
■SUPはこの春からできる限り毎日漕いでいます。
昼休みに漕げる日は1時間。
昼に漕げない時は夕方に漕いでいます。
間違いなく疲れて、ヘトヘトになるのですが、
気力と活力は急上昇するから不思議ですヽ(^o^)丿
SUPもカヌーに比べて、一人の場合も多いし、
色んなリスクがあるので、様々な想定や準備を行っています。
・パドルが折れた場合
・磯場に乗り上げた場合
・ボードが折れた場合
・クジラがジャンプして、上から降って来た場合
・強風で思わぬ方向に流された場合
などなど…
様々な想定をしています。
これもとても重要な事だと思います。
先日は、いつもカヌーで来ている蓬莱根にSUPで行ってきました。
だいたい往復6.5kmのコースです。
漕ぐ時間は90分~2時間くらいでしょうか。
蓬莱根は圧倒的に美しいので、その景観だけで満足できちゃいますヽ(^o^)丿
去年の夏はカナダに戻る長女と家族で遊んだことを思い出しました♪
蓬莱根に行く途中で、
なんとバラクーダ(オニカマス)の群れに初遭遇しました!!
漕いでいて、何気に暑くなり海に飛び込んだら、下に50匹くらい悠々と泳いでいました!!
1匹が1.5mを超えるくらいなので圧巻ですヽ(^o^)丿
昔、西表島で見た事はありましたが、
小笠原でしかも水中ゴーグルひとつでバラクーダのこれだけの群れを眺めたのは、初めてでした。
その後はいつものツバメウオのポイントへ。
今回はその下にGT(ロウニンアジ)が3匹群れていて、その大きさに驚かされましたヽ(^o^)丿
母島のSUP環境の凄さをまざまざと感じさせられました(#^.^#)
今回は動画も撮れたのでアップしてみました。
動画内でカマスサワラと表記してしまいましたが、オニカマスが正しいようです。
■土曜日はSUP三昧。
日曜日はカヌー三昧。
もお、それだけで十分な日々♪
でもちゃんと午前はインフラを支える大事なお仕事、
畑仕事、稼業もしています☆
コロナ禍だけど、
本当に有難い限りです♪
最近はカヌーを初めて漕ぎに参加してくれる人も増えて、
とても嬉しい限りです♪
コロナ禍で飲みにケーションはしにくい時代ですが、
カヌーで交流が出来るのはとても有難いです☆
夕食は次女がすべて作ってくれました(*^_^*)
※宿題らしい(笑)
すべてに感謝☆
どうもありがとうございます!
今回はカヌーの転覆→リカバリ練習から、
日常における様々なリスク回避の想定の重要性を学ばされました。
「自分らはきっと大丈夫」ではなく、
「もしこうなったら、こうしよう」で
可能な限り色んな想定をして備えておくと、
いざという時の想定外が減り、パニックを避けられます。
■先日、母島でオリンピックに使われるトーチが8時間だけ展示されていました。
2年前当初は初のクライミングとかカヌーとか柔道を心底楽しみにしていたのですが、
今は全然素直に楽しめていない状況が率直な感想です。(2年前観戦チケットを申し込んで落選…そしてパンデミック)
トーチ自体はよくできていて、
とても美しかったです♡
今、世界のこの状況下でIOCと日本が実施を強行しようとしている事に、
とても違和感があるし、
結局はそれを決める役人を選挙で自分たちで選んでいる現実がやれやれと思います。
僕は本当にこのためにずっと練習して、
去年から1年延期して、さらに勝ち上ってきた選手には、
もっと別の形の舞台を用意できないのかと思っています。
去年からこれだけ島の地域イベントも中止、自粛をしてやってきて、
このタイミングで世界から何万人も選手と関係者を集めた祭典の実施、
そしてそれが原因で感染が深刻になった時、IOCも政府もどう責任を取るつもりなのでしょうか?(もちろん、因果関係は不明と居座るでしょうが)
まだ感染防止のプラン、感染が拡がった時のプランが示されていなくて、
大丈夫、うまくいく!だけで成功するだけで進むのは、絶対勝つで戦争を続けた頃と何も変わっていないのでは?と思い知らされます。
今回のカヌーのリスク回避想定と同じですが、
しっかりと最悪のケースも想定して、
準備と練習を行っていかなければ、
不測の事態に対応できないと思います。
3.11の時、福島第1原発が津波で電源を喪失した時、
「これは想定外」
と言っていたのを忘れてはいけないと思います。
これは不確かな情報ですが、現時点で参加申し込みしている外国がゼロなんて話も聞くと、海外はとても正常に思えてしまいます。
日本がオリンピックを強行する事で、
夏は日本中が様々なイベントや行動が緩和される気がしています。
現場の最前線で頑張ってくれている医療従事者の皆様の事を考えると、
僕はこの夏の有観客での実施強行にはまだまだ厳しいと思っています。
みんなが歓迎できるオリンピックになればいいですね~
先日、何かあった時を想定して訓練を行う重要性を痛烈に再確認しました。
それはアウトリガーカヌーの練習の時に、
「久々にリカバリ練習しようよ!」と声が上がり、実施してみての率直に思った事でした。
リカバリ練習とは、アウトリガーカヌーが沖合で反転して転覆し、
そこから復帰する練習のことを指します。
実はカノー倶楽部でも2年前くらいにリカバリ練習はやってはいたのですが、
ここしばらくはご無沙汰でした。
でも、過去にやったこともあるし、
普通に漕いでいて、転覆した事もないし、
大丈夫だろう、
そんなアタマでいた事は事実でした。
しかし、今回実際やってみると、
忘れていることも多く、実際はとても手こずりました!!
自分たちが出来ると思っていたのに、
思いのほか思ったように復帰できず、
これはとてもいい経験になりました。
昨日は消防団として、保育園の避難訓練に参加したのですが、
そこでも毎年様々な課題が浮かび上がります。
やはり何事も、
リスクを想定して、それを回避するためのシュミレーション、練習が不可欠なんだと、
改めて思い知らされました。
■さて、具体的なアウトリガーカヌーのリカバリ方法です。
まずはクルーになぜこの練習を行うか、
練習の際での危険性を話します。
アウトリガーカヌーはヤク(IAKO)とよばれるウデ部分があるのですが、
そことの激突を特に気を付けなければいけません。
そしてクルーに事前に役割を割り振ります。
4人乗り、6人乗りの時で変わりますが、
・パドルを集めて持つ係
・風上で船の向きを保持する係
・実際に船を反転させる係
に分かれます。
①みんなで船の右側に体重をかけて、横転させます
※この時にアウトリガー部分に激突しないように注意!!
②事前の係分担に分かれて、横転したカヌーを元に戻す
※島カヌーとOC6(ベルーガ)では方法が違います
③カヌーの向きを戻せたら、数名船に乗り、船体に入った水をアカ汲みを使って掻き出す
④船体胴体、身ガノ―(ハル)の水が無くなったら、クルー全員カヌーに戻る
こんな流れで行います。
間違いなく、普通に漕ぐだけの練習に比べて、
大幅に体力を消耗することは事実なのですが、
これで沖で転覆しても自分たちでリカバリできる方法を身に付けていると、
安心感が格段に上がります。
船体が重くてキール(船底をへさきからともまで通り、上背骨のような役目をする部分)がある島カヌー、
船体が軽くて船底にキールがないOC6(ベルーガ)、
この2種類だけでもリカバリの際の持つ位置、足を書ける場所が変わります。
僕たちはたった1年空いただけで、できると思っていたコツを忘れていたのです!
これに気付けたことが大きな収穫でした☆
「自分たちは大丈夫」ではなく、
「何かあったらこうしよう」で備えておく、
これがカヌーに限らず、色んな分野で言えるとても大事なこととおもいました。
■SUPはこの春からできる限り毎日漕いでいます。
昼休みに漕げる日は1時間。
昼に漕げない時は夕方に漕いでいます。
間違いなく疲れて、ヘトヘトになるのですが、
気力と活力は急上昇するから不思議ですヽ(^o^)丿
SUPもカヌーに比べて、一人の場合も多いし、
色んなリスクがあるので、様々な想定や準備を行っています。
・パドルが折れた場合
・磯場に乗り上げた場合
・ボードが折れた場合
・クジラがジャンプして、上から降って来た場合
・強風で思わぬ方向に流された場合
などなど…
様々な想定をしています。
これもとても重要な事だと思います。
先日は、いつもカヌーで来ている蓬莱根にSUPで行ってきました。
だいたい往復6.5kmのコースです。
漕ぐ時間は90分~2時間くらいでしょうか。
蓬莱根は圧倒的に美しいので、その景観だけで満足できちゃいますヽ(^o^)丿
去年の夏はカナダに戻る長女と家族で遊んだことを思い出しました♪
蓬莱根に行く途中で、
なんとバラクーダ(オニカマス)の群れに初遭遇しました!!
漕いでいて、何気に暑くなり海に飛び込んだら、下に50匹くらい悠々と泳いでいました!!
1匹が1.5mを超えるくらいなので圧巻ですヽ(^o^)丿
昔、西表島で見た事はありましたが、
小笠原でしかも水中ゴーグルひとつでバラクーダのこれだけの群れを眺めたのは、初めてでした。
その後はいつものツバメウオのポイントへ。
今回はその下にGT(ロウニンアジ)が3匹群れていて、その大きさに驚かされましたヽ(^o^)丿
母島のSUP環境の凄さをまざまざと感じさせられました(#^.^#)
今回は動画も撮れたのでアップしてみました。
動画内でカマスサワラと表記してしまいましたが、オニカマスが正しいようです。
■土曜日はSUP三昧。
日曜日はカヌー三昧。
もお、それだけで十分な日々♪
でもちゃんと午前はインフラを支える大事なお仕事、
畑仕事、稼業もしています☆
コロナ禍だけど、
本当に有難い限りです♪
最近はカヌーを初めて漕ぎに参加してくれる人も増えて、
とても嬉しい限りです♪
コロナ禍で飲みにケーションはしにくい時代ですが、
カヌーで交流が出来るのはとても有難いです☆
夕食は次女がすべて作ってくれました(*^_^*)
※宿題らしい(笑)
すべてに感謝☆
どうもありがとうございます!
今回はカヌーの転覆→リカバリ練習から、
日常における様々なリスク回避の想定の重要性を学ばされました。
「自分らはきっと大丈夫」ではなく、
「もしこうなったら、こうしよう」で
可能な限り色んな想定をして備えておくと、
いざという時の想定外が減り、パニックを避けられます。
■先日、母島でオリンピックに使われるトーチが8時間だけ展示されていました。
2年前当初は初のクライミングとかカヌーとか柔道を心底楽しみにしていたのですが、
今は全然素直に楽しめていない状況が率直な感想です。(2年前観戦チケットを申し込んで落選…そしてパンデミック)
トーチ自体はよくできていて、
とても美しかったです♡
今、世界のこの状況下でIOCと日本が実施を強行しようとしている事に、
とても違和感があるし、
結局はそれを決める役人を選挙で自分たちで選んでいる現実がやれやれと思います。
僕は本当にこのためにずっと練習して、
去年から1年延期して、さらに勝ち上ってきた選手には、
もっと別の形の舞台を用意できないのかと思っています。
去年からこれだけ島の地域イベントも中止、自粛をしてやってきて、
このタイミングで世界から何万人も選手と関係者を集めた祭典の実施、
そしてそれが原因で感染が深刻になった時、IOCも政府もどう責任を取るつもりなのでしょうか?(もちろん、因果関係は不明と居座るでしょうが)
まだ感染防止のプラン、感染が拡がった時のプランが示されていなくて、
大丈夫、うまくいく!だけで成功するだけで進むのは、絶対勝つで戦争を続けた頃と何も変わっていないのでは?と思い知らされます。
今回のカヌーのリスク回避想定と同じですが、
しっかりと最悪のケースも想定して、
準備と練習を行っていかなければ、
不測の事態に対応できないと思います。
3.11の時、福島第1原発が津波で電源を喪失した時、
「これは想定外」
と言っていたのを忘れてはいけないと思います。
これは不確かな情報ですが、現時点で参加申し込みしている外国がゼロなんて話も聞くと、海外はとても正常に思えてしまいます。
日本がオリンピックを強行する事で、
夏は日本中が様々なイベントや行動が緩和される気がしています。
現場の最前線で頑張ってくれている医療従事者の皆様の事を考えると、
僕はこの夏の有観客での実施強行にはまだまだ厳しいと思っています。
みんなが歓迎できるオリンピックになればいいですね~