小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

ははじま丸の交代式 2016.07.01

2016年07月02日 | 母島 船舶
■「ありがとう~!」「元気でね~!」「寂しいよ~!!」
子供達の素直な声が響き渡ります。

目から涙を流している人もいます。


Photo by MISA.M
2016年7月1日は「ははじま丸」の交代式でした。
25年間という長い期間、
述べ47万人の人を運んだははじま丸。

この日、新しいははじま丸と交替し、
父島~母島航路を引退しました。

左が旧ははじま丸、右が新ははじま丸です。

朝は雨が降り、心配した交代式でしたが、
いざ予定の時刻になってみれば素晴らしい天候に恵まれました!

本来は父島で交代し、
母島に初就航する予定だったようですが、
「母島のための船だから、母島で交代式をして欲しい!」
との声に応えてくれて、母島で実現した経緯があります♪
ありがとうございます!!


小学生が船員さん達に花束を贈呈し、

中学生がレイを贈ります。


最後はみんなで記念撮影。


雨の日も風の日も安全に運航してくれました。
冬の海の悪い時期に乗り、下の2等船室は泣き叫びながらも吐く子供達の阿鼻叫喚の状態の時もありました。

14年前、母島のユースで働くために初めて乗ったのがこの船でした。

それから一体何度お世話になったか分からないほどです。

子供を上のデッキで抱きながら
海鳥を見たり、
イルカやクジラを見たり、
色んな思い出が詰まった船でもあります。


沢山のテープを切りながら離れていくははじま丸。

長い長い汽笛を鳴らすと、
それに応えるかのように新ははじま丸が長い汽笛を鳴らします。
その汽笛の音で「最後なんだな」と分かり、グッときてしまいました。

「ありがとう~~!」
「元気でね~~!!!」
涙ぐむ人の姿も見えました。

次女(小1)は淋しくて大号泣でした。←予想外
その後、夜まではは丸の絵葉書を見ては、
なんども泣く始末。

まさかそんなに思い入れがあったとは!

考えてみれば、
子供にとっても何度も見送りをした、
何度も乗った
思い出深い船だったのですね♪

旧ははじま丸はまずはそのまま静岡のドックに入り、
船員さんは休暇となるそうです。

本当にお疲れ様でした!

その後はソロモン諸島で第二の人生を送るそうです。
25年間、本当にどうもありがとうございました!


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