glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

ああ!デカメロン

2006-10-01 10:45:06 | エスペラント
昨日は講習会でヴォッカチオが驚き嘆くであろうという事件(?)に出会いました。

エスペラントで数字の10をdek(デック)と言います。序数は冠詞la(ラ)とa(ア)をつけて表します。

 1番目 la unua(ラ ウヌア)
 2番目 la dua (ラ ドゥア)
 3番目 la tria(ラ トゥリィア) 
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10番目 la deka (ラ デカ)

 ですから 9月10日は la deka de septembro となるのです。ひとりが10日にあったできごとを話しました。

20代の人がいいました。『ラ デカ のデカはとても奇妙に聴こえるのよね、どうして10がデカなんだろう?』

『デカメロンのデカも10よ。』と私。
『嫌だ、それこじ付けでしょう!デカメロンはただ大きいメロンのことでしょう!』

『 ・・・・・。』 と私。

デカメロンは高校の頃読んだだけなので内容はすっかり忘れているけれど、伝染病を逃れた人達が10日の間互いに語り合った物語のことだとかろうじて説明しました。

 ああ、ヴォッカチオもきっと嘆いていることでしょうね!

 いつであったか、だいぶ前のことですが、田山花袋の事をタヤマハナブクロと受験で書いた高校生の記事を読んだことがあります。

 最近世代の違いを感じる事が多くなりました。若かい人は年配者の最新知識の無さを驚いているでしょうが、世代間の落差を超えて理解し合うにはどうしたら良いのでしょうね。

 互いにおおらかに許容し合うより方法が無いかも知れません。
コメント (9)
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