glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

今朝のニュースから

2015-02-10 07:21:14 | 家族・友人・私
 テレビのスイッチを入れるとBSニュースの画面に現れたのは子どもたちの綱引きの画面でした。もちろん大人もいましたが…。表題は『大曲刈和野の綱引き』。突然65年前の風景がよみがえりました。母の実家が大曲の寺町にありました。当時も伝統行事である綱引きは小正月に行われていました。当時は刈和野ではなく大曲町の町内で行われていたとおもいます。
 小学生の冬休みは2度に分けられ、新年のころと雪が深くなる2月にあり、小正月にかかる2月の方が長いのでした。

 さて、私もすぐ上の姉と弟の3人で綱引きに参加するため母の実家に泊まりがけで出かけました。日中は綱引き用の綱についた小綱を携えて町の子どもたちと一緒にあちこちの町内めぐりに参加しました。本番は真夜中です。時間がきたら必ず起こすから一寝入りしなさいと寝かされました。私が目覚めたと姉弟と従姉たち、従姉の従姉たちが綱引きを終えて帰ってきたところでした。姉にどうして連れて行ってくれなかったの尋ねると『眠っていたから』と云うことでした。

 画面を見てその時の悔しさが突然に戻ってきました。子どもの頃、人に大切にされ、ないないがしろにされた経験のない人は、他人に無視される痛みが分からないのだと良く思ったのです。そしてそんなマイナスの経験が私の人生に悪い影響を与えることが無かったと云うことはある意味では感謝すべきでしょうか。

コメント (2)
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