先日、横浜のエスペラント会が12月行う読書会の本を手に入れた。題名は Kie miozotas memor'(著者: Ed Borsboom オランダ人) 。miozotoは忘れな草という名詞。固有名詞を動詞化したときどう訳すのか私は知らない。読んでいるうちにわかるのだろうか。勿忘草という名前の由来をウキペディアで調べてみた。
この花のドイツ名は「vergissmeinnicht(私を忘れないで)」。英国でもその直訳の「forget-me-not」と呼ばれています。日本でも同様に「忘れな草」「勿忘草」と名づけられました。この花名は、中世ドイツの悲恋伝説(下記参照)に登場する騎士の言葉に由来します。
ドナウ川の悲恋伝説
ある日、ドナウ川のほとりを若い騎士ルドルフと恋人ベルタが散策していました。するとベルタは岸辺に咲く美しいこの花を見つけます。ルドルフはベルタのためにその花を摘もうと岸を降りましたが、誤って川の流れに飲まれてしまいます。ルドルフは最後の力を尽くして花を岸に投げ、ベルタに「Vergiss-mein-nicht!(私を忘れないで)」という言葉を残して死んでしまう。
残されたベルタは、亡き人の思い出に生涯この花を身につけ、その花は「忘れな草」と呼ばれるようになったと。
今は勿忘草も種類がいろいろあり、それぞれに花言葉があるらしい。だがヨーロッパの花言葉は「真実の愛」「思い出」。Kie miozotas memor’を日本語にどう訳したら素晴らしい題名になるのでしょう!いろいろと意訳はあるでしょうからいろんな人の訳が知りたいと思う、知りたがり屋の私です。
内容は31人のエスペランティストについての思い出です。読書会に参加する気はないのだけれど一人ずつ気ままに読んでゆこうと思う。