今朝、姉から小包を受け取りました。品名は’童話’でした。父が亡くなったとき子どものころに親しんだ童話の本がほしくて弟と懸命に探しましたが見つかりませんでした。文字が読めない時はあのお話を読んでと母にせがみ、読めるようになってから、何度繰り返して読んだことでしょうか。両親が亡くなって兄弟姉妹が集まるとあの本はどこに消えたのだろうとよく話題になりました。当時上の姉は不参加でしたので彼女が持っているとはだれも知りませんでした。その本が今日私の手元に届いたのです。紙の縁は茶色に変色し、ページは51~874までしか残っていません。その上ちぎれたページもありました。添えてあった姉の手紙には時間ができて読みたいと思ったけれど、視力が弱り読めません。活用してと書かれていました。昨年私のエスペラント訳の童話が本になったので私が利用できるだろうと考えたようでした。懐かしいページをパラパラとめくりながらそんな時間が私にあるだろうかと思ってしまいました。
出版時期も編者もわからないのです。ネットで調べたら出てきました。94年前に出版されたものでした。。
世界童話大系16 -日本篇』
- editor:松村武雄(Matsumura Takeo) Publisher:世界童話大系刊行会
- 1924(大正13)
- editor:松村武雄(Matsumura Takeo) Publisher:名著普及会
- 複製版:1989/ 2
- ISBN4-89551-349-1
- 「日本童話集」
- 「朝鮮童話集」
- 「アイヌ童話集」