世界大会は1週間(土曜日~次の日曜日)行われます。その中に一日遠足があります。私はヴェイシェイヤィという、ザメンホフが住んだことのある場所を選びました。彼がエスペラントの草稿を仕上げたのはその場所だとリトアニア人はとても誇りにしているのです。
途中<森の木霊>という名の小さい美術館に立ち寄りました。美術館の前には3頭身の妖精ノームのような大きな木の彫刻が優しく微笑んで立っています。
この美術館の特徴は中央に日本の大黒柱のように古い大きな樫の木が4階まで突き抜けるように立っていることです。この樫は7000年程前のもので見つかった時に泥炭の中に埋まっていました。泥炭に保護されて腐りもせず枯れもせず、倒れた時の状態だったそうです。その根元の太い部分は彫刻用にし、先の部分を4階まで届く柱にしたと言うのです。展示部分は2階~4階までです。
2階の樫の幹の太さは大人が3人ぐらいで手をつないで取り囲める位でしょうか。幹の周りにはベンチが置いてあります。
『かけて下さい。』とガイドが言うとみんな尻ごみします。そんなときは私の出番です。もう一人の女性と『ヨイショ!』と座ったら、大音響と共に幹の窓が開き魔法使いが顔を覗かせました。3階には太い綱があり、全身でぶら下がると窓が開き、動物が顔を覗かせました。リトアニア人はこう言う人の虚を突く遊びが好きなようです。
展示品は彫刻と織物、蔓で編んだ篭やこの地で取れる土で焼いた陶器などの民芸品です。
彫刻の多くは妖精と庶民です。例えば<子どもを抱いた老人と坐像><馬と歩く老人>
どの表情も庶民的で哀愁と優しさに満ちています。このような普通の表情の彫刻に出会ったのはリトアニアが初めてのような気がします。
お面やストロ-細工の飾りもあります。これは子どもたちの作品です。この美術館の本来の仕事は森の大切さと、どのようにしてリトアニアの森を守ってゆくかを子ども達に教えることだそうです。ガイドをしてくれた男性は森を教える教師でした。子どもたちはここで宿泊して森についての学習します。その時、余暇として男児には彫刻、女児にはストロー細工をさせるという事です。4階のテラスから見えるところに農家風の家が数軒見えました。多分宿泊施設なのですしょう。
途中<森の木霊>という名の小さい美術館に立ち寄りました。美術館の前には3頭身の妖精ノームのような大きな木の彫刻が優しく微笑んで立っています。
この美術館の特徴は中央に日本の大黒柱のように古い大きな樫の木が4階まで突き抜けるように立っていることです。この樫は7000年程前のもので見つかった時に泥炭の中に埋まっていました。泥炭に保護されて腐りもせず枯れもせず、倒れた時の状態だったそうです。その根元の太い部分は彫刻用にし、先の部分を4階まで届く柱にしたと言うのです。展示部分は2階~4階までです。
2階の樫の幹の太さは大人が3人ぐらいで手をつないで取り囲める位でしょうか。幹の周りにはベンチが置いてあります。
『かけて下さい。』とガイドが言うとみんな尻ごみします。そんなときは私の出番です。もう一人の女性と『ヨイショ!』と座ったら、大音響と共に幹の窓が開き魔法使いが顔を覗かせました。3階には太い綱があり、全身でぶら下がると窓が開き、動物が顔を覗かせました。リトアニア人はこう言う人の虚を突く遊びが好きなようです。
展示品は彫刻と織物、蔓で編んだ篭やこの地で取れる土で焼いた陶器などの民芸品です。
彫刻の多くは妖精と庶民です。例えば<子どもを抱いた老人と坐像><馬と歩く老人>
どの表情も庶民的で哀愁と優しさに満ちています。このような普通の表情の彫刻に出会ったのはリトアニアが初めてのような気がします。
お面やストロ-細工の飾りもあります。これは子どもたちの作品です。この美術館の本来の仕事は森の大切さと、どのようにしてリトアニアの森を守ってゆくかを子ども達に教えることだそうです。ガイドをしてくれた男性は森を教える教師でした。子どもたちはここで宿泊して森についての学習します。その時、余暇として男児には彫刻、女児にはストロー細工をさせるという事です。4階のテラスから見えるところに農家風の家が数軒見えました。多分宿泊施設なのですしょう。
素晴らしく奥の深いブログですね。
少し読ませて頂きましたが、私には目新しい
話題ばかり。
今度改めてじっくり読ませていただきます。
先ずはお礼まで。
ご訪問ありがとうございます。
つねっちさんのブログさこそ静かな味わいのあるブログです!
特にヨイショ!とベンチに座る場面なんか・・・笑ってしまいました。
私は表現力が乏しいのでヘタな画像で取り繕っていますが、この表現力、真似したいなぁ、でも無理ですねぇ。
彫刻のほとんどが妖精と庶民というのがいいですね。
ちょうど今、北ウガンダの子供たちが戦士として利用されている記事を読んだところで、森を守ることを教えられる子供たちと、自分の命を守るために大事な大事な母親を殺さなければならなかった子供が重なって見えました。
国連は?世界の強国たちは、このことを知らないわけは無いのに何もしないのは何故?
ガイドさんは森を教える教師。
とても新鮮でステキな発想ですね。
本当に楽しくて現実離れしていました。
しかし考えて見ると、他民族の圧制の中にいて、民族の独自性を守るためは、現実から離れた所で自己主張するより仕方がなかったのではないかと思いました。彫刻に現れる微笑みや優しさが哀愁に満ちているのもそこに原因があるのかもと、涙誘われる思いでした。
以前読んだ記事ですが、5歳ぐらいの子どもを誘拐し、雑用をさせながら兵士に育ててゆく・・・。
世界は広し、人間は無力です。それでも、足元から考えなくてはと思います。最近の日本における児童虐待はどうやったら防止できるのでしょうか。阻止できるのが教育であるとするなら、そのために数十年かかります。でも、人間やめられませんから、努力します。