glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

ザメンホフの贈り物

2005-08-25 09:21:32 | Weblog
 ヴェイシェイヤィへ
 ザメンホフが住んでいた家の場所は本当に湖の際でした。リトアニアのエスペランティスト達が建てた石碑が緑の草の中に立っていました。
ヴェイシェイヤィはポーランド国境に近いところに在ります。ここにザメンホフの姉が住んでいました。彼女は夫の病気を治療してもらうために医者になったばかりのザメンホフを呼び寄せ、開業させました。しかし、彼は病人の死に耐えられず、勉強しなおして眼科医になったということでした。

 ヴィルニュウスからここまで来る沿道には人家はあまり見えませんでした。森に隠れているのでしょうか。目に入るのは緑だけです。森と野原、牧場と野菜畑。
 変化に乏しい景色を眺めるうちに、私はザメンホクの詩 Mia penso『わが思い』を思い出していました。この詩の中で彼は未来への希望と不安を歌っているのです。その思いが伝わって来ます。この<希望と不安>は彼が私達エスペランティスト達に与えた遺産なのでしょうか。いいえ、彼が遺してくれたの物の中に<互いに理解しようと努力する仲間>も入るでしょう!

 もう一つザメンホフの銅像が少し離れた公園に立っています。そこで地元の仲間達が20人ほど私達を待っていました。時間が無く個人的に話が出来ないのが残念でした。10歳ぐらいの男の子がいたので持参したエスペラントのシールを手渡しました。あの子が、あの集まりに出てよかったと思ってくれると嬉しいですが。
フランスのMsanがそれに気付きビデオを撮っていました。これで、私の元気な姿がスェ-デンのエリザベス夫妻に届くかもしれません。

 近くの教会でフルートの演奏を聞き出発です。木立に囲まれた教会での演奏は素敵でした。

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