glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

おお、ノラは!

2020-02-11 11:52:17 | taglibro: 日記
 今朝は晴天。部屋の窓から富士山のてっぺんだけ見えるのですが真っ白でした。買い物に出かけて帰宅。居間のガラス戸を開けようとしたらコンクリートの上でノラは手足を伸ばして日向ぼっこをしていました。あまりにも心地よさそうなので玄関から出て回りました。私の姿を見ると驚いて飛び起きてニャーと言いながら去りました。私の完全な敗北のようです。家に入れない、エサはやらないの2原則を守ってノラにかかわらないことにします。

 今日は2年前に亡くなった弟の誕生日です。我が家に初めて猫が来たのは終戦の翌年、弟が3歳の時でした。小学校の物置に住み着いていた野良猫家族の1匹でした。人間も食糧難。猫を飼うなどと言うことは農家でもない限り許されないような時代でした。物置小屋の掃除をした子どもたちは子猫に縄をつけ校庭前の小川にぶち込んで遊んでいたそうです。兄が救い出したときは他の子猫は息絶えていたそうです。まだ寒さが残る春でした。兄はその子猫を胸に入れて帰ってきました。過酷な運命を生き抜いた子猫を見捨てることができず、自分たちの食糧がない時に両親は受け入れました。トラと名付けられた猫は人の前で決して餌を食べませんでした。器用に外でバッタや蝶々を捕まえて食べていました。ただ、水だけは人前で飲むだけでなく弟と一緒に飲んでしました。弟は母が見ていないと床に腹ばいになりトラと同じに舌を出して猫用コップの水を飲んでいたのです。
 田舎の猫チビが死んだということでしたが、もしかしたら野良猫が家猫に昇格するかもしれません。昨冬、兄は横浜生まれのチビも連れて娘のところに来ていました。チビの餌の残りを食べにくる野良猫が2匹いたそうです。兄の留守中その1匹が餓死したそうで、可哀想なことをした嘆いていました。昨年、6月に私が訪ねた時も生き残った猫はやってきて、チビの皿が空だと鳴いて兄に餌をねだっていました。
 我が家系は野良猫に取りつかれる家系でしょうか。
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