ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

掘り出しニュース:視覚障害者がハイブリッド車の音実感

2009年03月10日 01時07分41秒 | 障害者の自立
【福岡】エンジンとモーターの併用で、ガソリン車より静かだといわれるハイブリッド車の走行音を視覚障害者に実感してもらう体験会が8日、宮若市のトヨタ自動車九州宮田工場であった。福岡市視覚障害者福祉協会の会員やガイドヘルパーら約40人が参加し、想像以上の静かさに驚きと不安の声を上げた。

 ハイブリッド車は低速時などモーターのみで走ることもできる。聴覚が頼りの視覚障害者が音だけでハイブリッド車の接近に気付くことができるか確かめたいとの要望に応え、開催された。

 参加者は建物の車寄せや道路わき、横断歩道などで発進・停車したり、速度を変えて通過する音をガソリン車とハイブリッド車で聞き比べた。通過の際はタイヤ音で気づく人が多かったが、ハイブリッド車の場合、横断歩道手前で停車しても気づかない人が大半だった。ボンネットに耳を近づけたり、耳を澄ましながら「本当に車がそこにあるの」「これは街中だったら全然分からない」と驚きの声を上げる人もいた。

 同協会の染井圭弘会長(65)は「静か過ぎて恐怖感すら感じた。ハイブリッド車の接近を感知するセンサーを持ち歩けるようにするなど、何らかの工夫が必要だと思う」と話していた

聴覚障害者:理解を 保育士、体験交えながら訴え--市民集会 /福岡

2009年03月10日 01時06分21秒 | 障害者の自立
 北九州市難聴者・中途失聴者協会は8日、戸畑区汐井町のウェルとばたで3日の「耳の日」にちなみ、市民集会を開いた。専門医による検査・相談コーナーを設けて耳に関する心配や疑問に応えたり、自らの体験を語って一般の理解を求めたりした。約100人が集まった。

 同協会によると、08年3月現在、市内の聴覚障害者は約4400人。その約85%を占める難聴・中途失聴者は手話ができない場合が多く、筆談が大切なコミュニケーション手段になっているという。

 集会では、同協会理事で保育士の内田幸子さん(54)が聴覚障害者向けの要約筆記付きで壇上に立ち体験を語った。内田さんは27歳で聴力が低下、3年前から補聴器でも聞こえなくなったという。「子供の命を預かるという仕事柄、自分の役割がなくなったり、職場の雑談や保護者との話に加われずに寂しく感じたり」して精神的に不安定にもなった。だが、医師の励ましもあり「できること、やりたいことを積極的に周りに伝え、毎回『書いて』と筆記具を差し出す」という。「泣き声もせきこみも分からないので、いつも子供が見える場所にいる。緊張するが、子供たちの成長が自分の生きがいになっている」と話した。

生活保護不正受給の組幹部逮捕

2009年03月10日 01時04分51秒 | 障害者の自立
 埼玉県警捜査4課と川越署は9日、生活保護法違反の疑いで、川越市吉田新町の指定暴力団住吉会系組幹部、遠藤主(つかさ)容疑者(48)を逮捕した。

 捜査4課の調べでは、遠藤容疑者は平成20年6~11月、障害者年金を受給していたことを隠して、川越市から生活保護費計約92万円を不正に受給した疑いが持たれている。

 調べに対し容疑を否認し、「市役所から何らかの問い合わせがあると思っていた」などと供述しているという。

 捜査4課によると、遠藤容疑者は13年7月以降、川越市から生活保護費を月約20万円受給していたほか、19年3月以降、社会保険庁からも、全身筋肉痛などの障害を理由として月約15万円の障害厚生年金を受給していたという。

障害者団体向けの低料金郵便、不適正利用の防止策を導入へ

2009年03月10日 01時02分11秒 | 障害者の自立
 障害者団体の定期刊行物を低料金で郵送する制度「心身障害者用低料第3種郵便物」を利用した郵便物の約8割が制度の趣旨を逸脱したダイレクトメール(DM)などだった問題で、日本郵政グループの郵便事業(日本郵便)は3月2日、不適正利用の再発防止策を導入すると発表した。

 同制度では1通最低8円で定期刊行物を発送できるが、1回の発行部数に占める有料購読分が8割以上との条件がある。2007年4月―2008年10月に発送された刊行物の78.5%がこの条件を守らないDMなどだった。6月1日からは定期刊行物の発送量が一定を超える場合などに、有料購読分の割合を証明できる領収書や会計書類などの提出を求める。

 また制度を不適正利用した事業者が、定期刊行物に掲載する広告量の制限を免れるため、封筒などの外装に広告を印刷していた問題にも対処する。6月1日から外装と刊行物に掲載する広告の合計面積を、刊行物の印刷部分の面積の5割以下にする制限を設け、発送のつど刊行物と外装の見本を提出するよう求める。

 これに先立ち3月1日から、障害者団体が有料購読分の割合を証明するために必要な資料を一覧表にまとめ、日本郵便の社内マニュアルで明確化する。また料金別納で刊行物を引き受ける際、顧客情報を記録し、毎月引き受け状況を確認する。毎月の発送量が一定を超えた場合には特別調査を実施する。

 このほか制度を利用する障害者団体には3年ごとに公共機関の証明書を提出するよう求める。証明書を発行する機関は、厚生労働省や都道府県などに限定することを社内マニュアルに明記する。


障害者守れる地域を 安永さん取り押さえ死 審判決定受け 14日、佐賀市で緊急集会

2009年03月10日 00時59分01秒 | 障害者の自立
 知的障害者の安永健太さん=当時(25)=が佐賀市の路上で警察官に取り押さえられた直後に死亡した問題をめぐり、佐賀地裁が警察官1人(28)を特別公務員暴行陵虐罪で審判に付す決定をしたことを受け、遺族の支援団体「安永健太さんの死亡事件を考える会」による緊急報告集会が14日午後1時から、同市日の出1丁目の市文化会館で開かれる。集会は2部構成で、第1部では父親の孝行さん(47)が現在の心境を語った後、弁護団が審判の経緯や今後の方針を説明。第2部では日本障害者協議会の藤井克徳常務理事が「障害ある人の命と人権を地域の中でどう守るか」の題で講演する。

 地裁決定は、この警察官が同市南佐賀1丁目の路上で健太さんを保護する際に胸部を拳で数回殴打したと認定したが、遺族側が求めていた特別公務員暴行陵虐致死罪は適用しなかった。また、取り押さえに当たったほかの警察官4人についての審判は認めず、遺族・弁護側はこの点を不満とし、同罪で福岡高裁に抗告する方針だ。

 同会の村上三代代表世話人(66)は「真相解明はまだ始まったばかり。警察は審判でも無罪を主張してくるはず。障害者が安心して暮らしていける地域を築くためにも、多くの人に集会に参加してもらいたい」と呼び掛けている。

 同会事務局=0952(98)1915。