【福岡】エンジンとモーターの併用で、ガソリン車より静かだといわれるハイブリッド車の走行音を視覚障害者に実感してもらう体験会が8日、宮若市のトヨタ自動車九州宮田工場であった。福岡市視覚障害者福祉協会の会員やガイドヘルパーら約40人が参加し、想像以上の静かさに驚きと不安の声を上げた。
ハイブリッド車は低速時などモーターのみで走ることもできる。聴覚が頼りの視覚障害者が音だけでハイブリッド車の接近に気付くことができるか確かめたいとの要望に応え、開催された。
参加者は建物の車寄せや道路わき、横断歩道などで発進・停車したり、速度を変えて通過する音をガソリン車とハイブリッド車で聞き比べた。通過の際はタイヤ音で気づく人が多かったが、ハイブリッド車の場合、横断歩道手前で停車しても気づかない人が大半だった。ボンネットに耳を近づけたり、耳を澄ましながら「本当に車がそこにあるの」「これは街中だったら全然分からない」と驚きの声を上げる人もいた。
同協会の染井圭弘会長(65)は「静か過ぎて恐怖感すら感じた。ハイブリッド車の接近を感知するセンサーを持ち歩けるようにするなど、何らかの工夫が必要だと思う」と話していた
ハイブリッド車は低速時などモーターのみで走ることもできる。聴覚が頼りの視覚障害者が音だけでハイブリッド車の接近に気付くことができるか確かめたいとの要望に応え、開催された。
参加者は建物の車寄せや道路わき、横断歩道などで発進・停車したり、速度を変えて通過する音をガソリン車とハイブリッド車で聞き比べた。通過の際はタイヤ音で気づく人が多かったが、ハイブリッド車の場合、横断歩道手前で停車しても気づかない人が大半だった。ボンネットに耳を近づけたり、耳を澄ましながら「本当に車がそこにあるの」「これは街中だったら全然分からない」と驚きの声を上げる人もいた。
同協会の染井圭弘会長(65)は「静か過ぎて恐怖感すら感じた。ハイブリッド車の接近を感知するセンサーを持ち歩けるようにするなど、何らかの工夫が必要だと思う」と話していた