ゴエモンのつぶやき

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ハートピアのホテル部門閉鎖 さくら市の福祉施設

2009年03月16日 00時02分55秒 | 障害者の自立
 精神障害者の社会復帰を図るさくら市喜連川の精神保健福祉施設「ハートピアきつれ川」のホテル部門が、経営難を理由に二十日で閉鎖されることが十四日、分かった。園芸や陶芸を行う授産施設は継続されるという。

 ハートピアきつれ川は、精神障害者が接客業務などを通じて対人関係を習得し、社会復帰を目指す温泉付き保養施設(ホテル部門)と授産施設を併設。ホテルは精神障害者の就労訓練を行う全国でも珍しい施設で、社会福祉法人「全国精神障害者社会復帰施設協会」(高野修次会長、全精社協)が運営している。

 財団法人の旧「全国精神障害者家族会連合会」(全家連)が一九九六年に開設。総工費約二十億円のうち八億円は企業からの寄付を当て込んだが集まらず、借入金が経営を圧迫。その後、国などからの補助金の不正流用が発覚し、全家連は二〇〇七年、解散に追い込まれた。運営は全精社協が引き継いだが、現在、累積赤字が約二千万円に達しているという。

 入所・通所の訓練生は約三十人で、うち入所の九人がホテル部門で接客業務などに当たっている。そのほか従業員は約五十人、客室は二十二室。二十日以降は宿泊客を受け入れない方針。

 高野会長は「ここ何カ月かで客数がぐっと減った。それまでは収支がとんとんだった。新たな事業を考えていかないといけない。訓練生、従業員の就労など責任を持って取り組みたい」と話している。


聴覚障害者のFAX要請気づかず、救急車が出動遅れ…横浜

2009年03月16日 00時00分27秒 | 障害者の自立
 横浜市は15日、聴覚障害者の男性が消防司令センターの専用ファクスに送った「妻が自宅で倒れ意識不明」との救急要請に40分間気づかず、出動が遅れたと発表した。

 受信を知らせるブザーが故障していたのが原因で、救急隊は通報から約1時間後に到着。妻は意識を取り戻しており、大事には至らなかったとしている。

 発表によると、男性は14日午後5時頃、横浜市神奈川区の自宅で、夕食の支度をしていた60歳代の妻が台所で倒れているのを見つけ、聴覚障害者専用のファクス回線を使って救急車を要請。同市保土ヶ谷区の消防司令センターが受信したが、ブザーが鳴らず、だれも気づかなかった。

 到着が遅いことから、男性が40分後に別の専用回線を使ってファクスを送ったところ、ブザーが鳴って司令員が気付いた。司令員が当日点検し、ブザーが鳴ることを確認したという。

 上原美都男・市安全管理局長は「二度とこのようなことが起こらないよう、全職員に確実な119番の受信を徹底する」としている。