ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

社会 : 県の「障害者施設工賃アップ制度」 上伊那14団体が登録

2009年03月20日 00時31分03秒 | 障害者の自立
 県上伊那地方事務所は18日、「障害者福祉施設の工賃アップ応援宣言!」登録証を14団体に交付した。上伊那8市町村がすべて登録したほか、民間企業4社、商工団体2団体が登録。同日までの県内の登録団体17団体のうち、2月に県内第1号として村井知事から登録証の交付を受けた2団体を含め、上伊那管内の団体が16団体を占めらことになる。関係者の熱心な取り組みで、障害者施設の工賃アップに向けた理解が上伊那地方で進んでいることを示した。

 宮坂正巳上伊那地方事務所長から登録証の交付を受けたのは、8市町村と駒ケ根商工会議所、箕輪町商工会のほか、伊南建設(駒ケ根市)、富貴屋建設(同)、はなまるファーム(伊那市)、アキ精工(箕輪町)の4社。市町村では障害者施設自主製品の販売協力、特定印刷物の優先発注などを応援する。伊南建設や、はなまるファームでは障害者福祉施設からの就労を受け入れる。

 このうち伊那市西箕輪で花や野菜の苗栽培、リンゴ栽培などを行うはなまるファーム(加藤晴泰代表)では、2月から週4日、1回5-6人の障害者を受け入れ、苗づくりやリンゴジュースのラベル張りなどの作業を開始した。加藤代表は、「農業は機械化できない部分も多く、短時間に集中してこなす作業など、障害者のみなさんの就労に大きな可能性がある。いろいろな手順を考えて効率性を上げれば工賃を上げていくこともできる」と話している。

 登録証の交付式で、宮坂地方事務所長は、「障害者の社会参加、自立に向けてより一層の協力をお願いしたい」と呼び掛けた。


知的障害者の窒息死 障害者施設への賠償請求棄却

2009年03月20日 00時28分59秒 | 障害者の自立
 知的障害者の長男=当時(27)=が入所していた施設で食べ物を気管に詰まらせて窒息死したのは、施設が安全配慮義務を怠ったためだとして、千葉県に住む両親が施設を運営する社会福祉法人などに計3000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、札幌地裁は19日、原告の請求を棄却した。

 判決理由で坂本宗一裁判長は「職員は必要な救命措置を講じた。事故原因となった食物の管理に不備があったという証拠もない」と指摘した。

 判決によると、長男は知的障害者援護施設「札幌光の森学園」(札幌市)に入所していたが、平成12年9月、朝食を取った後、自室に戻る途中に何らかの原因で食物を気管に詰まらせて窒息死した。

公共の場所での障害者との接し方は?

2009年03月20日 00時27分14秒 | 障害者の自立
 ◆公共の場所での障害者との接し方は?

 ◇一声かけてサポート
 ◇異なる生活文化、行動様式 共に学び、遊び相互理解を
 駅など公共の場で障害を持つ人が困っているような場面に遭遇しても、接し方がわからず「見て見ぬふり」をしてしまいがちだ。障害のある人を理解し、接するにはどのようなことに気をつければよいか、当事者や家族に聞いた。

 05年秋に交通事故に遭い、車いす生活になった会社員の長島瑠美さん(24)は「一人前の大人として扱われない」と感じることがあるという。誰かと外出すると、店員が長島さんではなく一緒にいる人に話し掛けがちだからだ。電車やトイレ、エレベーターでは「車いすマークのついているところでは、そこしか使えない人がいることを心に留めてほしい」と話す。

 突然車いすを押すのは、事故につながる危険な行為だ。「一人ぽつんとしている車いすの人を見かけたら、まず声を掛けて」と長島さん。「段差があってもみんな手助けしてくれるようになると本当にうれしい」という。

 盲導犬と生活し始めて1年4カ月の会社員、川嶋一広さん(34)は「黙って腕をつかまれたり、肩をたたかれたりすると怖いし困る。『お手伝いしましょうか』などと声を掛けてもらいたい」と話す。

 道順や物の位置は「あそこ」などの指示語ではなく、具体的な方向や距離がよい。道順ではにおいや音が頼りになるので、飲食店やパチンコ店などを目標に案内すると分かりやすい。電車などでは席を譲られるよりも、つり革の場所を教えてくれたり、ドア近くの位置を空けてくれた方が助かるという。

 外見だけでは障害者と分からない人も多い。流行性耳下腺炎のため4歳で耳が不自由になった会社員の塩谷武志さん(34)は、はっきりした発音で話せるので障害が気づかれにくい。だが、「考えてから話すのでどうしても時間が掛かる。言葉が出ないだけで能力がないと思われてしまうのが残念」という。

 ろうあ者には文字情報があれば事足りるように思われがちだが、日本語を音として習得していないために文字だけでは理解が不十分な人も多い。家族や友人といても会話に入れず、孤独感を募らせがちだ。塩谷さんは「コミュニケーションの手段や動作が違うだけ。手話は見てまねればできるようになるので、一人でも多くの人が学んでくれればもっと理解しあえる」と話す。

 知的障害を持つ人の場合は、声掛けなどに注意点が多い。昨年、知的障害者への接し方を記した「SOSボード」を作り、近隣商店街などに掲示協力を求めた障害者の親のネットワーク「町田サファイアクラブ」の田中洋子代表(59)らに聞いた。

 息子(26)が自閉症の田中さんは「さけびながら走ったり、ぶつぶつ言いながら歩き回ったりしていても、互いに危険な状況でなければ見守ってほしい」と言う。

 こだわりが強く突然の出来事に対応できない人も多いので、大声で話しかけたり急に体を押さえつけるのは厳禁だ。パニックを起こしている場合も体に触れず、ガラスやテーブルなど危険なものを遠ざけ、穏やかな口調や態度で接する。「走ってはだめ」ではなく「歩きましょう」など、短く肯定的な言葉掛けがよいという。

 同じく自閉症の娘(25)を持つ和田吉永さん(53)は「嫌悪感を持たず、温かい気持ちで見守ってくれるだけでも助かる」と話す。

 9歳で失明、18歳で失聴した東京大学先端科学技術研究センターの福島智教授(バリアフリー分野)は「障害者を障害者である前に、人間として考えてほしい」と話す。接し方のアドバイスは、その時その場面でその人が必要としていることをできる範囲でサポートする▽個別具体的な必要性を考えず、マニュアルや思いこみで接しない--ことだ。そして、分からなかったり不思議に思ったことは、障害者自身に質問するとよい。「同じ人間だが生活文化や行動様式が異なる面があるのが障害者なので、互いに理解するには、共に学び遊び働き暮らす関係が大切」という

経済・しずおか:ユニクロに学ぶ障害者雇用講演--23日、浜松で /静岡

2009年03月20日 00時26分00秒 | 障害者の自立
 県は、「障害者雇用支援フォーラム~元気な企業が元気でいるわけ」を23日午前10時から、浜松市中区板屋町のアクトシティ浜松コングレスセンターで開く。衣料量販店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングで障害者の積極的な雇用を進めているCSR部の重本直久さんが、「ユニクロはなぜ障がい者雇用をすすめるのか」の題で講演する。

 同社は障害者雇用率が8・06%と、大手企業では突出して高い。障害者と企業の仲介役を務める「ジョブコーチ」の活動報告や、重本さんら専門家と参加者の意見交換会も予定されている。

 企画した浜松NPOネットワークセンターは「不況で障害者雇用は危機的な状況だ。県内の企業が、障害者を雇用するメリットやヒントを得てくれれば」と話している。入場無料。問い合わせは同センター(053・445・3717)

移動が困難な障害者や高齢者への福祉サービスを目的とした… /滋賀

2009年03月20日 00時25分10秒 | 障害者の自立
 移動が困難な障害者や高齢者への福祉サービスを目的とした福祉有償運送事業者制度の登録で草津市と合意したNPO法人「ディフェンス」代表、福井勲さん(50)を取材した時のこと。

 小児マヒが原因で全身の自由が利かない福井さんは、言葉一つを発するにも力を振り絞っているように見受けられた。取材の途中で「疲れているのでは」と思い、「お茶を飲まれますか」と休憩を促した。すると同じメンバーの女性が「福井は自分のことははっきり言いますから、気を使わなくてけっこうですよ」と。

 ハンディを抱える人を気遣っているつもりが過剰な思いやりになれば、かえって心を傷つけることがある。頭では理解しているつもりだが、実際は迷うことが多い。時間をかけてコミュニケーションを重ねながら、人間関係を学んでいきたい