ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

「人間っていいなあ、感じる授業や」山田泉さんしのぶ会

2009年03月23日 00時29分44秒 | 障害者の自立
 乳がん発病をきっかけに「いのちの授業」に取り組み、昨秋亡くなった大分県豊後高田市の元養護教諭山田泉さん(享年49)をしのぶ会が22日、同市内で催された。かつての教え子や同僚、交友のあったボランティアや闘病仲間ら約150人が、東京や鳥取など各地から集まり、映像や音楽を交えながら、パワフルだけど涙もろい「保健室のおばさん先生」のエピソードを、涙と笑いで分かち合った。

 冒頭、スクリーンに大写しされた山田さんが語った。「いのちの授業はな、それでも人間っていいなあ、と『感じる』授業や。何かを理解させたり、教えたりするんじゃない」。07年3月、教壇から去る時に撮ったインタビューで、ドキュメンタリー取材で半年間密着したテレビ局員が個人的に製作したものだ。

 若いころから性教育に情熱を注ぎ、平和、人権、障害者支援でも動いた。学校の外に広がる人脈が00年のがん告知以降に生きた。自らの死を意識し、追いつめられる日々のなかで「人生で一番大切なことを伝えたい」と考えた山田さんは、末期がん患者や脳性まひの書家らを教室に呼び、子どもたちと出会わせた。

 いのちの授業に影響された教え子は多く、この日も約30人が足を運んだ。「山ちゃんのように生徒に寄り添いたい」と教員への夢を語ったり、手足の不自由な元ハンセン病患者とかかわって医療器具の開発者を目指していると明かしたり。

 高校を卒業したばかりの女性2人は手作り絵本を朗読。昨春、当時のクラスメートが自殺したのを機に、「あなたを忘れない」との思いを込めて山田さんと一緒に作り、死の直前に完成した。

 摂食障害に苦しんだ大学時代を山田さんに支えられた29歳の女性パティシエが焼いたというケーキが壇上へ。自作の追悼歌をアカペラや生ギターで演奏する人もいて、思い出話が3時間以上続いた。

米大統領:苦手なボウリング「障害者みたい」失言を謝罪

2009年03月23日 00時28分14秒 | 障害者の自立
 【ワシントン及川正也】オバマ米大統領は19日、NBCテレビの人気深夜番組で、苦手なボウリングの練習について「スペシャルオリンピックス(知的発達障害者のスポーツ大会)のようだ」と笑いながら表現した。

 収録後、同大会のシュライバー会長に電話で謝罪。同会長はこれを受け入れたが、米メディアに「こうした発言は特別な手助けが必要な人に屈辱を与える」と苦言を呈した。

 大統領は昨年の大統領選中、ボウリングに挑戦したが、ガターを繰り返して成績が悪く、メディアなどで冷やかされた。番組で司会者から「(ホワイトハウスの)ボウリング場を閉鎖したのでは」と問われ、答えた。

 大統領は大統領選直後の記者会見で、レーガン元大統領夫人のナンシーさんが「降霊術」を使うと発言し、謝罪したことがある。

障害ある学生をサポート 宮教大が支援室設置

2009年03月23日 00時26分06秒 | 障害者の自立
 宮城教育大は新年度、「障害学生支援室」を設置し、聴覚や身体に障害のある学生の修学を大学を挙げてサポートするシステムを構築する。全国的に障害のある学生の進学が増え、入学後の対応に苦慮する大学も多いが、宮教大は「障害学生支援のモデルを目指す」としている。

 2008年度、宮教大に在籍する障害学生は16人。内訳は聴覚障害8人、肢体不自由5人、視覚障害1人など。

 支援室には学生の相談に応じるコーディネーターや事務員を置く。障害種別に応じた専門部会を設け、必要な援助策を検討する。

 これまで、障害学生には担当教員を通じて個別に対応していたが、窓口を一本化し、より細かなニーズの吸い上げや支援に当たる。

 宮教大は04年度、「障害学生修学支援プロジェクト」を始動させた。ボランティアサークルと連携し、教育環境の整備に取り組んだ。

 障害学生の半数を占める聴覚障害者には講義を要約筆記するノートテークや手話通訳、教員の声を文字に変換する音声認識通訳でサポート。送迎用駐車スペースの確保、校舎のバリアフリー化なども進めてきた。

 大学全入時代を迎え、入学者確保を狙って障害者を積極的に受け入れる大学は増えているが、入学決定後に支援体制を整備するケースが多い。

 施設の改築や専門的ケアにはコストがかかり、二の足を踏む大学も少なくない。高まっている障害者の進学志向に十分に応えられていないのが実情だ。

 宮教大の高橋孝助学長は「全障害領域をカバーする教員養成大学として、障害学生の教育を受ける権利を保障する責務がある。支援のノウハウを蓄積し、普及させたい」と話している。

障害者書道に支援の輪

2009年03月23日 00時24分48秒 | 障害者の自立
 障害がある人の書道活動を支えるノウハウを紹介する講習会「墨の匂(にお)いの中で書を楽しもう!」が21日、鳥取市尚徳町のとりぎん文化会館で開かれ、車いすの障害者やボランティア計約40人が大きな筆を使っての書に挑戦した。

 県が今年度から始めた障害者の絵や書の作品展「きらきらアート展」の一環として、福祉施設の関係者らでつくる実行委が支援者の輪を広げようと企画。奈良市の福祉施設で障害者を指導している書家南明容(めいよう)さん(60)を講師に招いた。

 南さんは「ひじや手首の関節を曲げるのを手伝うだけで、豪快な字が書けます」とボランティアにアドバイス。参加者は腕や腰を支えてもらいながら、床に広げた大きな和紙に長さ約1メートルの大筆を思う存分に走らせていた。

 車いすに乗る岩美町浦富、山本芳枝さん(60)は「表現の場を持つことで人生の楽しみが増える。支援してくれる人が増えればありがたい」と話していた。

 実行委は「きらきらアート展」東部地区巡回展を、22日まで鳥取市元大工町の交流施設「高砂屋」で開いている。


ボール奪い合い聴覚障害者熱く

2009年03月23日 00時23分09秒 | 障害者の自立
 聴覚に障害のある人たちが楽しむデフバスケットボールの全国大会「ミミリーグ」が21日、京都市右京区の西京極総合運動公園・市体育館で始まった。参加者たちは、激しくボールを奪い合う熱戦を展開した。

 特定非営利活動法人(NPO法人)「日本デフバスケットボール協会」の主催で、7回目の今回は京都での初開催となった。北海道から福岡まで男子12、女子8の計20チーム、約200人がリーグ戦を行った。

 聴覚障害者に分かりやすいように主審は目立つ黄色い手袋を着用し、線審は旗を振るなどの工夫が行われている。この日は、激しいドリブルやシュートに歓声が上がり、地元京都チームの試合では大きな歓声が送られた。

 22日には、トーナメント形式で試合が行われ、優勝チームが決まる。