西日本工業大・情報デザイン学科(小倉北区)の学生や北九州市内の小中学生が、障害者の声を聞きながら、障害の有無や年齢にかかわらず誰でも使いやすいユニバーサルデザインのバッグを7点製作した。市障害福祉ボランティア協会による初めての試み。20‐31日に戸畑区汐井町の「ウェルとばた」2階に展示する。入場無料。
大学生と小中学生、協会メンバー、障害者、ボランティア団体メンバー約30人が製作に参加。3班に分かれ、目の不自由な女性、車いすの男性、サリドマイド薬害で手が短い障害がある女性から意見を聞いた。
2月に3人と一緒に買い物や食事に出掛け、支払いや荷物をバッグに入れる際にどうすれば使いやすいかを調べた。班内でアイデアを出し合い、バッグの機能や形を決定。今月7日から19日まで、小倉北区の手芸洋品店「ナカノテツ」のミシンを借り、縫い物の得意な協会メンバーの指導を受けながら学生が仕上げた。
視覚障害者向けの「ショリック」はショルダーバッグとしてもリュックサックとしても使用可能。ポケットをすぐ手に届く位置に移すことができ、白杖や傘の収納ポケットもある。同学科3年の藤本聖加さん(21)は「見えなくても区別できるよう、3つあるチャックのリングの大きさも変えました」と話す。
車いす用の「三つ葉ック」は、車いすの背もたれに掛けて人に中身を取ってもらうことを想定。3つのチャックを赤、黄、青に塗り分け「赤のチャックから取って」などと頼みやすくした。サリドマイド被害者用は、体のバランスが取りやすいリュックタイプだ。
製作メンバーとして参加した聴覚障害のある豊田文子さん(68)は「大学生や小学生のアイデアと頑張りに感心しました」と話していた。4月2‐12日は八幡東区の北九州イノベーションギャラリーでも展示する。
大学生と小中学生、協会メンバー、障害者、ボランティア団体メンバー約30人が製作に参加。3班に分かれ、目の不自由な女性、車いすの男性、サリドマイド薬害で手が短い障害がある女性から意見を聞いた。
2月に3人と一緒に買い物や食事に出掛け、支払いや荷物をバッグに入れる際にどうすれば使いやすいかを調べた。班内でアイデアを出し合い、バッグの機能や形を決定。今月7日から19日まで、小倉北区の手芸洋品店「ナカノテツ」のミシンを借り、縫い物の得意な協会メンバーの指導を受けながら学生が仕上げた。
視覚障害者向けの「ショリック」はショルダーバッグとしてもリュックサックとしても使用可能。ポケットをすぐ手に届く位置に移すことができ、白杖や傘の収納ポケットもある。同学科3年の藤本聖加さん(21)は「見えなくても区別できるよう、3つあるチャックのリングの大きさも変えました」と話す。
車いす用の「三つ葉ック」は、車いすの背もたれに掛けて人に中身を取ってもらうことを想定。3つのチャックを赤、黄、青に塗り分け「赤のチャックから取って」などと頼みやすくした。サリドマイド被害者用は、体のバランスが取りやすいリュックタイプだ。
製作メンバーとして参加した聴覚障害のある豊田文子さん(68)は「大学生や小学生のアイデアと頑張りに感心しました」と話していた。4月2‐12日は八幡東区の北九州イノベーションギャラリーでも展示する。