脳性まひなど重い障害がある子どもの家族らでつくる「大崎重症心身障害児(者)を守る会」が発足から10周年を迎えた。節目の年に合わせて記念誌も発刊。障害児が地域で暮らす方策や支援の在り方を探ってきた同会は「この10年で得た多くのつながりを大切に、これからも地道に活動を続けていきたい」と決意を新たにしている。
記念誌はA4判、17ページで、2000部発行。地元病院の小児科医ら関係者からのメッセージや障害児、障害者の母親11人が活動を振り返った文章を盛り込んだ。
守る会がサポートする子どもたちは身体障害と知的障害を併せ持ち、多くが常に医療ケアを必要として暮らしている。
ある母親は子どもの障害が分かった当時を「泣いてばかりいた」と振り返り、「守る会での経験が良い力になっている。昔のわたしのような人が少しでも楽しみを見つけられるような存在になっていきたい」という思いを記した。
別の母親は「力を合わせて大きな声にすることで、周りの理解も得られ、人の輪も広がっていく」と活動の手応えをつづった。
会は1999年9月、県重症心身障害児(者)を守る会の分会として設立された。現在は大崎地域に住む障害児の母親ら会員14人が中心となり、定期的に勉強会や催し、シンポジウムを開いている。
大友祥子会長は「『最も弱いものを一人ももれなく守る』という会の原点に立ち返り、これからも活動していきたい」と話している。
記念誌は一般の希望者にも配布している。連絡先は大友会長0229(22)1727。
記念誌はA4判、17ページで、2000部発行。地元病院の小児科医ら関係者からのメッセージや障害児、障害者の母親11人が活動を振り返った文章を盛り込んだ。
守る会がサポートする子どもたちは身体障害と知的障害を併せ持ち、多くが常に医療ケアを必要として暮らしている。
ある母親は子どもの障害が分かった当時を「泣いてばかりいた」と振り返り、「守る会での経験が良い力になっている。昔のわたしのような人が少しでも楽しみを見つけられるような存在になっていきたい」という思いを記した。
別の母親は「力を合わせて大きな声にすることで、周りの理解も得られ、人の輪も広がっていく」と活動の手応えをつづった。
会は1999年9月、県重症心身障害児(者)を守る会の分会として設立された。現在は大崎地域に住む障害児の母親ら会員14人が中心となり、定期的に勉強会や催し、シンポジウムを開いている。
大友祥子会長は「『最も弱いものを一人ももれなく守る』という会の原点に立ち返り、これからも活動していきたい」と話している。
記念誌は一般の希望者にも配布している。連絡先は大友会長0229(22)1727。