東日本大震災や東京電力福島第1原発事故で、東京都新宿区の都営住宅、百人町4丁目第四・第五アパートに避難中の約60世帯を対象とした初の総合相談会が7日、同区百人町の特別養護老人ホーム「新宿けやき園」で行われた。被災者は、高齢者や障害者らを抱え、慣れない都会暮らしについて、担当者から真剣な表情で話を聞いていた。
相談会では、区職員が被災者から日常生活での困り事を聞き取り、区内で受けられる医療や介護サービスのほか、学校の転校手続き方法、生活費貸し付けの申請方法などを説明した。
区によると、寄せられた相談件数は16世帯から27件。高齢者や障害者サービスについての相談が目立った。
福島県いわき市の自宅が地震で半壊し、一家で避難中のホームヘルパーの女性(63)は「地震ですべてを失った。夫は障害を抱え、その後の生活をどうなるのか先が見えず、途方にくれている。不安ばかりだったが、近くの作業所のことや今後の仕事、年金のことが見えて少し安心した」と話していた。
原発事故で避難指示が出ている同県南相馬市から一家5人で避難中の30代の会社員は「親類が10人近く津波で亡くなった。都内に来ても慣れない暮らしで戸惑うことも多かった。今日は近くの子供の医療機関や、高齢の祖母が通える場所を聞けて良かった」と、今後の見通しが分かったと述べた。
MSN産経ニュース
相談会では、区職員が被災者から日常生活での困り事を聞き取り、区内で受けられる医療や介護サービスのほか、学校の転校手続き方法、生活費貸し付けの申請方法などを説明した。
区によると、寄せられた相談件数は16世帯から27件。高齢者や障害者サービスについての相談が目立った。
福島県いわき市の自宅が地震で半壊し、一家で避難中のホームヘルパーの女性(63)は「地震ですべてを失った。夫は障害を抱え、その後の生活をどうなるのか先が見えず、途方にくれている。不安ばかりだったが、近くの作業所のことや今後の仕事、年金のことが見えて少し安心した」と話していた。
原発事故で避難指示が出ている同県南相馬市から一家5人で避難中の30代の会社員は「親類が10人近く津波で亡くなった。都内に来ても慣れない暮らしで戸惑うことも多かった。今日は近くの子供の医療機関や、高齢の祖母が通える場所を聞けて良かった」と、今後の見通しが分かったと述べた。
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