ゴエモンのつぶやき

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つなごう希望:東日本大震災 続く不安、障害者のサポート急務 /熊本

2011年04月28日 01時52分34秒 | 障害者の自立
 <被災者支援>

 ◇専門職派遣呼びかけ 福島県内の避難所訪問「きょうされん」熊本支部会見

 ◇来月10日に活動報告会

 東日本大震災で被災した障害者らの支援活動をしている「きょうされん」熊本支部が27日、県庁で記者会見し「障害者は誰がどこにいるかも分からず、被災直後のような状態が続いている」と、専門職派遣などを呼びかけた。同支部は5月10日午後6時半から、熊本市長嶺南の県身体障害者福祉センターで報告会を開く。

 福祉事業所などでつくる「きょうされん」は日本障害フォーラム(JDF)の一員として、岩手、宮城、福島3県で被災した障害者や家族を支援し、熊本支部は福島県郡山市の支援センターで活動している。

 4日から10日間現地入りした精神保健福祉士の飯川修二さん(48)は、被災した障害者の実態把握のため福島県内の避難所を訪問して回った。ある避難所では「障害者はいない」と言われたが、館内放送をしたところ精神保健ボランティアから「この避難所に何人もいて、医師や薬の手配をしている」と打ち明けられた。

 飯川さんは「特に精神障害者は差別を恐れたり遠慮したりして避難所でも言いにくい。施設職員や自治体も被災していて実態がつかめない。県外から支援につなげられるネットワークが必要だ」と話した。

 熊本支部事務局長の宮田喜代志さん(52)も現地入りし、国の補助金など福祉事業所は一般企業と組織が異なるため、復興の枠組みを別にする必要があると感じた。「事業所の納入先は地域の企業であり、並行して復興を進めることが必要だ。県内でもいつどんな災害があるか分からず、事業所が被災後に再開するための仕組みを考えなければならない」と話した。

 5月10日の報告会では飯川さんらが現地報告をし、資機材や車など被災した作業所の再開に必要な物資の提供などを呼びかける。

毎日新聞 2011年4月28日 地方版

絵本図書室:2階にカフェ新設 1階で障害者の作る小物販売--和歌山 /和歌山

2011年04月28日 01時35分36秒 | 障害者の自立
 JR和歌山駅南側のみその商店街の空き店舗を活用した絵本図書室「絵本ぐるぐる」(同市美園町5)が今月、リニューアルオープンした。従来は1階のみで営業していたが、2階にも店舗を増設。お茶を飲みながら絵本を楽しむカフェや、障害者がデザインした絵はがきなどの販売スペースを増やした。

 絵本カフェを1階から2階に移動し、座席10席を設置。親子連れも集まりやすいレンタルスペースを新設した。1階では、県内外の10施設を利用する障害者が手がけた小物を販売している。

 スタッフの児玉夏希さん(30)は「憩いの場として、人のつながりを広げたい。障害者の方が作る商品の魅力も伝えたい」と話している。

 問い合わせは、絵本ぐるぐる(073・425・1113)。

毎日新聞 2011年4月27日 地方版

帽子づくり:楽しさ知って 障害者、編んだ生地使い--宝塚の田中さん /兵庫

2011年04月28日 01時30分46秒 | 障害者の自立
 ◇「後継者を育てたい」

 宝塚市安倉南4の田中雅子さん(69)が、作業所で働く障害者が編んだ生地を使うなどして、帽子作りに励んでいる。ハンチング、キャップなど、これまで約250個が完成。一部は市内のアンテナショップで販売している。「思ったような形にできるとうれしい。元気なうちに後継者を育てたい」と意気込む。【後藤豪】

 図書館で帽子の作り方を書いた本に出合い、新大阪にある著者の帽子教室を調べ出して、07年10月から製作を学んできた。

 造園業を営む田中さんの製作場所は、自宅のアトリエ。帽子作りで難しいのは、型紙をおこすことだという。「1ミリ、2ミリでもずれるとしっくりこない」。本などの付録についている型紙を写すことが多いが、オリジナル作品を生み出すため、教室でアレンジの仕方を教わった。

 生地はインターネットや友人から買うことが多いが、宝塚市の作業所で働く知的障害者が編んだ生地も用いる。この生地を使った作品は、宝塚さざんか福祉会が運営するアンテナショップ「サザンクオリティー」(同市逆瀬川1)で今月から販売している。

 田中さんは「帽子づくりは、手間ひまかけた分だけ、喜びも大きくなる。多くの人に、ものづくりの楽しさを知ってほしい」と話した。

毎日新聞 2011年4月27日 地方版

全国バリアフリー旅行情報:障害者や高齢者の旅行手助けHP--松江市 /島根

2011年04月28日 01時29分01秒 | 障害者の自立
 障害者や高齢者に旅を楽しんでもらおうと、NPO法人「プロジェクトゆうあい」(松江市殿町)が13地域を取り上げたホームページ「全国バリアフリー旅行情報」(http://www.barifuri.jp)を作った。東京タワーや伊勢神宮など観光地周辺の交通機関や宿泊施設、車椅子での利用の可否などについて、全国14団体が調べた結果を反映。松江市内では、玉造温泉や堀川遊覧船、八重垣神社の情報を掲載している。

 サポート団体のブログや利用者同士が情報交換できる機能も予定。同NPOの川瀬篤志さんは「ここは使いやすかったなど全国的なネットワークを広げ、旅に出かけてほしい」と意気込む。

 旅行者の手助けをすることも多い川瀬さん。昨年、四国から来た視覚障害を持つ男性を出雲大社に案内した。「家に閉じこもりがちだった男性が、今度は沖縄に行きたい、と言ってくれた」と喜ぶ。

 今後HPで取り上げる地域を増やして充実させていきたいという。

毎日新聞 2011年4月27日 地方版

約4割がホームから転落経験 視覚障害者団体がアンケート

2011年04月28日 01時27分14秒 | 障害者の自立
 駅ホームからの転落を防止する「ホームドア」の設置促進をめぐり、視覚障害者団体が行ったアンケートで、約4割の視覚障害者がホームから転落した経験があり、約6割が転落防止策として可動式のホーム柵の設置を最優先すべきと回答したことが分かった。国土交通省の検討会議で27日、報告された。

 アンケートはJR目白駅(東京都豊島区)で今年1月、全盲の男性がホームから転落し電車にはねられ死亡した事故を受けて、全国に延べ約5万人の会員を持つ「日本盲人会連合」が2月に実施。全盲を含む30代以上の視覚障害者252人から回答を得た。

 ホームからの転落経験について、92人が「ある」と回答。転落しそうになった経験がある人は151人にのぼり、理由としては、いずれも「方向が分からなかった」が最も多かった。

 最優先すべき転落防止策については「可動式のホーム柵の設置」との回答が圧倒的で158人にのぼった。次いで「ブロックのきちんとした敷設」(44人)、駅員の配備(32人)となっている。

MSN産経ニュース