京都府精華町の社会福祉法人「相楽福祉会」が東日本大震災で被災した宮城県や福島県の障害者施設への支援活動を続けている。職員を派遣して現地の施設で手助けしたり、食料などを届けており、「今後も長期的な支援が必要」としている。
相楽福祉会は、奈良県のNPO法人や社会福祉法人など計12団体で「東日本大震災関西障害者応援連絡会」を結成し、事務局を担当している。
震災直後の3月16日から宮城県内に職員を派遣し、宮城県石巻市の入所更生施設「ひたかみ園」で支援活動を始めた。さらに3月26日からは、福島県いわき市内のグループホームの入居者約70人が一時避難した長野県駒ケ根市、宮田村の障害者施設での支援も担当。今月15日まで入浴や洗たくなどを手伝った。
現地では、応援連絡会に加わる各団体の職員が数日ずつ滞在して活動する。ひたかみ園では、夜勤を担当して多忙な園の職員に休養してもらった。豚カツの差し入れは、おにぎりや菓子パン中心の食事が続く避難者たちに喜ばれたという。
相楽福祉会の廣瀬明彦理事長は「ニーズがあれば職員の派遣を続ける。現地の通所施設の製品をこちらで販売したり、個々の生活再建も支えていきたい」と話す。
応援連絡会の取り組みは、相楽福祉会の機関紙「相楽」の号外に掲載し、これまで2回、各2千部を精華町や木津川市の関係者に配った。住民から活動へのカンパも多く寄せられ、支援の輪が広がっている。カンパなどの問い合わせは相楽作業所TEL0774(93)3277。
京都新聞
相楽福祉会は、奈良県のNPO法人や社会福祉法人など計12団体で「東日本大震災関西障害者応援連絡会」を結成し、事務局を担当している。
震災直後の3月16日から宮城県内に職員を派遣し、宮城県石巻市の入所更生施設「ひたかみ園」で支援活動を始めた。さらに3月26日からは、福島県いわき市内のグループホームの入居者約70人が一時避難した長野県駒ケ根市、宮田村の障害者施設での支援も担当。今月15日まで入浴や洗たくなどを手伝った。
現地では、応援連絡会に加わる各団体の職員が数日ずつ滞在して活動する。ひたかみ園では、夜勤を担当して多忙な園の職員に休養してもらった。豚カツの差し入れは、おにぎりや菓子パン中心の食事が続く避難者たちに喜ばれたという。
相楽福祉会の廣瀬明彦理事長は「ニーズがあれば職員の派遣を続ける。現地の通所施設の製品をこちらで販売したり、個々の生活再建も支えていきたい」と話す。
応援連絡会の取り組みは、相楽福祉会の機関紙「相楽」の号外に掲載し、これまで2回、各2千部を精華町や木津川市の関係者に配った。住民から活動へのカンパも多く寄せられ、支援の輪が広がっている。カンパなどの問い合わせは相楽作業所TEL0774(93)3277。
京都新聞