ゴエモンのつぶやき

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歩行補助スーツお披露目 体験OK 岡山に拠点

2011年04月24日 02時50分06秒 | 障害者の自立
 障害者や高齢者らの体に装着して歩行を補助するパワーアシストスーツ「HAL(ハル)」を展示する「HAL SPOT」が22日、岡山市北区芳賀のテクノサポート岡山にオープンした。世界的に注目を集める技術を県民や産業関係者らに公開し、情報発信や技術開発につなげるのが狙い。ハルの開発者で岡山市出身の山海嘉之・筑波大大学院教授は式典に出席し、「岡山を最先端テクノロジーの拠点にしたい」と意気込みを語った。(西蔭義明)

 ハルは、山海教授が2004年にベンチャー企業「サイバーダイン」(茨城県つくば市)を設立して開発した。筋肉を動かそうとする際に皮膚表面に現れる微弱な電気信号を感知し、歩いたり、立ったりする動作を関節部分につけたモーターと連動させて補助する。太ももからふくらはぎの外側にかけて装着でき、サイズはSからLまで3種類。

 同社によると、ハルは全国約70の医療、福祉施設が約200台導入し、リハビリなどに活用しているという。県も今年から病院などにハルを貸し出す事業を始める方針で、20台を3年間提供し、毎年研究テーマを変えて効果を検証する。

 今回の拠点は、県民へのPRのため常設スペースに10台展示。利用方法などを書いたパネルを掲示するほか、装着して体験もできる。また、ハルの幅広い活用方法や更なる技術開発の可能性を探るため、県産業振興財団やサイバーダインの職員は今後、県内の研究施設や企業を訪問し、産官学の連携を深めていく予定。

 この日の式典では、石井知事がハルのセンサーを腕に装着し、皮膚の電気信号を感知してモーターを動かす先端技術を体験。「サイバーロボットになったような感覚」と笑顔を見せ、「もっと多くの人に体験してもらい、岡山をものづくり産業の拠点として発展させたい」とあいさつした。山海教授は「西日本の拠点として、人材育成、新産業創出を担ってもらいたい」と期待していた。

 「HAL SPOT」の利用は平日の午前9時~午後5時。問い合わせは県産業振興財団(086・286・9651)。


歩行補助スーツお披露目 体験OK 岡山に拠点

(2011年4月23日 読売新聞)

香川の3団体にセシールが寄贈

2011年04月24日 02時27分14秒 | 障害者の自立
 通信販売大手のセシール(高松市)は、香川県身体障害者協会、同県社会福祉協議会、同県聾(ろう)教育後援会の3団体に、それぞれ10万円を寄贈した。

 高松市の県社会福祉総合会館で寄贈式が行われ、セシールの佐々木宏治・人事総務本部長が「少しでもお役に立てれば」と各団体の代表に目録を贈った。3団体を代表し、県身体障害者協会の石原收会長が「有効に使わせていただきます」とお礼の言葉を述べた。

 寄贈は同社の地域貢献活動の一環で25回目。今回を含め寄贈総額は1億2010万円となった。

MSN産経ニュース -

障害者施設がそば処営業へ

2011年04月24日 02時23分05秒 | 障害者の自立
【日光】障害者に就労の場を提供しようと、花石町の知的障害者施設「愛晃の杜」(村松栄一施設長)は25日、敷地内に飲食店「そば処愛晃庵」をオープンさせる。施設利用者が接客を行うほか、ケーキなどの調理も担当する予定。地元産のそばや米粉麺などを廉価で提供し、地元住民にも親しまれる店舗を目指す。23日には招待客を招き、記念式典を行う。

 同施設は知的障害者授産・児童デイサービス複合施設として、2005年に開所した。施設を利用する障害者は公園清掃などの作業を行っているが、1カ月の収入は1万円ほどだ。

 このため、就労の場を提供して社会参加のきっかけにすることや、所得の向上を目的に、飲食店をオープンさせることにした。

 敷地内の空き地を活用し昨年10月から建設を開始、ことし3月に完成した。鉄骨2階建てで、延べ床面積は約370平方メートル。1階部分が店舗で40席。2階には、ケーキやクッキーなどの菓子を製造するスペースを確保した。夏には施設利用者が菓子づくりを行い、店舗で提供する予定だ。

 自家製の十割そばや米粉麺がメインで、カレーやエビ天丼なども提供する。施設の料理人が調理を行うが、接客や食器洗いなどは施設利用者が担当する。

 希望者を対象に3月中旬から1カ月以上、接客の研修を行った。村松施設長は「これまで控えめだった施設利用者が、明るく積極的になった。働く喜びを感じているようだ」と手応えを感じている。

 接客を担当する秋沢円さん(22)は「お客さまに『ありがとう』と言ってもらえるようがんばりたい。多くの人と話しをするのも楽しい」と、オープンを心待ちにしている。

 観光客だけでなく、地域住民にも来てもらおうと、手頃な値段に設定。加入無料の会員になれば、通常550円のもりそばなどを500円で提供する。

 営業時間は午前11時から午後4時まで。水、日曜定休。問い合わせは同施設電話0288・53・6166。

下野新聞

マラソン大会「志摩ロードパーティ」参加者7,246人、障害者もボランティアも輝く

2011年04月24日 02時21分16秒 | 障害者の自立
 志摩スペイン村パルケエスパーニャ(志摩市磯部町坂崎)を発着地点とするマラソン大会の「志摩ロードパーティ」が4月17日、同市磯部町一帯で開催された。主催は「志摩ロードパーティ2011」実行委員会。

 的矢湾や太平洋を見ながら走るシーサイドビューと、アップダウンの激しい高低差が健脚者に人気の同大会、ハーフ(21.0975キロ)マラソン=3,156人、10キロマラソン=2,763人、スペイン村の中を走るパルケパーティラン(3キロ)=960人、パルケジュニアラン(3キロ)=273人、バリアフリーパーティラン(2キロ)94人の合計=7,246人が参加した。大会来場者数は約32,000人となった(主催者発表)。

 毎年増加傾向にある参加申込は、昨年に引き続き今年も定員の8,000人をオーバーした。バリアフリーパーティラン50人の募集枠もすぐにいっぱいになった。それに応えるためのボランティアスタッフも1,000人を超えた(一般=955人、バリアフリー=86人)。「参加者8,000人に対してボランティア人員は最低でも1,000人が必要。参加ボランティアのリピート率は5割以上。毎年来てくれるボランティアの人との再開も楽しみの一つ」とボランティア担当の東原達也さん。

 障害者が健常者と同じマラソンコースを走ることができることも人気の一つ。今回初めて選手宣誓を、頚椎(けいつい)損傷で障害を持つ志摩市出身の柴原昭さんが行った。柴原さんはバリアフリーパーティランを車椅子で完走した。バリアフリー担当の野口あゆみさんは「ボランティアの手厚いサポートがあるので障害者は、安心して走ることができる」と打ち明ける。「障害者だけのマラソン大会はあるが、一般参加者と同じコースを走ることができる大会は全国的にも珍しいのでは?参加するまでの不安を取り除くバリアフリー化も大会の運営には大切」とも。

 実行委員長の山下弘さんは「東北の人たちのことを思いながら運営を目指した。義援金募金箱も設置した。やる(大会を実行する)ことが東日本大震災被災者のためになる――と実行を決断した。おかげさまで晴天にも恵まれ大成功となった。以前、ホノルルマラソンに参加したとき、ボランティアの温かい声援やサポートがとてもすばらしいと感じ、地元でもそういった大会を目指したいと思ってこれまで続けてきた。ランナーからもボランティアの評価は非常に高い」と話す。

 各部門の優勝者は、ハーフハーフマラソン男子の部=杉山純一さん(1時間12分19秒)、女子の部=鈴木純子さん(1時間21分45秒)、10キロ男子の部=荒木尚馬さん(32分42秒)、女子の部=林亜沙美さん(36分11秒)。

伊勢志摩経済新聞 -

精神障害者と、語らいの場 楠木町の「里楽巣」

2011年04月24日 02時19分22秒 | 障害者の自立
 山口市楠木町に憩いの家「里楽巣(りらっくす)」がある。精神障害者への理解を深め地域との交流の場にと、ボランティアグループ「ひまわりの会」が2002年に開いた。一般の人も利用できるが、まだまだ知れ渡っていない。本田繁美会長(60)は「精神障害者と実際に話せば、普通の人だと分かるはず。一度来てみて」と呼び掛けている。

 6畳の和室で、5、6人の利用者がテレビを見たり、ボランティアとおしゃべりしたりしていた。正午になると、昼ご飯が出てきた。ボランティアの手作りの味に笑みがこぼれた。

 ひまわりの会は、県主催のヘルスボランティア養成講座を受けた有志15人が集まり、1997年に発足した。「地域と交流し、障害を正しく理解してもらいたい」と、翌年、山口市朝田で喫茶店「ランチタイムひまわり」を始めた。近くに障害者の作業所があったこともあり、利用者も多く、地域の人も気軽に立ち寄れる場所だった。週3日の営業で、280円の日替わりランチは一人暮らしのお年寄りにも好評だった。

 家主の都合で2001年に閉店。移転先を探したがなかなか見つからなかった。「精神障害者はコミュニケーションが苦手なことも多いが、家から一歩外に出て人と関わることが社会参加につながる。居場所をなくしてはいけない」と、本田さんの母が貸家にしていた一軒家を借り、月に5回、里楽巣として利用できるようにした。

 利用料は昼食代込みで1回300円。一般の人は400円で利用できる。会はこれまで地域の集会で利用を呼びかけたり、毎年2月に交流会「里楽巣まつり」を開いたりしてきたが、訪れる人はわずかだ。本田さんは「精神障害者は怖いと誤解している人もいるのでは」と推測する。

 ボランティアの減少と高齢化も課題だ。会は年1回、3日間のボランティア養成講座を開くが、受講後にボランティアとして運営に参加してくれる人は少ない。今は9人が交代で里楽巣で活動している。本田さんは「特に若い人に来てもらって、精神障害者に対するイメージを変えてもらいたい」と話している。

 問い合わせは、里楽巣を管理しているNPO法人鴻の峯(083・924・5561)へ。

朝日新聞