NPOドリームフィールド(大山浩司代表)は29日、障害者自立支援法に定める就労継続支援A型事業所「雑貨カフェ いもねこ」を、浜松市南区芳川町にオープンする。
広汎性発達障害や精神疾患のある若者がスタッフとして働きながら自立を目指すとともに、健常、障害の区別なくだれもがゆっくりと過ごせる場を育てる。
同NPOは市内でフリースクールを開いて、今年で8年目を迎える。「生徒たちが社会に出る前のワンステップとなる場が必要。自分なりの生き方を見つけてほしい」(大山代表)と、同事業所の開設を決めた。
フリースクールに通う18歳以上の若者で発達障害などがある10人をスタッフとして採用し、1年間かけて市内の喫茶店で接客や調理方法の研修を積ませてきた。店では配膳や調理係として働き、仕事や接客などに慣れていく。
店内は床やいす、棚などに木材を使い、柔らかい雰囲気を演出した。カフェコーナーでは、フリースクール生が育てた野菜を使ったカレーやハヤシライス、ケーキなどを提供。雑貨コーナーでは日用品も販売する。
23日、プレオープンした店には、大勢の客が訪れた。スタッフの一人で、中学2年から同スクールに通う武田侑子さん(20)は「(研修を積んで)コーヒーが上手に入れられるようになった。接客は緊張するけれど、居心地の良い空間になってほしい」と意気込む。来店客の鈴木美恵さんは「落ち着いた雰囲気でゆっくり楽しめる」と笑顔で話した。問い合わせは同NPO〈電053(422)5203〉へ。

来店客に笑顔で話し掛けるスタッフ=浜松市南区芳川町の「雑貨カフェ いもねこ」
アットエス
広汎性発達障害や精神疾患のある若者がスタッフとして働きながら自立を目指すとともに、健常、障害の区別なくだれもがゆっくりと過ごせる場を育てる。
同NPOは市内でフリースクールを開いて、今年で8年目を迎える。「生徒たちが社会に出る前のワンステップとなる場が必要。自分なりの生き方を見つけてほしい」(大山代表)と、同事業所の開設を決めた。
フリースクールに通う18歳以上の若者で発達障害などがある10人をスタッフとして採用し、1年間かけて市内の喫茶店で接客や調理方法の研修を積ませてきた。店では配膳や調理係として働き、仕事や接客などに慣れていく。
店内は床やいす、棚などに木材を使い、柔らかい雰囲気を演出した。カフェコーナーでは、フリースクール生が育てた野菜を使ったカレーやハヤシライス、ケーキなどを提供。雑貨コーナーでは日用品も販売する。
23日、プレオープンした店には、大勢の客が訪れた。スタッフの一人で、中学2年から同スクールに通う武田侑子さん(20)は「(研修を積んで)コーヒーが上手に入れられるようになった。接客は緊張するけれど、居心地の良い空間になってほしい」と意気込む。来店客の鈴木美恵さんは「落ち着いた雰囲気でゆっくり楽しめる」と笑顔で話した。問い合わせは同NPO〈電053(422)5203〉へ。

来店客に笑顔で話し掛けるスタッフ=浜松市南区芳川町の「雑貨カフェ いもねこ」
アットエス