ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

就労支援、29日開所 南区に、雑貨カフェいもねこ

2011年04月25日 01時13分30秒 | 障害者の自立
 NPOドリームフィールド(大山浩司代表)は29日、障害者自立支援法に定める就労継続支援A型事業所「雑貨カフェ いもねこ」を、浜松市南区芳川町にオープンする。
 広汎性発達障害や精神疾患のある若者がスタッフとして働きながら自立を目指すとともに、健常、障害の区別なくだれもがゆっくりと過ごせる場を育てる。
 同NPOは市内でフリースクールを開いて、今年で8年目を迎える。「生徒たちが社会に出る前のワンステップとなる場が必要。自分なりの生き方を見つけてほしい」(大山代表)と、同事業所の開設を決めた。
 フリースクールに通う18歳以上の若者で発達障害などがある10人をスタッフとして採用し、1年間かけて市内の喫茶店で接客や調理方法の研修を積ませてきた。店では配膳や調理係として働き、仕事や接客などに慣れていく。
 店内は床やいす、棚などに木材を使い、柔らかい雰囲気を演出した。カフェコーナーでは、フリースクール生が育てた野菜を使ったカレーやハヤシライス、ケーキなどを提供。雑貨コーナーでは日用品も販売する。
 23日、プレオープンした店には、大勢の客が訪れた。スタッフの一人で、中学2年から同スクールに通う武田侑子さん(20)は「(研修を積んで)コーヒーが上手に入れられるようになった。接客は緊張するけれど、居心地の良い空間になってほしい」と意気込む。来店客の鈴木美恵さんは「落ち着いた雰囲気でゆっくり楽しめる」と笑顔で話した。問い合わせは同NPO〈電053(422)5203〉へ。


来店客に笑顔で話し掛けるスタッフ=浜松市南区芳川町の「雑貨カフェ いもねこ」

アットエス

きょうの朗:視覚障害者向けに漫画朗読 NPO「ロバの会」 /京都

2011年04月25日 01時08分46秒 | 障害者の自立
 ◇「絵の音声化」が大好評

 ◇読み手育成が課題 オチや面白さ、いかに伝える

 京都市のNPO法人「ロバの会」が、視覚障害者向けに漫画の朗読に取り組んでいる。せりふだけでなく、絵を文章化して読むのは難しいため、朗読者は今のところ河野ゑみさん(72)=西京区=だけ。会長の山田新作さん(80)は「読み手を育成し、もっと多くの人に喜んでもらいたい」と意気込んでいる。

 全国に約3000世帯の会員を持つロバの会は年4回、生活情報や新聞記事を音声にしたCDを無料配布するなどしている。約40年と長い会の歴史の中でも、漫画の音声化はなかなか取り組めずにいた分野だった。せりふ以外の部分を伝える難しさに加え、これまでは著作権保護の壁があり、1冊ごとに出版元から許可を得なければならなかったからだ。

 しかし、会員からの強い要望を受け、文化庁に相談。10年4月、視覚障害者のための音訳化など複製行為について著作権法上の指定を受け、著作権者への許諾は必要ないとのお墨付きを得た。

 これを機に、漫画朗読に取り組み、第1弾として、同11月発行のCDに手塚治虫の「ブラック・ジャック」1巻を収録。「漫画は『のらくろ』以来」「こんな漫画があったのか」と大好評を呼んだ。

 その後“蔵書”の充実を図っており、柴門ふみさんの「家族の食卓」は貸し出しを開始。他に西原理恵子さんの「毎日かあさん」などの音声化に向けて試行錯誤を続けている。河野さんは「毎日かあさんの真っ赤や緑に変わるかあさんの顔をどう伝えるか。これは苦戦しそう」と笑う。

 今後の課題は、河野さんに続く読み手の育成。絵で表現されたストーリーを文章化するだけでなく、オチや面白さが伝わる読み方ができるよう配慮しなければならない。一方、朗読者の一人芝居に陥ると、漫画らしい面白さは伝わりづらいし、著作権を侵害しないように誤読や省略に注意する必要もある。

 それでもロバの会の面々はやる気満々だ。漫画の音声化を通じて「漫画の世界が、視覚障害者にとっては触れにくい世界だったことに改めて気付かされたから」と山田さんは話す。

 同会は視覚障害者にCDの貸し出しや配布をしている。原則無料。問い合わせは山田さん(電話075・791・7037)。

毎日新聞 2011年4月22日 地方版

社告:ふれあい号贈呈 希望団体を募集 /岡山

2011年04月25日 01時06分50秒 | 障害者の自立

 毎日新聞大阪社会事業団は、1人暮らしのお年寄りや障害者の皆さんに食事を届けているボランティア団体、事業者に配食サービス車「毎日ふれあい号」を贈呈します。軽ワゴンの特別仕様車で最大32食の積載が可能です。

 希望団体、事業者は理由を明記し(書式は自由)、事業内容が分かる資料を添えて、〒530-8251(住所不要)毎日新聞大阪社会事業団(06・6346・1180)へ。締め切りは5月31日必着。審査のうえ1団体を選定します。


毎日新聞 2011年4月24日 地方版

東日本大震災:緊急時の情報伝達方法を 不安抱える聴覚障害者 /徳島

2011年04月25日 01時04分52秒 | 障害者の自立
 ◇早急な仕組み作り、県に要望も

 東日本大震災の発生で、不安を抱えているのが県内の聴覚障害者だ。音声による緊急時の情報に反応できない聴覚障害者向けに、情報伝達の仕組みは整っていないのが現状。県聴覚障害者福祉協会の平光江理事長は「いざという時の情報がないと、当たり前に生活もできない」と早急な仕組み作りの必要性を訴える。

 聴覚障害者は、避難のサイレンが鳴っても聞こえず、被災地で有効活用されたラジオなどの音声情報も伝わらない。協会によると、3月の震災発生時、宮城県内の聴覚障害者の中には、腕を引かれるままに高台へと連れて行かれ、そこで初めて津波が来たと知らされた人もいたという。

 手話ができる人が周囲にいるとは限らないが、その場合も筆談や口の動きで言葉を読み取る口話が効果的といい、平理事長は「難を逃れた後も支えは必要で、聴覚障害者への対応について多くの人の理解が進むことが重要」と指摘する。

 一方で、災害時に向けた取り組みを独自に進める動きもある。聴覚障害者らを支援するNPOが運営する施設「地域活動支援センターやまもも」(徳島市)では、消防署の職員を招いた初の防災訓練を今月14日に実施し、約20人が震災時の対処方法や消火器の使い方を学んだ。

 施設では、「避難勧告」「避難指示」などの言葉の意味の違いを説明した文書を掲示し、緊急災害放送が流れた際に光の点滅で放送を知らせる機械も導入する予定。戎浩司施設長は「報道で言葉が出てきても、意味までは文字で流れてこない」と話す。

 協会によると、県内の自治体で普段から聴覚障害者向けに窓口を置いているのは約4割だけで、行政との関係は希薄という。このため、協会は、災害時の対策や行政との関係強化に関する要望をまとめ、近く県に提出することを検討している。

毎日新聞 2011年4月24日 地方版

チャレンジドショップ 競馬場にプレオープン

2011年04月25日 01時02分32秒 | 障害者の自立
 指定障害福祉サービス事業所の帯広ケア・センター(片平修所長)は23日、帯広競馬場に「チャレンジドショップKIZUNA(きずな)」をプレオープンさせた。障害者の就労訓練で社会参加の機会を広げ、年間24万7000人(昨年度)が全国から来場する場所で地元の農家・中小企業が開発した食品を売り込む。「競馬は馬と騎手の絆があるように、障害者も店を通じて社会との絆を」(片平所長)と挑戦する。

 同センターは障害者が街で暮らし就労できる地域づくりを目指して帯広市役所11階の喫茶コーナー「フロンティアハウス」、帯広市図書館の「喫茶栞(しおり)」、帯広電信通の「ミナミナひろば」を運営、これで4店目になる。

 開設場所は競馬場スタンド1階入り口の総合案内所・売店「リッキーハウス」向かいで、3月末に閉店した「カフェ・ド・ペルシュロン」の跡。NPO法人コミュニティシンクタンク・あうるずの若手デザイナー集団「ひよこデザインプロジェクト」が考案した「KIZUNA」の看板が店の“志”をアピールする。

 店では5月から、同センターと十勝障がい者就労・生活支援センターだいち(片平センター長)の利用者らが訓練を始める。片平所長は「働く練習をすることや売り上げを工賃として提供できるように工夫したい。競馬場に来場する皆さんの理解と応援を」と語る。

 軽食や飲み物を提供し、中藪農園(帯広)の「中藪さんのコロッケ」(150円)、アグリスクラム北海道(大樹町)の「飲む生チーズ」(260円)、JAうらほろの「そのまま食べる十勝の豆」(350円)、帯広ケア・センターの「ゴボウ茶」(ドリンク100円、茶葉は1袋200円)など十勝で開発したチャレンジ商品が並ぶ。「競馬場からヒット商品を」(片平所長)と意気込む。

 競馬開催日(原則土・日・月曜)に営業、時間は25日までが午前11時〜午後5時半、30日から本営業(午前10時〜同、ナイター開催時は午後1時〜同8時半)の予定。


プレオープンした店でチャレンジ商品をPRするセンタースタッフ(右端が片平所長)

十勝毎日新聞社ニュース