ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

「Peace」監督 想田和弘

2011年07月09日 01時51分41秒 | 障害者の自立
日常の「戦場」見つめた

 野良猫や人間たちの何気ない日常を通して、平和と共存についての思考を促す「Peace」が16日から、渋谷のシアター・イメージフォーラムで公開される。

 想田和弘監督=写真=は、テーマの中に現実をはめこむのではなく、あるがままの現実を見つめながら何かを発見する“観察映画”という手法でのドキュメンタリー作りを提唱。このスタイルでの初長編「選挙」と第2作「精神」は、世界の映画祭で数々の賞をとった。第3作「Peace」も観察映画だが、前2作と違うのは、事前にテーマが決まっていたこと。韓国の映画祭から「平和と共存」を主題とする作品制作の依頼を受けて作り始めたためだ。

 断るつもりだったが、岡山にある妻の実家に帰った時、気持ちが動いた。義父が世話する野良猫の共同体が、よそもの猫の出現によって緊迫していると知ったからだ。

 「テーマを聞いて、最初に考えたのは戦場に行くということ。でも、猫社会にも戦場はある。身近な日常の中にある戦場を見つめることによって平和と共存について考える方が実り多いものがあるのではないかと」

 興味の対象は徐々に連鎖。猫たちと義父との濃密な関係、その義父が障害者や高齢者のために行っている「福祉有償運送」の仕事と、その利用者たち、彼らの生活を支援する義母にもカメラを向けるようになった。2か月間、断続的に撮影を行ったが、その間に猫社会は静かに変わり、人間たちからは思わぬ状況下でどきりとするような言動が飛び出してきた。実は、ある人物に関しては、なかなかテーマとのリンクが見いだせず、途中で撮影をやめようと思ったこともあった。

 「でも、それこそ僕が批判している、テーマに縛られること。とにかく興味の赴くままカメラを回すことにした。と、不思議なことに、求めていたことを忘れた時に戦争体験の話が出てきた」。こうも言う。「なぜドキュメンタリーを撮るのかというと、偶然がとりこめるから面白いということが多分にある。そこを最大限に追求したい」

 一見、ばらばらの日常から、いまの社会の姿が立ち上ってくる作品でもある。

 「個と社会は密接にかかわっているし、政治と日常生活は反映しあっている。普段は気づきにくいけれど、カメラを向けると、そういうことが映りこんでくるんです」

(2011年7月8日 読売新聞)

包括連携協定:福岡市と福岡ソフトバンクホークスが締結 /福岡

2011年07月09日 01時49分23秒 | 障害者の自立
 ◇市民と野球、相互に活性化を スポーツ振興・教育・子育て支援など
 福岡市と福岡ソフトバンクホークスは7日、スポーツ振興や教育、子育て支援などに協力して取り組む包括連携協定を締結した。

 連携には、「健康増進」や「地域活性化」なども含まれる。具体的には、がん検診など市の健康診断受診率を向上させるためにホークス戦の招待券などを活用▽市立小中学校の体験学習に「王貞治ベースボールミュージアム」を利用▽障害者アーティストの作品を使用したホークスグッズを共同開発する--など。

 また、ホークスの2軍戦が行われている市の「雁の巣球場」(東区)を改修して観戦者を増やし、若手選手にも刺激を与える「雁の巣ボールパーク事業」なども今後検討していく。

 ヤフードームで協定を結んだホークスの笠井和彦社長は「野球を通じた活性化を市と協力して、できることをしたい」。高島宗一郎市長は「ホークスは福岡の宝。選手が努力して夢をつかむ過程を市民に見てもらいたい」と語った。

〔福岡都市圏版〕毎日新聞 2011年7月8日 地方版




地域住民で避難支援

2011年07月09日 01時43分58秒 | 障害者の自立
 府中市は、地震や台風が起きたときに、お年寄りや体の不自由な人が避難するのを地域住民が助ける制度を秋から始める。


 対象は、(1)75歳以上のひとり暮らしか夫婦のみの世帯(2)介護保険で要介護度3以上の人(3)身体障害者など計約5500人。市人口の約12%で、このうち希望する人に制度を適用する。


 先月から民生委員が対象者の希望を聞くため、訪問を始めた。希望者には家族の緊急連絡先やかかりつけ医療機関などを記入してもらう。


 希望状況をまとめて各町内会に通知し、支援できる人を募る。希望者1人に対し、近くの住民2、3人が担当になる予定。豪雨や台風などで避難しなければならないときに、支援者が担当の相手を近くの公民館や民家、

避難所などに避難させる。秋以降、準備が整った町内からスタートする計画だ。


 山の多い府中市では昨年7月の集中豪雨の際に、木野山町の戸羽地区で山から鉄砲水が発生。約10人が公民館に自主避難し、出口町でも山崩れで住民3人が自主避難した。この制度は6年前から国の指示を受けて、

各自治体で取り組んでいる。

朝日新聞

小諸市:歯科医が訪問診療 医師会と協定、在宅高齢者・障害者に /長野

2011年07月09日 01時42分13秒 | 障害者の自立
小諸市は7月から、歯科医への通院が困難な高齢者や障害者を対象にした「在宅高齢者等訪問歯科診療推進事業」を始めた。市によると、自治体が歯科医師会と協定を結んで訪問治療を実施するのは珍しいという。

 市は今年度、180万円を予算化。購入した移動可能なポータブル治療機器を購入。北佐久歯科医師会小諸歯科医会に貸与する。同医会は訪問診療支援センターを設置し、約20人の歯科医が協力する。

 同市内の在宅の重度要介護高齢者は370人。市は歯科医院に出掛けられない体の不自由な患者に、診療の機会を与えられないかどうか検討してきた。

 市は6月27日、北佐久歯科医師会と事業の協定に調印。歯科医師会の木村宗雄会長は「月に歯科医1人が往診すれば、何とかなるのではないか。様子を見ながら発展させていきたい」と話した。

毎日新聞 2011年7月8日 地方版


秋田・精神病の社会的理解求め市民参加型上映会開催へ

2011年07月09日 01時37分55秒 | 障害者の自立
 秋田で精神障害者の支援活動などに取り組む「精神障がい者サポート・まいぺーす」は7月24日、市民参加型上映会を秋田県ゆとり生活創造センター「遊学舎」(秋田市上北手荒巻)で開く。

 「精神病に対する誤解や偏見をなくし、地域と共に生きるにはどうするべきか」をテーマに、想田和弘監督の映画作品「精神」を上映するほか、統合失調症を患ったことをきっかけに精神保健福祉士の資格を取得した八郎潟町の佐藤秀一さんが体験談を交えながら講演する。体験学習の専門家をゲストに招いたワークショップも開く。

 イベントを企画した大塚知監さんは「映画を見るだけではなく、参加者がそれぞれの思いを自由に話すことを通じて、皆さん同士がつながるきっかけになるよう『参加型上映会』として企画した」とし、「特定の人ではなく誰でもかかりうるのが精神疾患。気軽に参加いただくことで、理解を深めてもらえれば」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は13時~17時30分(開場は12時30分)。参加費500円。事前予約は不要。問い合わせは大塚さん(TEL 090-6627-1086)まで。


想田和弘監督の映画作品「精神」公式サイト

秋田経済新聞