足が不自由な障害者や高齢者の路面電車利用を促進しようと、長崎市などでつくる市LRTナビゲーション推進協議会(仮称)は、車いすでも乗りやすい低床車の位置情報を携帯電話で提供し乗車予約できる事業の本格運用へ向け、今秋から実験を始める。
全国4地区(補助額計4100万円以内)で選定された国土交通省の「ユニバーサル社会に対応した歩行者移動支援に関する現地事業」の一つ。同協議会は市や長崎電気軌道(同市)、県立大教授らで構成する。
路面電車の低床車は現在4編成。運行時刻は1編成分は決まっているが、残りの3編成はいつ来るか分からず、利用客がタイミング良く乗るのは難しかった。
実験では、衛星利用測位システム(GPS)機能があるスマートフォンを低床車に配備し、位置情報をサーバーへ随時送信。車いすなどの利用者は携帯電話で移動中の低床車の現在位置を確認し、事前に乗車を予約する仕組み。運転士は予約通知を受け、車いす利用者が乗ってくることを車内へ知らせることもできる。本格運用は来年4月の予定。
市が今年3月まで運行していたコミュニティーバス「らんらん」で位置情報を提供していたため、そのノウハウを生かす。同協議会はサービス利用者数を年間1万5千人(うち車いす180人)以上と見込んでいる。
長崎新聞
全国4地区(補助額計4100万円以内)で選定された国土交通省の「ユニバーサル社会に対応した歩行者移動支援に関する現地事業」の一つ。同協議会は市や長崎電気軌道(同市)、県立大教授らで構成する。
路面電車の低床車は現在4編成。運行時刻は1編成分は決まっているが、残りの3編成はいつ来るか分からず、利用客がタイミング良く乗るのは難しかった。
実験では、衛星利用測位システム(GPS)機能があるスマートフォンを低床車に配備し、位置情報をサーバーへ随時送信。車いすなどの利用者は携帯電話で移動中の低床車の現在位置を確認し、事前に乗車を予約する仕組み。運転士は予約通知を受け、車いす利用者が乗ってくることを車内へ知らせることもできる。本格運用は来年4月の予定。
市が今年3月まで運行していたコミュニティーバス「らんらん」で位置情報を提供していたため、そのノウハウを生かす。同協議会はサービス利用者数を年間1万5千人(うち車いす180人)以上と見込んでいる。
長崎新聞