ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

〈スペシャリストに聞く〉 ワチャラウット・シリアーチャーワタナー医師

2011年07月12日 01時19分58秒 | 障害者の自立
 チェンマイ大学卒。1992年にタイ神経学会認定医となる。現在はバンコク病院で、脳・神経疾患の治療を担当している。診察時の使用言語はタイ語、英語。

――脳・神経疾患の代表的なケースをご紹介下さい。

 偏頭痛です。偏頭痛は頭痛の一種で、頭の片側に脈打つような強い痛みを感じます。光や音に過敏になったり、吐き気などの症状を伴い、痛みは4時間から72時間持続します。痛みで睡眠不足に陥り日常生活に支障をきたすケースも多く、やがて精神の安定をも脅かす恐れがあるため、検査と治療をお勧めします。

 精神的重圧の多い現代社会では、頭痛に悩む人が増えています。しかし疲れのせいだと軽視し、頭痛の原因を探らずに放置してしまいがちです。

――偏頭痛の原因は

不規則でグルタミン酸ナトリウム(うまみ調味料)を多く含む食事、睡眠不足・過多、高温・低温または直射日光などストレスを感じるほどの過酷な環境などです。また、ホルモン変動に反応して脳内の血管が拡張し、偏頭痛を引き起こすこともあります。精神的なストレスも偏頭痛を悪化させます。

偏頭痛の治療は、痛みの軽減と悪化の予防です。薬は痛みが弱い段階で服用し、痛む部分を冷却シートなどで冷やし休息します。食事や睡眠時間、運動不足など日常生活の行動の中に誘発因子があることから、因子を特定し回避することも予防に効果的です。予防薬による治療は、生活習慣の改善で効果がみられない場合に有効です。しかし副作用があり、薬の種類や量、服用する期間は症状によって異なるので、服用の際は必ず医師の指示に従ってください。

頭痛は様々な病気のサインであることも多いため、放置せずに診察や検査を受けることをお勧めします。

――どんな病気のサインと考えられますか。

 最も危険なのは、マヒや半身不随を引き起こす脳血管障害です。加齢と共に発症率の上がる病気ですが、予防が可能です。危険因子は糖尿病、高血圧症、高脂血症、喫煙、不整脈、そして高齢です。予防にはコレステロール/塩分摂取量を制限する、野菜・果物を多く摂取する、運動を習慣づける、標準体重を維持する、定期的に健康診断を受けることが効果的です。

――脳血管障害には、頭痛以外の自覚症状はありますか。

片側の腕や足にしびれや無力感、片側の目の視力低下、言語障害、めまいやふらつきで歩行が困難になるなどです。普段から身体の状態に注意を向けることが大切です。健康と思われても、このような異常に気付いたら医師にご相談下さい。

――ご専門には、ほかにどんな病気がありますか。

 アルツハイマー型認知症です。アルツハイマー型は認知症の中で最も多く、脳組織が萎縮し根本的治療法のない病気です。60歳以上の高齢者が発症しやすく、進行すると感情のコントロールが困難になり、言語、記憶、運動などの障害が見られます。治療法はありませんが、家族がこの病気を理解し介護することは可能です。

――どのように進行するのでしょうか。

進行は3期に分けられます。第1期はもの忘れが顕著になり、第2期は記憶力と判断力の低下が進み、簡単な計算や感情の抑制、観念的な行動が難しくなります(観念失行)。第3期に入ると観念失行が進み、日常生活の習慣的な行動が出来なくなります。暴力的になったり、正しい排泄行動ができなくなるケースもあります。危険因子は高齢、遺伝です。

――どのような介護が必要ですか。

患者のケアで何よりも重要なのは、家族の理解です。全ての行動は病気によるものであり、患者の意志ではありません。患者に心理的負担をかけないよう、会話に支障が生じたら話題を変えるなど、常に楽しい気分でいられるよう心がけましょう。家の中を明るい印象に模様替えするのも効果的です。刃物は手の届かない場所にしまい、ガスの元栓はいつも必ず閉めておきます。徘徊行動に対しては、別のことに興味を引くよう誘導しましょう。徘徊や暴力など問題行動が多く介護が困難と感じたら、薬で症状を緩和することは可能です。当センターまでご相談ください。認知症診断も行っています。

――ありがとうございました。

newsclip.be

熱中症に注意 お年寄りは迷わず冷房ONに(7月12日付・読売社説)

2011年07月12日 01時16分33秒 | 障害者の自立
 日本列島全域で梅雨が明けた。いよいよ夏本番だ。毎年のことだが、この時期、熱中症にならないよう、体調管理には十分注意したい。

 今年は梅雨のさなかから異常な暑さが続いている。

 東日本と西日本の6月下旬の平均気温は、気象庁が統計を取り始めた1961年以降、最も高かった。6月に熱中症で病院に運ばれた人は全国で6877人に上り、昨年6月の3倍だった。

 7月に入っても、夏の高校野球地方大会や、スポーツの部活動などで熱中症の症状を訴える生徒たちが相次いでいる。十分な水分補給と適度な休憩は必須だ。

 現在、東北電力、東京電力管内では電力使用制限令が発動されている。関西電力や九州電力は、自主節電を呼びかけている。

 ただ、節電を意識し過ぎて“節電熱中症”になってしまっては本末転倒である。無理に我慢することなく、エアコンや扇風機のスイッチを入れて涼をとるべきだ。

 高齢になると体温の調節機能が低下する。昨年の熱中症の死者は史上最悪の1718人を記録したが、うち8割は65歳以上だった。室内でも、エアコンの設定温度を28度以下にして体感温度を下げるなど注意を払いたい。

 暑さに関する様々な情報を生かすことも大事だ。気象庁は13日から「高温注意情報」を発表する。気温35度以上の猛暑日を予測し、その前日か当日に発表、水分補給などを呼びかける。

 6月としては国内最高の39・8度を記録した埼玉県熊谷市は、公民館など17か所に休息所を設け、飲料水を配っている。自治体も猛暑対策に知恵を出してほしい。

 心配なのは、東日本大震災の被災地だ。岩手、宮城、福島の3県の避難所では、依然1万8000人が不便な生活を送っている。

 宮城県石巻市は、70人以上の被災者がいる避難所にはエアコン付きのプレハブを併設し、休憩所に使ってもらっている。こうした避暑施設はもっと増やすべきだ。

 福島第一原発の事故現場では30人近い作業員が熱中症になった。東電には、作業員の被曝(ひばく)量のほか体調にも配慮してもらいたい。

 頭痛や吐き気、めまいなどが熱中症の初期症状だ。重くなると意識障害や呼吸困難を引き起こし、命にもかかわる。

 暑さを感じたら、のどが渇いていなくても、こまめに水分や塩分をとるなどの予防が肝心だ。

 節電も大切だが、体調管理を最優先し、酷暑を乗り切ろう。

(2011年7月12日01時09分 読売新聞)

「精神疾患とトラウマ」考える、南区でフォーラム開催へ/横浜

2011年07月12日 01時14分14秒 | 障害者の自立
 「精神疾患とトラウマ(心的外傷)」について考える「ご近所フォーラムinみなみ」が16日、横浜市南区の南公会堂で開かれる。地域住民でつくる同実行委員会(広田和子委員長)の主催で、入場無料。同フォーラムは、心の問題をテーマに毎年開いており、今年で8回目。

 フォーラムではまず、国立精神・神経医療研究センター病院(東京都小平市)の小林桜児・第1司法精神科医師が「精神疾患とトラウマ」と題し講演。過去にトラウマ体験があると、アルコール依存症や統合失調症などが重症化しやすいことなどを、専門家の立場から解説する。

 続いて、「精神医療サバイバー」である広田委員長をコーディネーターに、それぞれの体験や重症化の回避方法などについて来場者と意見交換する。

 午後1時半から。問い合わせは、平日は障害者通所施設サザンワーク電話045(741)8735、土・日曜日は南区生活支援センター電話045(251)3991=いずれも午前10時~午後4時。

カナロコ(神奈川新聞)

深くお詫び申し上げる!孫正義氏SB元社員逮捕にコメント

2011年07月12日 01時11分33秒 | 障害者の自立
ソフトバンクモバイルは2011年7月8日、2011年5月25日に発生した関西地域(大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県)における通信障害について、同日、同社の業務委託先の元社員が、監視および制御を行うサーバーを経由して基地局とネットワークセンターを結ぶためのATM伝送装置の回線設定データを改ざんし、約7万2700人の利用者に通信障害を発生させた容疑で逮捕されたことを明らかにした。

ソフトバンクグループの代表である孫正義氏は「関西での通信障害の件。業務委託先の元社員の逮捕についてのプレスリリースを発表しました。 多大なご迷惑とご心配をおかけし深くお詫び申し上げるとともに、徹底した再発防止務めます。」と、自身のTwitterで陳謝している。

ソフトバンクモバイルでは、本件については、外部からの不正アクセスの痕跡もなく、人為的事故の可能性があると思われたことから、障害発生の翌日5月26日に大阪府警に相談し、6月6日に被害届を提出している。同社は、捜査協力の観点から公表を差し控えていたが、被疑者の逮捕を受け、当該事案の概要を報告するに至った。

同社は今後も当局の捜査に全面的に協力するとともに、徹底した再発防止に万全を期す所存であるとしている。

livedoor -

車いすでバスの旅、利用者やその家族ら30人が富士河口湖町散策や温泉を楽しむ/神奈川

2011年07月12日 01時09分40秒 | 障害者の自立
 車いす利用者がリフト付きバスを使うツアー「車いすバスの旅」が11日、山梨県富士河口湖町周辺で催された。利用者やその家族、入浴や移動の補助をするボランティアら約30人が参加し、温泉や観光を楽しんだ。

 NPO法人「フュージョンコムかながわ・県肢体不自由児協会」(山田章弘理事長)の主催で、神奈川新聞厚生文化事業団の協力。両者は車いす利用者を対象に飛行機を使った「車いす空の旅」を続けており、今回は初めてバス旅行を企画。リフト付きバスを神奈中観光が提供した。

 県内在住の車いす利用者7人が参加。11日朝に横浜駅を出発し、山梨県富士河口湖町の温泉旅館で入浴。ボランティアは、車いす利用者を湯船に入れたり、トイレ利用時の補助をした。

 旅館での昼食後、参加者はラベンダーで有名な八木崎公園を散策。好天の下、約100メートルの遊歩道の両側に咲く紫色の花を眺め、芳香を楽しんだ。

 車いす利用者で高校2年の黒田あや香さん(16)の母親は「家族の中で女性は娘と2人だけなので、旅行をしても入浴は苦労した。今回はボランティアの支援もあったので楽しめた」と話し、あや香さんも「ラベンダー見学がよかった」と笑顔を見せた。

 「移動時間が短い方がよい」などの意見も参加者から聞かれた。山田理事長は「『空の旅』に行くことができない重度障害者にも、旅の楽しみをつくるのが『バスの旅』の目的。今後も継続開催したい」と話していた。

カナロコ(神奈川新聞)