ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

「がんばれ」ほどほどに 日本うつ病学会提言

2011年07月03日 01時50分25秒 | 障害者の自立
 東日本大震災の被災者に「がんばれ」と言い過ぎないで――。日本うつ病学会の委員会(河西千秋委員長)が1日、被災者を支援する人たちや報道機関などに向けた緊急提言をまとめ、大阪市で始まった総会で発表した。

 提言は、「がんばれ」、「強く」、「絶対」といった励ましが、被災者には時につらく、「これ以上どうがんばればいいのか」と感じることもあると知ってほしい、とした。被災者にも、悲しいことや困ったことを相談するのをためらわないよう呼びかけた。

 学会によると、心の傷の多くは時間の経過とともに軽くなるが、2割くらいが悪化したり、心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったりする。震災から約4カ月たつこの時期、繰り返し励まされたり、過激な報道があったりすると、当時を思い出して重症化する恐れがあるという。

朝日新聞

アスペルガー症候群

2011年07月03日 01時45分57秒 | 障害者の自立
アスペルガー症候群  知的障害を伴わない高機能広汎性発達障害のうち、コミュニケーションの障害が軽いものをアスペルガー症候群という。知的には問題がないため、周囲が障害に気付きにくく、いじめや不登校につながることもある。適切な支援を受けずに理解されないまま育った結果、2次、3次の障害を引き起こし、青年期以降に社会に適合できなくなる人もいる。
(2011年7月2日掲載)

広汎性発達障害者を支援 家族がNPO法人設立 福岡市

 対人関係がうまく築けない、コミュニケーションが苦手、興味や関心に偏りがある…。こうした「生活しづらさ」を伴う高機能広汎性発達障害の特性を広く知ってもらい、当事者と家族のサポートをしようと、福岡市の自営業、植木行雄さん(56)久美さん(51)夫妻がNPO法人を設立した。周囲の理解不足から孤立する家族もおり「居場所があることを知ってほしい」と呼び掛ける。24日には市内で講演会を開催する予定だ。
 
 植木さんの長男(23)がこの障害の一つ「アスペルガー症候群」だと分かったのは約10年前、中学1年のときだった。誰にでも積極的に話しかける気さくな性格と思っていた長男が、クラブのコーチと衝突したのをきっかけに登校できなくなった。病院に通って分かったのは、自閉症なども含む広汎性発達障害のうち、知的障害を伴わない高機能広汎性発達障害だということ。長男の場合、物事へのこだわりが強く、コミュニケーション能力が不足しているアスペルガー症候群の特性が見られた。
 
 植木さん夫妻は、このアスペルガー症候群についてもっと知りたいと、地元のさまざまな機関に相談した。保健所、大学、民間の支援団体…。だが、専門的な知識、納得できる答えはなかなか得られなかった。
 
 1年半ほど前、一冊の本に出合った。「パスポートは特性理解-青年・成人期のアスペルガー障害・特定不能の広汎性発達障害」。著者は精神保健福祉士の田井みゆきさんで、京都市でNPO法人「ノンラベル」の理事長を務めていた。広汎性発達障害の当事者や家族をサポートする団体で、これまでに延べ3千件を超える相談を受けてきたという。
 
 本には、遠くても近くても同じ音量に聞こえたりする聴覚過敏▽臭いが苦手で車やバスに乗れない嗅覚過敏▽体温調節ができない▽同じ食べ物を食べ続けてしまう-といった障害の特性も書かれていた。
 
 そういえば、長男にも思い当たる節があった。久美さんが台所で皿を洗っていると、近くにいた長男が興奮して怒り出したことがある。ちょっとした物音が爆音のように聞こえていたのだ。クーラーを極端に低い温度に設定していて、厳しく注意したこともあった。
 
 「ああ、こんなに生きづらかったんだ。特性を理解していれば怒らずに済んだのに。謎が解けていくようだった」と植木さん夫妻は振り返る。
 
 それから京都に田井さんを訪ね「大人数での長時間のドライブは避けて」など生活する上での具体的なアドバイスをもらった。自分たちのように九州からの相談者が多いことも知った。そこで地元の福岡市にNPO法人「ジニアスクラブ」を設立することにした。
 
 特に植木さんの長男のように、成人してからの支援が不足しているという。職場の理解が得られず、同僚との意思疎通がうまくいかずに職を転々とする人も少なくない。行雄さんは「悩みを家族が丸抱えしてしまう。一番つらいのは本人と家族。みんなで集まって悩みを共有し、障害があっても社会で通常に暮らせるよう、トレーニングもできたら」と話している。

西日本新聞

お年寄り、地域で守って 県警がメールで情報 2011年07月02日

2011年07月03日 01時41分59秒 | 障害者の自立
 お年寄りの行方不明情報などをメールで配信する県警の「シルバー見守りネット」の運用が1日、始まった。徘徊[はいかい]者の早期発見や、事件・事故防止につなげる狙い。

 県警は、子どもへの声掛け事案など防犯情報を提供する「ゆっぴー安心メール」を既に導入。お年寄り対象の情報に限定した「シルバー-」は、全国でも珍しい取り組みという。

 県警本部や各警察署から、登録があった携帯電話やパソコンに配信。内容は、行方不明になったお年寄りや障害者らの性別や年齢、居住地域などのほか、振り込め詐欺や交通事故の被害防止についての情報など。

 1日は県警本部で県警マスコット・ゆっぴーや県のPRキャラクター・くまモンが見守る中、堀江伸・生活安全部参事官が第1回のメールを配信。「見守り活動に協力を」と呼び掛けた。

 携帯電話などで空メール(net110@ansin.police.pref.kumamoto.jp)を送信すると、登録申請用のメールが届く。1日夕までに1899件の登録があったという。

 県警は「離れて暮らす親や祖父母のいる地域も登録してほしい」と話している。

熊本日日新聞

教育・しずおか:インフォメーション /静岡

2011年07月03日 01時40分04秒 | 障害者の自立
◆Bigおもちゃ図書館

 3日10時、静岡市清水区宮代町、はーとぴあ清水。大きなおもちゃで体全体を使って遊ぶ。無料。当日会場へ。はーとぴあ清水(054・371・0290)

 ◆学生による子育て親子広場「あちょぼ」

 18日10~12時、静岡市駿河区池田、静岡英和学院大。保育士や幼稚園教諭などを目指す学生と遊ぶ。教員による子育て相談も。無料(傷害保険代200円が別途必要)。申し込み不要。同大(054・261・9201)

 ◆夏休みろう子どもクラブ

 8月1~3、10~12、18、19日の全8回、静岡市葵区駿府町、シズウエル。ろう者や手話通訳者、学生ボランティアと工作やプール、調理などを行う。聴覚に障害を持つ3歳以上が対象。参加費2000円。定員15人。今月15日までに申し込みが必要。応募多数の場合は抽選。県聴覚障害者協会(054・254・6303)

毎日新聞 2011年7月2日 地方版


「思いやり駐車場」スタート

2011年07月03日 01時38分06秒 | 障害者の自立
 広島県は1日、公共施設や店舗などの車椅子利用者向けの駐車スペースを対象にした利用証発行制度を始めた。愛称は「思いやり駐車場」。不適切な利用をなくし、使いやすくすることが目的だ。

 登録された駐車スペースは県や市町庁舎、体育館、スーパー、病院など官民の計1015施設・2293カ所(6月24日現在)。広島市中区の県庁駐車場では1日、6カ所に案内板を設けた。

 県と市町共同の取り組み。障害者や高齢者、難病患者、妊産婦たち乗り降りが困難な人に利用証を交付し、駐車時に車内に掲示してもらう。6月24日現在の利用申請者数は1959人。

 県と市町は引き続き申請を呼び掛ける。駐車スペースも民間事業者に協力を求め、登録数を増やす方針。担当は、広島県地域福祉課=電話082(513)3142=平日のみ。


【写真説明】「思いやり駐車場」の利用証。障害者や高齢者たち向けの有効期限がない緑色(右)と、有効期限がある赤色の2種類

中国新聞