ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

若い力が大きな頼り、中学生が災害対応学ぶ/平塚 

2011年07月15日 01時58分58秒 | 障害者の自立
 中学生の若い力は、災害時の地域にとって大きな頼りだとして、平塚市立太洋中学校(同市高浜台、鈴木豊校長)で13日、地元の住民ボランティア組織「港地区町内福祉村」と市社会福祉協議会、同校が共催した「災害対応講習会」が開かれた。約360人の生徒はグループに分かれ、毛布による傷病者搬送、新聞紙など身近な材料を使ったけがの応急措置、心肺蘇生法、車いすの搬送、視覚障害者100+ 件の誘導などを体験。東日本大震災の後だけに、「いざというときは頑張ります」と決意を見せていた。

 住宅地域で昼間に災害が起こった場合、大人の男性は仕事などで地域外にいるケースも想定される。同市港地区で高齢者らの支援などを行っている福祉村が着目したのが、同地区唯一の中学校、太洋中の生徒たちだ。地域で暮らし学び、高齢者らとも顔見知り。3年生ともなれば一定の体力もある。太洋中の生徒に災害時の対応を学んでもらいたいという福祉村の提案に、同校や市が応じて講習会がスタート。今回で8回目となった。

 同日は、東海大医学部付属病院の看護師ら、湘南平塚ライフセービングクラブのメンバー、県立平塚盲学校の教職員、女性防災クラブ・平塚パワーズのメンバーら約80人が講師役として参加。生徒たちに災害時のノウハウを教えた。

 平塚パワーズは、毛布による傷病者搬送方法を1年生に指導。男子生徒の1人は「毛布だけより、棒があるとずっと楽に運べた」などと、真剣に訓練に取り組んでいた。


女性防災クラブ・平塚パワーズのメンバーから毛布を使った搬送方法を学ぶ生徒たち=平塚市立太洋中

カナロコ(神奈川新聞)

新燃岳災害で訪問相談

2011年07月15日 01時48分57秒 | 障害者の自立
新都城市高齢者ら不安軽減へ

 新燃岳噴火による土石流被害が想定される都城市の高齢者や障害者らを対象とした訪問相談事業の説明会が13日、同市山田町の町総合センターで開かれ、地元の公民館長ら約30人が出席した。

 住民が抱える不安や、避難による精神的、身体的負担を軽減しようとする事業で、対象は夏尾、御池など6町に住む一人暮らしのお年寄りや身体障害者、妊産婦ら322人。

 県が市社会福祉協議会に委託し、公民館長や民生委員、医療機関などと連携し、保健師と相談員が2人1組で巡回、体調の変化や病歴、避難所の場所を知っているかなどを10月末にかけて聞き取る。

 説明会の出席者は「避難が夜間になったり、長期化したりすると負担が大きい」「いつ災害が起きるか分からず不安」などと、高齢者らから寄せられている声を報告した。

(2011年7月14日 読売新聞)

被災障害者 孤独死防げ

2011年07月15日 01時43分11秒 | 障害者の自立
 分野の異なる障害者団体でつくる日本障害フォーラム(JDF・小川榮一代表)は13日、国会内で、JDFが取り組む被災障害者支援活動の報告会を開きました。

 JDFは東日本大震災発生直後、被災障害者総合支援本部を設置。全国の加盟団体から支援にかけつけました。同本部の藤井克徳事務総長は、障害者の被害の全容がいまだに明らかになっていないと指摘しました。

 「みやぎ支援センター」(仙台市)からは阿部一彦代表が、JDFの支援を受けながら宮城県内の障害者団体がネットワークをつくって当事者の支援、復旧・復興のあり方を発信していることを紹介。「2次障害や関連死、孤独死などを防ぎ、震災前より障害者が暮らしやすい社会を」と復興へ向けて障害者が排除されない町づくりを訴えました。

 「支援センターふくしま」(郡山市)からは、白石清春代表と穴沢信弥事務局次長が、南相馬市と連携し、同市が把握する障害者への訪問調査活動の取り組みを報告。また、東京電力福島第1原発事故の影響で、障害者施設の職員が不足しているなか、他地域からの支援が少ないことを強調しました。

 森祐司政策委員長は政府に対して、▽被災障害者の実態把握の実施▽当事者参加の復興計画策定▽仮設住宅のバリアフリー化―など今後の復興に向けた8項目の要望を出したと述べました。

 同本部長でもある小川代表があいさつしました。


(写真)JDFの被災障害者支援活動の報告会に多くの関係者が参加しました=13日、国会内


あじさいコンサート:日進の4施設、障害の枠超え 16日、初の共同開催 /愛知

2011年07月15日 01時38分04秒 | 障害者の自立
 ◇精神・身体・知的…

 日進市にある四つの障害者施設が16日、市民会館大ホールで「第16回あじさいコンサート」を開く。精神障害者の就労を支援する「ゆったり工房」が96年に「優しい街で暮らしたい」との思いから始めたチャリティーコンサート。今回初めて、身体・知的障害者の利用施設との共同開催が実現した。実行委員長を務める同工房施設長の小林千津子さん(60)は、「障害の違いによって支援の仕方は異なるが、障害の枠を超えてほっとできるコンサートにしたい」と願う。

 参加するのは、「名東福祉会」の知的障害者入所更生施設「レジデンス日進」▽「きまもり会」の知的障害者が喫茶店を運営する「愛歩(あゆみ)」▽「ポレポレ」の障害者就労支援施設「ポレポレハウス」▽「あじさいの会」の「ゆったり工房」。各施設から20~40人が参加し、和太鼓演奏、「翼をください」や「上を向いて歩こう」の合唱などがある。日進在住のソプラノ歌手、渡部千枝さんの「アベ・マリア」などの独唱や、ピアニストのはちまん正人さんの独奏もある。

 指揮をする県立芸術大出身で日進児童合唱団主宰の浅野仁美さん(53)が、各施設を回って音楽指導に当たった。重度の知的障害がある長男(24)も共演する。「息子はステージの上で体を揺することしかできないが、参加者は障害の程度に応じて楽しんでもらいたい」と話す。

 午後1時半開演。大人1000円、障害者・介助者と中学生以下500円。障害者の作品を集めた「ひかりの人々展」も市民会館展示ホールで16~22日にある。

毎日新聞 2011年7月14日 地方版


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2011年07月15日 01時33分17秒 | 障害者の自立
ダウン症女性が支援活動

 東日本大震災で被災した障害者を支援しようと、国内のダウン症患者で初めて4年制大学を卒業した霧島市の岩元綾さん(37)が、講演料や自身の半生をつづった著書の印税などを義援金として送る活動を行っている。岩元さんは「障害者は被災地で取り残されがち。少しでも力になりたい」と語る。

 岩元さんは鹿児島市生まれ。生後すぐに21番染色体が1本多い異常によって起こるダウン症と診断された。発達の遅れや内臓疾患を伴うことが多く、岩元さんも心臓などに合併症を抱えながら小中高と普通学級に通い、1998年に鹿児島女子大(現・志学館大)の課程を修了した。

 卒業後は同大聴講生として英語などを学びながら、「21番目のやさしさに―ダウン症のわたしから」や翻訳したカナダの絵本「スマッジがいるから」を出版。ダウン症患者や家族を励まそうと国内外で100回以上の講演を重ね、東北の患者とも交流を続けてきた。

 自宅で英語の児童向け絵本の翻訳をしていた3月11日、テレビで津波に街がのみ込まれていく様子を見た。福島県の知人の中には、1か月近くも連絡が取れなかった人もおり、「健康な人でも避難生活はつらいはず。ダウン症や、障害を持った人たちはどんなに大変だろうか」と心が締め付けられたという。

 「少しでも自分にできることはないか」。震災後に行われた講演会の出演料を被災地に送金。出版部数が2万5000冊に上る著書や翻訳本の印税の一部を送る準備を進めている。

 さらに講演会で、来場者に被災地支援を訴えているほか、自身のホームページ「夢紡ぐ綾」でも、日本ダウン症協会(事務局・東京都)を通じた義援金の協力を呼びかけている。

 「私が周囲に見守られて前に進めたように、『多くの人々の心が皆さんに寄り添っています』と被災者に伝えたい」と岩元さん。日本ダウン症協会は「障害を持つ人やその家族は金銭的、精神的に余裕がない場合も少なくない。支援は本当にありがたい」と感謝している。


「被災された方々の気持ちに寄り添いたい」と話す岩元さん

(2011年7月14日 読売新聞)