県立美術館・本館(熊本市二の丸)で開催中の「スタジオジブリ・レイアウト展」(読売新聞社、KKTくまもと県民テレビなど主催)は23日、入場者数が1万人を突破した。
1万人目には熊本市国府3の会社員荒木真吾さん(35)、妻香織さん(33)、長女春香ちゃん(5)、次女真咲(みさき)ちゃん(3)の家族連れが認定された。
会場入り口では記念セレモニーが開かれ、KKTの位寄(いき)雅雄専務から荒木さんに同展の図録と「となりのトトロ」のぬいぐるみが贈られた。荒木さんは「びっくりしました。子供たちがトトロと『崖の上のポニョ』が大好きなので来ました」と笑顔で話していた。
この日、本館講堂では「ミュージアム・セミナー」が開かれ、同美術館学芸課の村上哲主幹が「スタジオジブリの創作を探る」と題して講演。「かわいらしさと不気味さ、平和と戦争など二律背反の世界を提示し、破壊の中から新しいものを作り出すのが特徴」などと話した。
同展は今月15日に開幕し、高畑勲、宮崎駿の両監督らが制作したアニメ「風の谷のナウシカ」「となりのトトロ」「火垂るの墓」を始め、公開中の最新作「コクリコ坂から」などのレイアウト(設計図)約1300点を展示している。
9月4日まで。期間中の月曜(8月15日を除く)は休館。8月8日は障害者向けの鑑賞デーとし、同21日午前10時半からは小中学生を対象に展示品を解説する「こども美術館」がある。問い合わせは県立美術館(096・352・2111)へ。
(2011年7月24日 読売新聞)
1万人目には熊本市国府3の会社員荒木真吾さん(35)、妻香織さん(33)、長女春香ちゃん(5)、次女真咲(みさき)ちゃん(3)の家族連れが認定された。
会場入り口では記念セレモニーが開かれ、KKTの位寄(いき)雅雄専務から荒木さんに同展の図録と「となりのトトロ」のぬいぐるみが贈られた。荒木さんは「びっくりしました。子供たちがトトロと『崖の上のポニョ』が大好きなので来ました」と笑顔で話していた。
この日、本館講堂では「ミュージアム・セミナー」が開かれ、同美術館学芸課の村上哲主幹が「スタジオジブリの創作を探る」と題して講演。「かわいらしさと不気味さ、平和と戦争など二律背反の世界を提示し、破壊の中から新しいものを作り出すのが特徴」などと話した。
同展は今月15日に開幕し、高畑勲、宮崎駿の両監督らが制作したアニメ「風の谷のナウシカ」「となりのトトロ」「火垂るの墓」を始め、公開中の最新作「コクリコ坂から」などのレイアウト(設計図)約1300点を展示している。
9月4日まで。期間中の月曜(8月15日を除く)は休館。8月8日は障害者向けの鑑賞デーとし、同21日午前10時半からは小中学生を対象に展示品を解説する「こども美術館」がある。問い合わせは県立美術館(096・352・2111)へ。
(2011年7月24日 読売新聞)