ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

善意に支えられ今年も車イス

2011年10月09日 01時27分01秒 | 障害者の自立
 豊橋西ライオンズクラブ(伊藤充宏会長)は、アジア地域の障害者のために毎年、車イスを送っているが、今年も豊橋工業高校の協力を得て、約100台をタイに送る。7日は事業の第1弾として中古車イス20台を同校に運び、生徒らがフレームやパンクの修理を行った。今後3回、修理作業を行い、約70台を使用可能な車イスに変える。

 車イス寄贈事業は、同クラブの会員がフィリピンを旅行した際、現地の障害者から「中古でも良いから車イスを送ってほしい」と懇請されたことを契機に実施され、今年度で7回目。毎年、100台ペースで送っているが、今年度は同クラブとAJU(アジア障害者支援センター)で計170台を送る計画。

 中古の車イスは、個人のほか、病院、施設などから同クラブに寄せられる。この車イスを豊橋工業高校電子機械科3年生の生徒が課題研究の一環として整備している。

 同日は、約20台の車イスを点検、整備した。パンク修理と部品の取り替えが主な業務だったが、車イスによってはフレームが折れているものもあり、その場合は溶接の技術が必要となる。岸岡哲教諭は「自分で判断して修理することは、生徒たちにとって生きた実習になる」と話していた。

 伊藤会長は「この車イスを使うことで、アジアの障害者が人間の尊厳を回復できればうれしい」とこの事業の意義を語っていた。

東海日日新聞

今奈良.jp 在宅就業支援事業で観光サイトオープン

2011年10月09日 01時23分59秒 | 障害者の自立
 在宅で就業できるよう、ひとり親や障害者が更新作業などを行う奈良の観光情報発信サイト「今奈良.jp(いまならドットジェイピー)」(http://www.ima-nara.jp/)が7日、オープンした。奈良を観光中にスマートフォン(多機能携帯電話)で閲覧すれば、現在地の最寄りの飲食店やイベント情報などが得られる便利なサイトとなっている。

 サイトを運営するのは生駒市のIT関連会社「ワイズスタッフ」で、県の「就労困難者在宅就業支援事業」(平成22年6月~24年3月)を受託し、約120人のひとり親や障害者が自宅で仕事ができるよう、パソコンとインターネットの利用技術を身につける訓練を実施してきた。

 訓練を受けた数人に同社が業務委託するかたちで同サイトの更新などを任せ、報酬を得るという。

 サイトは、県内全域のイベントや宿泊、飲食情報、天気などが閲覧でき、常時最新情報に更新される。ニュースサイトは産経新聞ともリンク。特に、GPS(衛星利用測位システム)機能が備えられたスマートフォンで閲覧すると、現在地から最寄りの情報が得られるようになっている。

 サイトはネットの交流サイト「フェイスブック」とも連動しており、今後は同サイトを利用した飲食店のホームページ作成を請け負ったり、クーポンを代理で発行したりするなどビジネス拡大を検討しているという。

 ワイズスタッフの田沢由利社長は「事業期間が終了しても、在宅で仕事が続けられるようにビジネスチャンスを作り出していきたい」と話している。

MSN産経ニュース

避難協定:大災害発生時、「福祉避難所」確保へ 伊賀市、上野地区7団体と /三重

2011年10月09日 01時21分30秒 | 障害者の自立
 大規模災害発生時に、高齢者や障害者らの避難先を確保するため、伊賀市は上野地区の社会福祉法人7団体と、避難協定を結んだ。11施設が災害時、市の要請に基づき、ロビーや空き部屋を避難所として開放する。

 市の地域防災計画では、介護が必要な高齢者や障害者を受け入れる「福祉避難所」を指定することになっているが、受け入れ可能な市営施設がなく、未指定だった。市内には約1万7000人の要援護者がおり、今回の協定で、最大計300人の受け入れが可能という。市では、旧町村部でも順次協定の締結を進める方針。

 調印式で、内保博仁市長は「要援護者にとって、受け入れてもらえるのは心強いと思う」と感謝した。施設側を代表し、社会福祉法人「敬親会」の今高一三理事長が「東日本大震災や紀伊半島豪雨もあり、協定締結のよい機会となった。災害時の受け入れ経験がないので、行政の指導をお願いしたい」と応えた。

 ◇名張市も検討
 一方、名張市も同様の避難協定締結を検討している。

 市によると、要援護者は7729人(7月末現在)だが、受け入先となる「市総合福祉センターふれあい」の収容能力は最大で340人にとどまる。担当者は「福祉施設などと協定を結ばなければならない」としている。

毎日新聞 2011年10月8日 地方版


新静岡セノバ:バスターミナル、視覚障害者の内覧会 /静岡

2011年10月09日 01時17分36秒 | 障害者の自立
 静岡鉄道新静岡駅の駅ビル「新静岡セノバ」(静岡市葵区鷹匠)がオープンし、11日には「しずてつジャストライン」のバスターミナルの供用が始まる。計画段階から視覚障害者の利用しやすい施設とするよう提案してきた「新静岡セノバ・バリアフリー推進協議会」は7日、内覧会を開き、視覚障害者の視点から新ターミナルを確認した。

 市内外の視覚障害者、介助者ら計17人と盲導犬が、セノバ運営会社の社員から施設について説明を受け、約1時間かけて新ターミナルを見学した。参加者からは「音声案内の音量はもう少し大きくてもいい」「壁伝いに歩くよりも点字ブロック上を歩いた方が歩きやすい」などと意見が上がった。

 内覧会には同協議会からセノバについての音訳ガイド作成を受託した静岡市図書館音訳ボランティア「ひびきの会」のメンバーも参加。目が見えない人に分かりやすく新施設の概要を伝えようと、真剣に観察していた。音訳ガイドは10月中に完成し、県視覚障害支援センターで配布される予定。

 盲導犬と一緒に参加した焼津市の梅原まおさんは「点字ブロックの両脇を黒く塗る工夫がされているので弱視の私にとって見えやすく、ありがたい。大きなガラスが多いので、ぶつからないかどうか、少し心配だった」と話した。

毎日新聞 2011年10月8日 地方版


グッドデザイン賞:今年度、障害者用「特別支援携帯アプリ」 /四国

2011年10月09日 01時12分38秒 | 障害者の自立
 ◇バイブレーションや配色など駆使 富士通と香川大で実証実験

 発達障害や知的障害の子どもの生活・学習を支援する携帯電話用ソフト「特別支援携帯アプリ」が、今年度のグッドデザイン賞(日本デザイン振興会主催)を受賞した。富士通(本社・東京都港区)が開発し、香川大と共同で実証実験を実施。自閉症などの子どものコミュニケーションの問題に対し、バイブレーションや配色などを駆使して、実用性を高めた点や、まだ理解が広がっていない発達障害の分野に取り組んだ点が評価された。

 アプリは、時間の経過を図形の面積の変化により確認できるタイマー▽伝えたいことや手順を表示する絵カード▽漢字の筆順を学べるアニメーション--の3種類で、視覚化によって理解をサポートするのが特徴。

 教師や保護者が用いている絵カードやタイマーなどの道具を携帯電話で提供しようとの狙いから、同社が2年前、開発に着手。昨年5~9月には、同大教育学部の坂井聡准教授の研究室と共同で、特別支援学校の児童・生徒の他、保護者や教員を対象に有効性を検証した。実際にアプリを使ってもらった結果、「名前が漢字で書けるようになった」「自分で着替えや買い物ができるようになった」などの効果が得られたという。同社製のNTTドコモの携帯24機種で利用でき、同10月末に無料公開して以来、約3万7000本がダウンロードされている。

 今年7月には、スマートフォンの機能を活用したソフト開発の共同研究も開始。筆順になぞり書きの機能を加えたソフトや、喜怒哀楽など感情の種類や強弱をタッチパネルで選択し、伝えることができるソフトについて、実証実験を進めている。同社は「発達障害の子どもたちのために、情報通信技術を役立てたい。効果的な支援を実現するためには、研究機関や当事者との連携が不可欠だ」としている。

毎日新聞 2011年10月8日 地方版