食品中の放射性物質の健康への影響を評価していた食品安全委員会はきょう、食品の規制値の目安として「生涯でおおよそ100ミリシーベルト以上で健康に影響が出る」と判断しました。食品中の放射性物質をめぐっては、福島の原発事故を受けて、暫定的な規制値が定められ出荷制限などに適用されてきました。食品安全委員会ではきょう新たな規制値を作る目安として自然に浴びる放射線量以外で食品からは「生涯おおよそ100ミリシーベルト以上で健康に影響が出る」との判断を示しました。一方で、子どもについては「小児の期間は感受性が成人より高い可能性がある」として、具体的な数値は示しませんでした。今後は、この「生涯おおよそ100ミリシーベルト」という目安にあてはめながら、厚生労働省が各食品ごとの新たな規制値について来週から検討を始めます。
10月27日 テレビ東京
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