ゴエモンのつぶやき

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介護職員の医療行為 何ができるの‎

2011年10月26日 02時26分20秒 | 障害者の自立
 介護職員による医療行為が、一部解禁されるそうですね。何ができるようになりますか?

たんの吸引と経管栄養
 病気の治療などの医療行為は、これまで医師や医師の指示を受けた看護師などにしか認められていなかった。だが、今年6月に法律が改正され、介護福祉士などの介護職員も、一部の医療行為をしてよいことになった。来年4月に施行され、たんの吸引と、胃や腸にチューブで栄養剤を注入する「経管栄養」ができるようになる。



 重い要介護状態の高齢者や障害者の中には、たんの吸引などを行わないと、命にかかわる人もいる。こうした処置を家族や看護師だけに頼ることには限界があり、従来、法律に違反して介護職員が行うケースが少なくなかった。

 このため、要介護者の自宅や特別養護老人ホームでの介護職員によるたん吸引などについては、厚生労働省が法律ではなく「通知」で例外的に容認してきた。だが、グループホームや有料老人ホームなどが対象外だったほか、現場では万一の事故が起きた場合は責任問題になりかねないという懸念が強かった。

 来年4月からは、たん吸引などを行う介護事業所は、医師の指示を受けていることなど一定の条件を満たしたうえで、都道府県に登録する。介護職員は、50時間の講義と、実地研修などを受けて「認定証」を取得する。介護福祉士の養成カリキュラムにも、たんの吸引などに関する授業が組み込まれる。

 介護職員がこうした医療行為を行うことで、今まで付ききりで介護していた家族の負担が軽くなると期待されている。家族が安心して医療的なケアを介護職員に任せられるよう、研修や実施体制を万全にする必要がある。

 その一方、介護職員の負担が増えることを心配する声も上がっている。介護保険の財政は厳しさを増しており、来年度の介護報酬改定で、負担や責任の重さに見合った報酬を得られるようになるかは不透明だ。

 負担だけが増えるのでは、介護現場の人手不足がますます深刻になりかねない。介護職員の待遇を改善することが欠かせない。

(2011年10月25日 読売新聞)

.ボランティア:募集 /大阪

2011年10月26日 02時24分24秒 | 障害者の自立
 ★<大阪市>第15回あったかハートをつないで~障がい者地域生活支援のつどい~「みんな集まれ!!あったかハートフェスティバル」ボランティア

 11月12日(土)10時~15時半、西成区民センターホールほか。障害者の案内、誘導など。10月28日(金)締め切り。当日は講演会や模擬店、バザー、ステージなどを開催。同区社会福祉協議会(06・6656・0322)。

 ★<大阪市>「東北・関西ポジティブ生活文化交流祭」ボランティア

 11月23日(水・祝)9~18時で2時間以上、北区の扇町公園。炊き出しの準備・配膳、会場設営、来場者案内、アンケート回収など。11月11日(金)締め切り。当日は歌や踊りのステージ、被災地報告会、バザーなどを開催。主催は東北の被災障害者救援活動に取り組む、日常生活支援ネットワーク(06・4396・9189)。

 ★<千早赤阪村>金剛山で秋のクリーンキャンペーン

 11月13日(日)9時半、南海河内長野駅または近鉄富田林駅からバスで伏見峠登山口集合。登山道で空き缶回収と清掃、ゴミ持ち帰りの呼びかけ。クリーン・パトロール楠友クラブ(06・6652・1429)。

毎日新聞 2011年10月25日 地方版


(1)道半ば/回復途上、津波の悲劇

2011年10月26日 02時18分23秒 | 障害者の自立
 松島湾に浮かぶ島々を望み、波音の聞こえる海岸沿いに施設はあった。3月11日。大津波が襲った。
 東松島市の特別養護老人ホーム不老園。入所者と通所利用者計59人のうち、55人が死亡、1人が行方不明になった。


<文字盤で会話も>

 東松島市の西ケ谷秀美さん(32)も、施設から避難中に命を落とした。意思疎通が難しく、全介助の必要な遷延性意識障害を脱却し、ショートステイを利用していた。
 私たちが秀美さんの妻圭子さん(38)と最初に連絡を取ったのは、震災半年前の昨年9月だった。在宅介護の実情を聞こうとしたが、都合が合わず、秀美さんには会えなかった。
 「地震と縁があったのでしょう。宮城県沖地震の日に生まれ、今回の地震で逝ってしまった」。1年ぶりに会った圭子さんは、静かに語った。
 秀美さんは2000年12月、交通事故で意識不明の重体に陥った。結婚からわずか8カ月。新婚生活は一変した。
 「意識を取り戻す見込みはない」と、搬送先の医師は宣告した。しかし、秀美さんは回復する。事故の2年後に転院した「東北療護センター」(仙台市太白区)でリハビリを続け、自分で食事をし、文字盤を使って会話ができるまでになった。
 05年、今度は次男の翔君(11)が難病の潰瘍性大腸炎と診断される。圭子さんは一時、二つの病院を行き来する生活を続けた。
 06年からは秀美さんの在宅介護を始めたが、その準備は全くの手探りだった。若い中途障害者を受け入れる施設を市役所に相談しても、担当者は「分かりません」と繰り返した。ようやくたどり着いたショートステイ先が、不老園だった。
 「不老園一のイケメン」。30代の秀美さんはそう呼ばれ、施設の職員やお年寄りに愛された。

<遺体、車内で発見>

 あの日、本震が収まると、職員は利用者の避難に取り掛かった。最後に秀美さんと会話したのは、施設に勤務する伯父の大泉照男さん(62)だった。秀美さんは防寒頭巾をかぶり、車いすでホールに待機していた。
 「『これからドライブか?』と冗談を言うと、いつも通りにこっと笑った。それが最後になってしまった」と涙ぐむ。
 不老園から指定避難所の野蒜小(東松島市)まで2キロ弱。職員は車10台以上で搬送した。しかし、全介助が必要な利用者の乗り降りに手間取ったり、渋滞で足止めされたりして、避難は遅々として進まない。
 本震から約1時間後、3メートルの大津波が不老園も野蒜小も、のみ込んだ。
 秀美さんは震災翌日、野蒜小の校門近くの車内で発見された。圭子さんは秀美さんの両親と遺体安置所を回り、5日後にようやく対面した。
 「いつもの秀美君でした。交通事故の時はひどいけがだったけど、息をしていないのが不思議なくらい奇麗なままでした。それがせめてもの救いです」
 遺体安置所を捜し回る車中。秀美さんの母親の恵美子さん(59)が掛けてくれた言葉が、圭子さんの胸に残る。
 「『一生、植物状態』と言われた秀美を見捨てず、一緒にいてくれてありがとうね」

(2011/10/25)河北新報 - 14 時間前




着衣介護助けます、新ロボット開発

2011年10月26日 02時04分59秒 | 障害者の自立
 介護が必要な高齢者や身体障害者の着衣動作を補助するロボットシステムを、奈良先端科学技術大学院大学の柴田智広・情報科学研究科准教授らのチームが開発、24日報道陣に実演を公開した。

着衣動作を補助するロボット開発

 成果は26日に欧州のスロベニアで開かれる人型ロボット研究の国際会議で発表される。

 米国社製のロボットアーム2本を利用。マネキンの両腕の手首付近まで半袖Tシャツの袖を通した状態にしておく必要がある。

 研究員がアームを持って襟の部分から頭部を通し、約10秒で着用させ、その際の動作を再現できるようロボットに学ばせた。その後は、マネキンの姿勢が多少ずれてもロボット自体で頭部を通すポイントを自律的に修正でき、数回で着用させることができる。実演でも、同様の動作ができた。


マネキンにTシャツを着せるロボット(24日午後、奈良先端科学技術大学院大学で)

(2011年10月25日07時56分 読売新聞)

「だんだんボックス」グッドデザイン

2011年10月26日 01時58分51秒 | 障害者の自立
 障害者の自立に向け、福祉作業所に通う人などの絵をあしらって販売されている段ボール箱「だんだんボックス」が、日本産業デザイン振興会が主催する本年度のグッドデザイン賞(パッケージ部門)を受賞した。

 だんだんボックスは昨年8月、福岡県や東京都の市民やNPO法人が実行委員会を結成して販売開始。おどけた表情のライオンや寝そべっているネコなど箱に描かれた絵のユニークで愛らしいデザインが特徴で、審査員からは「障害のある人の才能を生かし、経済活動による社会参加に結びつけるだけでなく、描かれている絵に好感が持てる」と評価された。

 これまでデザイナーとしてイラストを手掛けた障害者は25人。ボックスは福岡や東京の郵便局などで200-400円で販売されており、約200万円の報酬を生み出したという。

 発案者の一人で、九州大大学院の鵜飼哲矢准教授(44)は「大企業などと並んでデザインで勝負し、評価していただいたことがうれしい。今後も協力企業を増やしながら障害者が仕事をするチャンスを広げていきたい」と話している。


=2011/10/26付 西日本新聞朝刊=