ゴエモンのつぶやき

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生活支援バス:高齢者ら「買い物弱者」救済へ 大川市、来月から2台運行 /福岡

2011年10月22日 02時10分59秒 | 障害者の自立
 ◇市内6地区で
 大川市は、高齢者ら「買い物弱者」を対象とした生活支援バスを11月から運行する。今月29日までは、利用状況を確認するための試験運行を2地区で実施中だ。

 支援バスは、マイクロバス2台で、市内全6地区で運行。月曜~土曜、各地区週2日(一日2往復)、市役所やショッピングセンター、病院などを回る。

 利用対象は、65歳以上の高齢者および障害者で、自立歩行が可能な人(介助者同伴の場合は乗車可)で、車椅子の持ち込みはできない。料金は無料。

 同市は、公共交通機関が十分に発達しておらず、移動手段は自家用車が主となる。高齢化率も27・9%で、今後、高齢化社会の進展に伴い、いわゆる「買い物弱者」が増えることを想定し、実施に踏み切ったという。

 市健康課は「買い物の足としての役割に加え、車内での会話が利用者の情報交換や楽しみの場になれば。独居世帯の安否確認の場としても活用したい」と話す。

 運行は大川市社会福祉協議会に委託する。各地区のルートや時間などは10月15日号の市報に折り込んでいる。

 問い合わせは社会福祉協議会0944・86・6556。

〔筑後版〕毎日新聞 2011年10月21日 地方版




好評の「読み書き」サービス 視覚障がい者や高齢者をサポート

2011年10月22日 02時07分35秒 | 障害者の自立
視覚障がい者や視力が低下した高齢者などにとって、通帳や契約書類など、個人情報に関わる読み書きは、大きな悩みの種になっている。こうした中、独自に「読み書きサービス(代読・代筆)」を行う自治体が注目を集めている。東京都品川区では今年1月から、区内の2地域で同サービスを始めたほか、北海道函館市も4月から、市内の視覚障害者図書館で同サービスを展開している。これらの先進事例と公明党の取り組みについて紹介する。

東京・品川区 専門の窓口を開設
書類の代読や代筆などに対応

「書類の字が小さくて読めない」「耳が遠くて、業者の話が聞き取れない」。京浜急行線の青物横丁駅から歩いて5分ほどの場所にある東京都品川区の「第二地域センター」窓口には、こうした相談が1カ月に約10件寄せられている。

この窓口は「支え愛・ほっとステーション」という取り組みで、一人暮らしの高齢者などを支援するため、同区が社会福祉協議会に委託し、今年1月から開設されたものだ。自宅の電球交換や買い物の付き添いなどのサービスのほか、視覚障がい者や視力が低下した高齢者に対し、代読や代筆も行う。利用時間は午前9時から午後8時までで、利用料は30分間ごとに200円だ。

相談対応を行うコーディネーター(調整役)の加藤千尋さんは、「利用者からは『とても助かった。また利用したい』という声が寄せられている」と語る。

また、サービスの提供開始後、課題が明確になってきたという。同区高齢者福祉課の原明彦課長は「代読・代筆サービスを行う際、商品購入など利用者の契約行為に直面することがある。行政としては踏み込めない点があるので、対応を検討していく必要がある」と話す。

北海道函館市 専用図書館で支援を実施

「視覚障がい者や視力が低下した高齢者にとって、生活に関わる情報支援は欠かせない」。こう強調するのは、特定非営利活動法人(NPO法人)函館視覚障害者図書館(北海道函館市)専務理事の森田直子さんだ。

函館市は、地域活性化交付金を活用し、2011年度から視覚障がい者や高齢者に対し、同図書館で代読・代筆サービスを始めた。

同図書館によると、毎月約10人が同サービスを利用しており、「障がい者用の割引証への記入や、年金に関する書類の代読、そして買い物をする際の情報支援が多い」という。

視覚障がい者や高齢者を対象にした代読や代筆などのサポート体制は、全国的に不十分な状況だ。視覚障がい者の外出を手伝うガイドヘルパーなどが代読・代筆するケースもあるが、断られることが少なくない上、個人情報が漏えいする危険もある。このため、森田さんは「公的な代読・代筆サービスの需要は高い」と語る。

また、こうしたサービスを提供するには、そのための財源確保が大きな課題だ。函館市の場合、来年度以降の財源確保ができておらず、森田さんは「視覚障がい者の約80%は中途失明者であり、点字が読めないなど情報弱者だ。利用者からはサービス継続を求める声が多い」と述べ、経済的支援の必要性を訴えている。

支援員の養成が重要
守秘義務の厳守で課題も

「読み書きサービス」については、一定の専門技術が必要だ。特に代読の場合、単に文章を読み上げるだけでなく、写真やイラストの説明や、情報を整理する技術も求められる。20歳代に失明した後、代読支援を利用してきた田中章治さん(埼玉県川口市、66歳)は、「経験や専門知識の有無によって、代読支援には大きな差が生じてしまう」と指摘する。

このため、NPO法人「大活字文化普及協会」内に設置された「読書権保障協議会」(岩井和彦会長)は、専門の支援員などのスタッフを養成するため、講習会などを開催している。

今年7月に東京都品川区で行われた講習会では、定員の2倍超の約200人から応募があり、自治体職員や介護従事者、ボランティアなどが参加し、代読・代筆に関する講習や発声練習を行った。

講習会担当者は「読み書きは社会参加に不可欠であり、支援に取り組む自治体が今後、増えていくことが予想される。このため、専門スタッフの養成を行うとともに、守秘義務の厳守などの課題に関するルールづくりが求められる」と指摘している。

公明党はこれまで、「読み書きサービス」の実現・拡充を精力的に推進してきた。特に品川区では、山元敬子区議や三上博志前区議らが、議会質問などで同サービスの実施を提案し、今年1月に実現させた。

また、都議会公明党の伊藤興一都議は、今年2月の定例会で「読み書きが困難な視覚障がい者や高齢者に対し、全国に先駆けて支援する仕組みを」と要請した。

これに対し、都福祉保健局長は「未実施の自治体に事業実施を働き掛ける」とした上で、「代読・代筆の知識習得を図るなど研修を充実する」と答弁している。


視覚障がい者のために書類を代読する森田さん(左)

公明新聞:2011年10月21日付


「おいでませ! 山口大会」開幕 広がる市民団体のおもてなし

2011年10月22日 02時00分13秒 | 障害者の自立
 全国から5404人が参加する全国障害者スポーツ大会「おいでませ! 山口大会」があす22日に開幕。市内では、来山する障がい者たちに心地よく過ごしてもらおうと、独自の“おもてなし”に取り組む市民団体も多い。
 点訳すぎなの会(山田恵美子代表)は、メーン会場となる維新百年記念公園の園内マップや説明などを盛り込んだ点字案内パンフレットを作成。選手や応援団に活用してもらおうと、県盲人福祉協会や会場案内所、湯田の各旅館に配布・設置した。さらに、同公園内の自動販売機には、商品名や価格などのわかる点字シールも張り付けた。また、県立大学の点字サークルぷちぽあんは、湯田温泉のお店の点字メニュー導入に取り組んでいる。山田代表は「これをきっかけに、目の不自由な人も必要な情報が手に入る環境が広がっていけば」と話す。
 一方、聴覚障がい者に配慮するのは、要約筆記サークルやまびこ(鶴田美志会長)。旅館のフロントに置いてもらおうと、筆談ができる携帯用ミニホワイトボードを30冊製作し、湯田温泉旅館協同組合を通じ各旅館に配った。「聴覚障がい者であっても、手話のできない人も多い。ぜひ、全国から訪れる人たちのお役に立ちたい」と鶴田会長。
 なお、同大会は24日(月)までの3日間、山口市内をはじめとした県内8市を舞台に、13競技が繰り広げられる。



サンデー山口 - 15 時間前

難聴解消装置:補聴器利用者にも車内放送はっきり 萩市の循環バス、全国初 /山口

2011年10月22日 01時48分13秒 | 障害者の自立
 補聴器利用者がバスの車内放送を明りょうに聞けるように開発された難聴者補聴器誘導システム・磁気ループ(ヒアリングループ)が19日、萩市の循環まぁーるバス2台に設置された。このシステムは建造物にはあるが、移動用バスの設置は全国初という。

 22日から県内で始まる全国障害者スポーツ大会のうち、山口市で開催される水泳、卓球、フライングディスク、萩市のバレーボール会場の一部にも設置されるという。

 難聴者支援用磁気ループ設備会社・ソナール(京都市)が手がけた。補聴器は高性能集音のため周囲の会話なども拾い、車内放送が聞き取れない場合もあった。座席周囲に車内放送を受信し増幅させる装置を配置し、難聴状態を解消させた。

 納車式で、野村興児市長は「バスは耳の不自由な人も買い物で利用するだけに利便性が高まる」とあいさつ。試験乗車した萩地区聴覚障がい者福祉会の山本雪会長(68)は「運転手の声がはっきり聞こえる。高齢者や難聴者にはとても役に立つと思う」と喜んだ。

〔山口版〕毎日新聞 2011年10月21日 地方版




月替わりメッセージも 福祉作業所がカレンダー発売

2011年10月22日 01時40分31秒 | 障害者の自立
 佐賀県江北町の障害者福祉作業所「ちゅうりっぷのうた」(本村容子代表)が、2012年のカレンダーを販売している。「いい年になりますように」と利用者が心を込めて描いた作品とメッセージが月替わりで楽しめる。売り上げは全て利用者の工賃として還元される。

 1月はえとの辰(たつ)で、「しっかり立って歩いていこう」と掛け言葉で意気込みを強調。4月は桜の紙版画に「花見にいったら花の香りがやさしかったよ」と添えた。8月は作業所に咲いた大輪のヒマワリで、それぞれ無垢(むく)な心でとらえた自然や日常を個性豊かに表現している。

 作業所の利用者は現在14人。平日は機械部品や菓子箱の組み立て、手芸作品などの内職で工賃を得ているが、単価は高いとは言えず、仕事量も景気に左右されやすい。このため利用者の生活向上につなげようと9年前からカレンダー作りに取り組んでいる。

 カレンダーは1部800円(送料込み)。問い合わせは同作業所、電話0952(86)4520へ。


手作りのカレンダーの絵柄をみせる利用者たち。売上げが工賃として利用者に還元される=江北町の障害者授産施設「ちゅうりっぷのうた」

2011年10月21日更新 佐賀新聞