障害者の作業所を運営する県内五つの社会福祉法人などが、オリジナル製品の開発から販売までを手掛ける「ものづくり協議会」を設立した。第1弾として、各作業所が持つさまざまな技術を組み合わせた絵馬を製作。「企業に負けない魅力ある商品を作ろう」と、「Do くらふと」のブランド名で、新製品の開発に取り組んでいる。
販路拡大へ協議会設立
「別府若葉会」(別府市)の桝田敬行理事長(59)が呼び掛け、「大分すみれ会」(大分市)と「大分ゆたかの会」(同)、「グループ・ラム」(日田市)、「みずから」(中津市)が参加した。今年1月に活動を開始。月1回の会合で、新製品の企画や生産・販売方法などについてアイデアを出し合っている。
革製品、木工、組みひも、印刷など、各作業所はそれぞれ得意分野を持っているが、「一つの作業所だけでは多様な製品開発に限界があった」と桝田理事長。障害者の工賃アップが課題となる中、県内各地の作業所が集まることで、販路の拡大も期待できるという。
第1弾は「絵馬」
新たに開発した絵馬は、来年のえと「辰(たつ)」をモチーフにした。木工や革製品のパーツを、さまざまなデザインの額に自由に組み合わせることで、幾通りもの「オリジナル絵馬」ができる。各作業所は現在、地元の神社などへ営業活動を展開しており、「観光絵馬」としての販売も検討中という。
桝田理事長は「手間暇をかけて手作り感を出したり、得意とする加工で個性を発揮することでグレード・アップし、企業に対抗できる製品になっている。企業と肩を並べることで、作業所利用者の自信につなげたい」と話す。
絵馬に関する問い合わせは別府市駅前本町のメロディー(TEL0977・26・7712)へ。

製作した来年用の絵馬。購入者はさまざまなパーツを選び、オリジナルの絵馬を楽しめる
[2011年11月10日 09:45] 大分合同新聞
販路拡大へ協議会設立
「別府若葉会」(別府市)の桝田敬行理事長(59)が呼び掛け、「大分すみれ会」(大分市)と「大分ゆたかの会」(同)、「グループ・ラム」(日田市)、「みずから」(中津市)が参加した。今年1月に活動を開始。月1回の会合で、新製品の企画や生産・販売方法などについてアイデアを出し合っている。
革製品、木工、組みひも、印刷など、各作業所はそれぞれ得意分野を持っているが、「一つの作業所だけでは多様な製品開発に限界があった」と桝田理事長。障害者の工賃アップが課題となる中、県内各地の作業所が集まることで、販路の拡大も期待できるという。
第1弾は「絵馬」
新たに開発した絵馬は、来年のえと「辰(たつ)」をモチーフにした。木工や革製品のパーツを、さまざまなデザインの額に自由に組み合わせることで、幾通りもの「オリジナル絵馬」ができる。各作業所は現在、地元の神社などへ営業活動を展開しており、「観光絵馬」としての販売も検討中という。
桝田理事長は「手間暇をかけて手作り感を出したり、得意とする加工で個性を発揮することでグレード・アップし、企業に対抗できる製品になっている。企業と肩を並べることで、作業所利用者の自信につなげたい」と話す。
絵馬に関する問い合わせは別府市駅前本町のメロディー(TEL0977・26・7712)へ。

製作した来年用の絵馬。購入者はさまざまなパーツを選び、オリジナルの絵馬を楽しめる
[2011年11月10日 09:45] 大分合同新聞