ゴエモンのつぶやき

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記者の目:NHK受信料値下げは決まったが=高橋咲子

2011年11月15日 02時29分51秒 | 障害者の自立
 受信料の月額最大120円値下げを盛り込んだNHKの来年度から3カ年の経営計画がまとまった。

 ◇公共放送像、自ら提示を

 NHK執行部と最高意思決定機関である経営委員会が8月下旬に策定作業に入り約2カ月。話し合いは、現行計画に盛り込まれた「12年度からの受信料収入の10%還元」を値下げで実現すべきだと主張する数土文夫・経営委員長(JFEホールディングス相談役)らと松本正之会長ら執行部との「数字」の攻防に費やされた。公共放送のあるべきかたちを十分議論し、それに基づく経営方針が示されたと言えるだろうか。

 ◇原発番組など「らしさ」発揮

 新経営計画には、現行の受信料体系になって初の受信料値下げと、東日本大震災を踏まえた大災害時における放送機能の強化などが盛り込まれた。ともかくも実現した値下げの発端は、不祥事頻発に揺れた07年の菅義偉総務相(当時)の発言。受信料支払いの義務化と、それによって生じた余剰分を視聴者に還元するという趣旨だった。だが、公共放送の根幹に関わる義務化の議論は消え、値下げだけが生き残った。

 そもそも公共放送として目指すべき姿とは何だろうか。「NHKらしさ」と言うと漠然としているが、この間の取り組みにヒントはある。

 ひとつはETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図」(5月15日放送)など、福島第1原発事故の影響を独自調査するなど原発問題を扱った一連の番組だ。取材班は震災直後の3月15日に現地入りし、30キロの取材自主規制圏内にも入り放射線量を測定。ホットスポットをいち早く指摘し、国や自治体から情報が届かず孤立する人々の存在を伝えた。内容は原発導入の歴史や困難な除染の実態など具体的かつ多岐にわたった。

 4月3日の原発番組第1弾は、汚染実態を不安に思う視聴者の間で話題となり、ツイッターなどでも視聴を勧める声が飛び交った。第2弾となった前述の「汚染地図」は何度も再放送され、JCJ大賞や早稲田ジャーナリズム大賞を受賞した。長年原発問題を追ってきたディレクターの七沢潔さんは「事故の実態が見えないなか、とにかく調べて伝えたかった」と振り返る。

 民放ではタブー視されがちな原発・核問題を地道に追い続けた成果と言えるだろう。ときに「国営放送」とも揶揄(やゆ)される一方、こんな番組も存在する。この幅の広さこそがNHKらしさの一端だろう。

 もう一つはアーカイブとしての役割だ。NHKが受信料を使って放送してきた番組は文字通り公共の財産なのだ。ラジオ放送開始から80年以上、テレビ放送も間もなく60年。放送の歴史はそのまま現代史といえる。埼玉県内のNHKアーカイブスや各放送局施設内(時間制限あり)では視聴できるが、一般視聴者にもっと開放すべきではないか。

 NHKは、08年12月からインターネットなどで過去の放送番組を有料視聴できる「NHKオンデマンド」サービスを始め、最近放送されたドラマや過去の番組約6700本を公開している。受信料契約者には、少なくとも過去の番組ならネットを通じて無料で自由にアクセスできるようにしたらどうだろうか。「受信料収入の10%還元」を巡っても、オンデマンド無料化案が浮上したこともあった。「ネットは一部の人しか使えないので不公平」などの理由で実現しなかったが、環境が整備されれば、むしろネットが年配者や障害者にアクセスしやすい手段になりうる。

 アーカイブを公開するとして、単純にオンデマンドを無料化するなら、今回の値下げに充てる予定の1162億円で十分に賄える。受信料値下げよりオンデマンド無料化、と言っているのではない。NHKのあり方の議論なしに値下げの数字の攻防に終始したことが問題なのだ。

 ◇ネット同時配信、十分な議論なく

 若者のテレビ離れ、地上波の完全デジタル化など、テレビを取り巻く環境は激変している。NHK会長の諮問機関「受信料制度等専門調査会」は7月、インターネットによる番組同時配信の必要性を認め、パソコン利用者からも受信料を徴収することが望ましいと答申した。放送とネットの境界があいまいになる中で、公共放送としてネットとどう向き合うかは喫緊の課題だが、十分議論されぬまま新計画では触れられなかった。数土委員長が値下げに固執する一方、執行部側も経営委の顔色をうかがい、積極的な提案ができなかった結果だろう。

 視聴者の立場を第一に考えて「NHKらしさ」を追求するなかで、道は開けるはずだ。NHKは受け身の姿勢ではなく、自ら具体的な公共放送像を提示してほしい。議論はそこから始まる。(東京学芸部)

毎日新聞 2011年11月15日 0時41分


共生願い商店街探検 盛岡で一関のNPO法人

2011年11月15日 02時11分41秒 | 障害者の自立
 一関市のNPO法人岩手発達サポートセンターえぇ町つくり隊(熊本葉一代表)は12日、盛岡市肴町の肴町商店街で「えぇ町盛岡肴町探検隊」を初めて実施した。自閉症児者がスタッフらと一緒に買い物しながら、啓発ポスターやステッカーを配布。自閉症児者と周りの人々が相互理解を深めながら、障害を持つ人への理解と応援を商店主らに訴えた。

 小学校6年生から23歳までの6人が参加。保護者から渡された買い物メモと現金を持ち、スタッフやボランティア9人とともに商店街を歩いた。

 参加者は啓発ポスター30枚やステッカーも店舗に配布した。

 探検隊は自閉症など障害を持つ人を理解してもらい、買い物など生活しやすい地域づくりを目的に開催。今後も実施する予定で、開催地を別の商店街にも広げていく考えだ。


【写真=メモを見ながら買う本を探す女性(右から2人目)】

(2011/11/14) 岩手日報

 「男の更年期障害商品のニーズ探索」  -男性に起こる更年期障害の認知度アップがユーザー獲得のカギ!-

2011年11月15日 02時06分29秒 | 障害者の自立
配信日時:2011年11月14日 17:00

(株)総合企画センター大阪は、消費者レポートNo.153 「男の更年期障害商品のニーズ探索」を発刊した。当資料では、「男性の更年期障害」の治療・対策商品のユーザー獲得のために、40歳以上の男性618人対象に、男性の更年期障害の認知度や症状、治療・対策内容及び今後の商品ニーズを実査している。

●概要●

男性の更年期障害は「体力や筋力の低下」や「勃起が弱くなった」「性欲の低下」などの肉体的な症状に加え、「無気力」や「イライラ」などの精神的な症状が加わることで重度疾患になることがわかった。自身の更年期障害の納得度は7割と高く、今後症状が悪化する可能性や将来的な不安も大きい。また、今後の治療・対策ニーズも7割と高い。
しかし、そうした症状について「何をすればよいかわからない」「どこの病院に行けばよいかわからない」などといった病気に対する認知の無さが浮き彫りになった。
本調査では、「男性の更年期障害」の治療・対策商品のユーザー獲得のために(1)男性の更年期障害の認知度や症状(2)治療・対策内容(3)今後の商品ニーズを明らかにしている。


消費者レポートNo.153 「男の更年期障害商品のニーズ探索」  -男性に起こる更年期障害の認知度アップがユーザー獲得のカギ!-

石巻の100人 メッセージ 金沢の団体 アプリ制作 収益寄付へ

2011年11月15日 01時58分41秒 | 障害者の自立
「プラス思考で前進!」

「遊べる場所がほしい」

金沢市の団体が、東日本大震災で被災した宮城県石巻市の人のメッセージを写真で紹介するiPhone(アイフォーン)向けアルバムの制作に取り組んでいる。十三日にも百人分の撮影を終え、来年一月に有料で配信する。収益は現地の復興支援団体に寄付する計画で、「東北の人々の今の思いに耳を傾け、広く全国に届けたい」と話している。(奥野斐)

 「不安もあるけど明日もある」「津波で家も会社も全壊…でもプラス思考で前進!」-。前向きな言葉から、「自由に遊べる場所がほしい」という子どもの率直な声まで、メッセージボードを持った百人の写真を「石巻100voice」と題してまとめる。

 スマートフォン(多機能携帯電話)のアイフォーン用アプリとしてインターネットで配信。取り込むと、アルバムのように次々と写真を見ることができる。

 金沢市で摂食障害者の回復支援に取り組む団体「あかりプロジェクト」が企画。今年三月、過食症や拒食症に苦しむ人などに向けて、石川県内の一般の人百人からメッセージを募ってアルバムを作ったところ、百人余の購入者があり好評だった。「言葉で気持ちが落ち着いたり、勇気づけられたりするのでは」と、被災者版の制作を始めた。

 メンバー自ら石巻市に出向き、八月から現地の「石巻復興支援ネットワーク(やっぺす石巻)」の協力を得て市内の仮設住宅や催し会場で撮影。「気持ちの整理がついていない」と、書く言葉に戸惑う人もいたという。

 「津波で家が流されたり、家族が見つかっていなかったりという逆境にある被災者の言葉に逆に励まされ、人間のたくましさを感じた」と代表の村田いづ実さん(35)。「アルバムを通じて被災者と全国の人がつながることができたら」と思いを込める。


東日本大震災の被災者の声を集めたアルバムの一部=あかりプロジェクト提供

2011年11月13日 中日新聞

全教さん 生涯映す書画40点

2011年11月15日 01時50分41秒 | 障害者の自立
 ポリオで両腕の自由を失い、わずかに動く左手で書画を描き、障害者の自立支援に尽した福山市東村町出身の尼僧大塚全教さん(1918~2007年)の遺作展が、同町の東村公民館で開かれている。出身地での作品披露は初めてで15日まで。無料。

 力強く書かれた「一忍成百事」や優しい筆遣いの「楽しく仲良く有難う」、繊細な線と明るい色で描いた鳥や花の絵など40点と幼少期から晩年までの写真9枚が並ぶ。美術専門学校に通った19、20歳の時の作品もある。

 4歳でポリオを患った。21歳の時、口に筆をくわえて書く京都・勧修寺の尼僧大石順教さん(1888~1968年)に弟子入り。

 順教さんの教えを継ぎ、同寺境内に建立した「無心庵」で障害者の女性と暮らし、自立を支援した。

 午前10時~午後5時。同公民館=電話084(936)0600。


【写真説明】会場には全教さんが好んで描いた梅の絵も展示されている


'11/11/14 中国新聞