4年に1度の障害者スポーツの祭典、ロンドン・パラリンピックの開幕(8月29日)まで21日で「あと100日」。14回目を迎える今大会には北朝鮮が初参加し、160カ国・地域から約4200人の選手が出場を予定している。3大会ぶりに知的障害を持つ選手を対象とした種目も復活し、計20競技503種目で熱い戦いが繰り広げられる。
日本は、北京大会で4位だった女子車いすバスケットボールや男子シッティングバレーボールなどで出場権を逃した一方、北京には出場できなかったセーリングに選手を派遣できる見込み。全体では、北京大会より1競技少ない18競技に約130人の選手が参加することになりそうだ。日本代表は7月3日に正式に発表される。
前回は、中国が金89個を含む計211個のメダルを獲得。次いで英国が102個だった。日本は、前々回アテネ大会で7冠を達成した水泳の成田真由美が障害の軽いクラスに組み込まれてメダルを逃したことが響き、計27個(金5、銀14、銅8)にとどまった。今回は北京大会と同程度の成績を目標に掲げており、日本パラリンピック委員会の中森邦男事務局長は「自己ベストを更新して、一歩前進した証しを残してほしい。そうすればメダルに近づく選手も増える」と言う。
東京都が開催を目指す2020年夏季五輪・パラリンピックの招致機運を盛り上げるためにも、日本選手団の活躍は不可欠。アジアでは近年、中国や韓国が国を挙げて障害者スポーツの推進に取り組んでおり、中森事務局長は「日本も中国や韓国のように右肩上がりに成長すればうれしい」と期待を込めた。
時事通信 -(2012/05/18-16:48)
日本は、北京大会で4位だった女子車いすバスケットボールや男子シッティングバレーボールなどで出場権を逃した一方、北京には出場できなかったセーリングに選手を派遣できる見込み。全体では、北京大会より1競技少ない18競技に約130人の選手が参加することになりそうだ。日本代表は7月3日に正式に発表される。
前回は、中国が金89個を含む計211個のメダルを獲得。次いで英国が102個だった。日本は、前々回アテネ大会で7冠を達成した水泳の成田真由美が障害の軽いクラスに組み込まれてメダルを逃したことが響き、計27個(金5、銀14、銅8)にとどまった。今回は北京大会と同程度の成績を目標に掲げており、日本パラリンピック委員会の中森邦男事務局長は「自己ベストを更新して、一歩前進した証しを残してほしい。そうすればメダルに近づく選手も増える」と言う。
東京都が開催を目指す2020年夏季五輪・パラリンピックの招致機運を盛り上げるためにも、日本選手団の活躍は不可欠。アジアでは近年、中国や韓国が国を挙げて障害者スポーツの推進に取り組んでおり、中森事務局長は「日本も中国や韓国のように右肩上がりに成長すればうれしい」と期待を込めた。
時事通信 -(2012/05/18-16:48)