ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

被災犬はセラピー役 仮設住民のケア任せて

2012年05月27日 01時39分52秒 | 障害者の自立
 犬を通じて心身のケアを行う「国際セラピードッグ協会」(本部東京都中央区)が二十七、二十八の両日、東日本大震災被災地の福島県相馬市で昨年末に保護した二匹の犬と、同市の高齢者施設と仮設住宅を訪れる。この二匹は、患者や障害者らとの交流を通じて癒やし効果が期待されるセラピードッグとして訓練中で、実習犬として半年ぶりの里帰りとなる。 (丹治早智子)

 協会代表はブルースシンガー大木トオルさん。三十五年前から捨て犬や殺処分寸前の犬を保護、セラピードッグに育てている。二〇〇二年に協会を発足、各地の高齢者施設や病院を巡回している。

 昨年五月から宮城県や福島県で、犬と一緒に被災者を訪問する。「頑張れ」とは言わない。数時間、犬と過ごした被災者は別れ際、「また来てね」と笑顔を見せるという。

 「これから心配なのは家族を失った高齢者の孤独死や自死。犬たちとの出会いが、彼らの命をつなぎとめる」と大木さんはいう。

 動物も被災者だ。福島県には、津波や原発事故で住民が避難している地区には、多くの放浪犬や、震災後に生まれ野犬化した子犬が存在。県動物救護本部が保護している犬だけで今月二十三日現在、百三十匹以上いる。

 昨年末から今年三月にかけて、相馬市で大木さんらが保護した被災犬は十匹。人間との信頼関係を築きながら車いすの人に合わせて歩くなど、四十五のカリキュラムをこなす二年間の訓練に取り組んでいる。今回、参加する二匹は、メスの「きずな」とオスの「日の丸」。すでに活躍中の別のセラピードッグ六匹とともに現地へ行く。

 「捨て犬も被災犬も人の心の痛みをとても理解している。一人前になったら、仮設住宅のお年寄りや、認知症やがんに苦しむ人たちの役に立つはず」

 そう話す大木さんは今、被災犬を保護してセラピードッグに育成する「日本被災犬終身保護センター」の犬舎建設を計画。今夏の完成を目指し、支援を募っている。問い合わせは同協会=電03(5537)2815=へ。


セラピードッグ実習犬「きずな」(左)、「日の丸」と大木トオルさん=東京・銀座で

2012年5月26日 13時55分(東京新聞)

幹部、OBら補てんへ 障害者共済掛け金誤納、県「重大過失」は認めず

2012年05月27日 01時37分51秒 | 障害者の自立

 福祉医療機構(東京)が運営する「心身障害者扶養共済」の掛け金を県が約9年にわたって誤納し、県に約50万円の損害が生じた問題で、県が誤納付期間中に事務を所管した県幹部とOBら数十人に補てんを求め、月内に損害を回復する方針を固めたことが25日、分かった。県は現職幹部、OBらに、文書などで損害への補てんを求めている。

 誤納付問題では住民監査請求を受けた県監査委員が11日、県障害福祉課長がミスを見逃してきたと断定、損害回復を佐竹敬久知事に勧告。地方自治法などを根拠に、掛け金支出の決裁権者である同課長に故意に準じる重大な過失があり「賠償責任は免れない」と指摘した。

 県はミスの積み重ねで与えた損害の回復の必要があると認める一方、「重大な過失」は認めない方針。このため歴代の同課長に賠償責任があるとした勧告とは別に、誤納期間中に在任した健康福祉部の部長、次長、課長ら数十人が分担して損害補てんすることとした。

 同法などに基づき歴代の同課長に限定して賠償を求めると、金銭債権の消滅時効(5年)が絡んで損害を全額回復できなくなる可能性があるほか、「重大な過失」を認めることにもなるためだ。

秋田魁新報 - (2012/05/26 10:48 更新)

ひまわり号:倉敷から障害者ら400人、兵庫・姫路城へ−−あす /岡山

2012年05月27日 01時34分01秒 | 障害者の自立
 障害者とボランティアらが年1回、特別列車を利用して日帰り旅行を楽しむ「ひまわり号」が27日、JR倉敷駅から兵庫県姫路市に向けて出発する。85年から民間団体が取り組む事業で、今回は障害者約100人やボランティアら計約400人が参加。現在、解体復元工事中の姫路城をメーンに見学す

 「『ひまわり号』を走らせる倉敷実行委員会」によると、車椅子で約70人が参加する。天守閣全体を覆うように作られた工事用の素屋根に仮設されたエレベーター2台を利用(原則予約)し、14年3月ごろまでは車椅子でも見学できるため、6年ぶりに行き先を姫路にしたという。

毎日新聞 2012年05月26日 地方版

視覚障害者向けに料理本

2012年05月27日 01時29分07秒 | 障害者の自立
大きな文字や文章に工夫

 視覚障害者の生活を支援しようと、岐阜市の点字図書館など全国の福祉施設でつくる日本盲人社会福祉施設協議会(東京)が、大きな文字を使ったり、調理の流れを文章で具体的に紹介したり、工夫を凝らした視覚障害者向けの料理本「ひとりでできる家庭料理」を作った。同協議会が料理本を出すのは初めてだ。(青山丈彦)

 6月下旬には点字版と音声用CDも完成する予定で、同協議会は「楽しく料理することを通じて、視覚障害者の自立を支援できれば」と話している。

 点字図書館を運営する視覚障害者生活情報センターぎふ(岐阜市梅河町)などでつくる同協議会の情報サービス部会が、視覚障害者支援の一環として、昨年1月から製作を開始。同部会で編集内容を話し合い、40年余りにわたって視覚障害者向けの料理教室を開いている料理研究家の松井純子さん(68)(東京)が執筆した。

 春キャベツや山菜など旬の食材を生かした季節の料理のほか、後片付けが簡単な電子レンジを使った料理、イタリア、インドなどの家庭料理を紹介。視覚障害者にわかりやすいよう、一般の料理本の2倍ほどの大きな文字が使われている。

 食材や手順も細かく説明してあり、例えば、アボカドは「表面がボコボコしてワニ皮に似ている。果肉は黄色と緑色のグラデーションのきれいな色」、調理方法では「とり肉がコロッとなるまで炒める」「牛肉がバラけるくらいにサッと炒める」などと、文章を読めばイメージ出来るようにした。

 B5判272ページで、1800円(消費税別)。一般にも販売する。問い合わせは同協議会(03・6240・1452)、出版社「読書工房」(03・5988・9160)へ。


完成した「ひとりでできる家庭料理」

(2012年5月26日 読売新聞)

障害者差別禁止条例:「つくる会」要望書を県に提出 /鹿児島

2012年05月27日 01時16分35秒 | 障害者の自立
 県内36の障害者団体で組織する「県に障害者差別禁止条例をつくる会」(岩崎義治代表)が25日、差別を禁止する条令の制定を求める伊藤祐一郎知事宛ての要望書を提出し

 要望書は「どのようなことが差別なのか、差別をはかる物差しがないのが現状」と指摘。「間接的な差別や配慮の欠如で障害者の社会参加が妨げられることも多くあり、救済の道が開かれていくことが必要」と求めた。

 要望には同会の会員約30人が参加。松田典久・県保健福祉部長に対して「障害者には行政に相談しても無駄だという意識がある。相談を受けたらどう動くかが一番大切」などと訴えた。松田部長は「実情を把握して、今後どう進めていくかを検討したい」と答えた。

 障害者差別禁止条例は06年に千葉県で全国で初めて制定され、11年には熊本県で可決されるなど全国的に制定の動きが続いている。岩崎代表は「鹿児島は離島を抱えるなど特殊な事情がある。地域に根ざした独自の条令を作ってほしい」と話した。

毎日新聞 2012年05月26日 地方版