東広島市は、障害者を取り巻く状況や課題を整理し、社会参加などの目標値を定めた第3期障害福祉計画(2012~14年度)を策定した。障害者を含めた市民が暮らし方や働き方を選べるまちづくりを目指す。
目標値は、国が基準とする05年度の数値を踏まえて設定した。社会環境の整備などを進め、同年度の福祉施設入所者数193人を14年度末に176人にする。企業などでの就労に移行する福祉施設利用者は6人から12人に増やす。
前期計画(09~11年度)では、入所者数の目標を05年度比14人減の179人としたが、実際は194人と1人増えた。企業などでの就労は18人が目標だったが、10人にとどまった。
市は「入所者は死亡や退所で一時的に減っても、待機者が多く達成が難しかった」などと説明。前回は国が望ましいとする設定基準に基づいて目標値を定めたが、今回は広島県による各施設への聞き取り調査の結果など実態を踏まえて設定した。
目標値達成に向けて市は、福祉サービスを受けつつマンションなどで一定期間生活する「1人暮らし体験制度」を創設する。11月完成予定の新庁舎の喫茶コーナーで障害者に働いてもらい、市民の理解を深めるなどして就業機会の拡大を図る。
中国新聞 -'12/5/26
目標値は、国が基準とする05年度の数値を踏まえて設定した。社会環境の整備などを進め、同年度の福祉施設入所者数193人を14年度末に176人にする。企業などでの就労に移行する福祉施設利用者は6人から12人に増やす。
前期計画(09~11年度)では、入所者数の目標を05年度比14人減の179人としたが、実際は194人と1人増えた。企業などでの就労は18人が目標だったが、10人にとどまった。
市は「入所者は死亡や退所で一時的に減っても、待機者が多く達成が難しかった」などと説明。前回は国が望ましいとする設定基準に基づいて目標値を定めたが、今回は広島県による各施設への聞き取り調査の結果など実態を踏まえて設定した。
目標値達成に向けて市は、福祉サービスを受けつつマンションなどで一定期間生活する「1人暮らし体験制度」を創設する。11月完成予定の新庁舎の喫茶コーナーで障害者に働いてもらい、市民の理解を深めるなどして就業機会の拡大を図る。
中国新聞 -'12/5/26