高岡で12、13日「ホーウルウルの森」
高岡市内の福祉施設、工芸作家、商店が連携して手作り雑貨を販売するイベント「ホーウルウルの森&ショップ」が十二、十三の両日、高岡市末広町のウイング・ウイング高岡で開かれる。
障害のある人が作った織物のブレスレットを購入すると、協賛商店で割引などを受けられるのが特徴で、昨年一月の日本海高岡なべ祭りで始めた。実行委員会は今回で、ブレスレットの累計販売が千個になるよう目指している。イベント名のホーウルウルは「集まる」「会う」という意味のハワイの言葉。感動の涙で「うるうるする」や「売る」という意味も込めている。
連携の象徴であるブレスレット「ウルウルブレス」はこれまで六百個を販売。今回は福祉施設で作っているお菓子を題材にした人形も新登場させ、ウルウルブレスと同様な特典が受けられるようにする予定。
福祉施設の利用者や県立高岡支援学校の子どもらが作った菓子やパン、写真立てを販売。似顔絵、陶芸、スイーツデコなど十五の工芸作家やグループも作品を販売、体験教室を催す。協賛している十三商店のうち六店も初めて会場に出店する。
実行委員長の大谷彰郎さん(41)は「商店が会場に出店することで売り方や接客を福祉施設の職員や利用者らに見てもらい、刺激し合ってイベントを盛り上げたい」と話している。
イベントの象徴のブレスレットを着け、来場を呼び掛ける大谷実行委員長=高岡市末広町
中日新聞-2013年1月4日