ゴエモンのつぶやき

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金沢大、一部の発達障害児は文字の理解などで優れていることを確認

2013年01月29日 10時10分32秒 | 障害者の自立
金沢大学子どものこころの発達研究センターは1月25日、産学連携のプロジェクトで開発された「幼児用脳磁計(Magnetoencephalography:MEG)」を活用して調査を行った結果、一部の発達障害児は、言葉の意味を理解することは苦手ではあるが、目で見たことおよび文字の理解においては、健常児と比較して同等、あるいは逆に優れている傾向があることが示され、それは幼少期(5~7歳)よりすでに認められていることから、生まれながらに備わっている先天的な脳機能に由来する可能性を示唆し、特に文字を読む能力は、大脳の右半球の後方部(頭頂-側頭-後頭)の脳機能結合の高さに関係することを解明したと発表した。

成果は、金沢大 医薬保健研究域医学系の三邉義雄教授らの研究グループによるもの。研究の詳細な内容は、英国時間1月25日付けで英国科学雑誌「Scientific Reports」にオンライン掲載された。

超伝導センサ技術「SQUID磁束計」を用いて、脳の微弱磁場を頭皮上から体にまったく害のない方法で計測・解析できる装置として、「脳磁計」がある。平成20年に、脳磁計を幼児用として特別に開発したのがMEGだ。

幼児用MEGでは超伝導センサを幼児の頭のサイズに合わせ、頭全体をカバーするように配置することで、高感度で神経の活動を記録することが可能になった(画像1)。なお、現時点で世界で2台しか存在しない。

MEGは神経の電気的な活動を直接とらえることが可能であり、その高い時間分解能(ミリ秒単位)と高い空間分解能において優れているため、脳のネットワークを評価する方法として期待されている。さらにMEGは放射線を用いたりせず、狭い空間に入る必要がないことから、幼児期の脳機能検査として存在意義が高まっている点も優れた点だ。

今回、幼児用MEGを用いて、健常に発達している幼児(5-7歳)26人と、広汎性発達障害児童26人を対象として、脳内ネットワークの調査が行われた。

その結果、広汎性発達障害児童において高い読字能力を示す群は、脳の右半球後方のネットワークが、ガンマ波と呼ばれる振動を介して、強くつながっていることが示された(画像2)。この関係は、健常に発達している幼児では見られない現象であったことから、広汎性発達障害に固有の、知的特徴に関わる生理学的指標と考えられた。

なお、ガンマ波は約30Hz以上の早い周波数のことだ。この周波数帯域は、特に視覚を含む脳の情報処理に深く関与していることがわかっている。また、神経同士の連絡をスムーズに行う際にも重要な振動であるという。

今回の技術では、幼児に恐怖感を与えず、わずか5分で、脳の機能的発達について検査を行えることから、とても簡便で有効な検査方法といえる。現時点で脳疾患の新しい治療法を示すものではないが、この技術を利用することで、広汎性発達障害患者群で、右脳が特定の役割を果たしていることを解明し、幼児の複雑な脳機能発達と知的能力についての客観的な評価方法を確立できる可能性が高まったと、研究グループはコメントしている。

マイナビニュース(2013年1月29日09時00分)

全力疾走たすきつなぐ 高知県障害者SC駅伝

2013年01月29日 01時58分05秒 | 障害者の自立
 駅伝を通じて障害者と健常者が交流を深める「第5回県障害者スポーツセンター駅伝競走大会」が27日、高知市春野町内ノ谷の同センターで行われた。県内の特別支援学校や農協などから、過去最多の38チーム約320人が出場し、「ナイスファイト」などと声を掛け合いながらたすきをつないだ。

高知新聞-2013年01月28日08時34分

障害者施設:南相馬で8事業所、職員募集の説明会 /福島

2013年01月29日 01時55分49秒 | 障害者の自立
 原発事故で足りなくなった職員を募集しようと、南相馬市と相馬市の障害者施設の説明会が26日、南相馬市で開かれた。8事業所が1〜9人を求めてブースを設け、業務や待遇を説明。求職者は約20人が訪れて真剣にやりとりし「仕事の楽しさ」を考える場となった。

 主催は、JDF被災地障がい者支援センターふくしま(郡山市)。同センターによると、事故後、浜通りなどの施設は、職員不足を全国の応援(延べ計約2500人)でしのいできた。しかし、応援は1週間交代などが一般的。障害者の避難先での就職活動や、体調悪化などに対応するため、地元の職員が欠かせない。

 会場では、南相馬市の自立研修所、えんどう豆の佐藤定広所長(50)らが現場の仕事内容などを紹介した。建築会社から7年前に転職した佐藤所長は「普通はお金を稼ぐために働くが、福祉の人は違う視点で魅力的だった。障害を持つ人に何ができるか悩んだこともあったが、みんなで一緒に生きている、と感じられるのが楽しい」と話した。

 求職者も、時間ぎりぎりまで複数のブースを回る熱心さ。市内の40代の女性は、昨年秋まで避難した首都圏で福祉に携わり「やりがいを感じたので、資格を取って本格的に働きたい」と語った。震災で営業の職場を失った40代の男性は「給料だけを考えると厳しい職種だと思う。しかし、震災で自分の考え方も変わった」と話した。

 説明会は、いわき市労働福祉会館でも来月2日午後0時半〜同4時に開催。入場無料。問い合わせは同事務局電話024・925・2428。

毎日新聞 2013年01月28日 地方版

視覚障害者と伴走練習、出雲くにびきマラソン

2013年01月29日 01時52分09秒 | 障害者の自立
 2月11日の「第32回出雲くにびきマラソン」で、視覚障害ランナーに伴走する市民ボランティア組織「愛走フレンズ」の練習会が27日、同市大社町北荒木の県立浜山公園であった。メンバー19人が、出場する視覚障害者と実際に走って注意点を確認し、本番に備えた。

 愛走フレンズは、1992年の第11回大会に目の不自由な選手が出場したことがきっかけで93年に結成。現在は県内の約50人が登録し、本番では視覚障害者1人に対して1~3人が伴走するほか、送迎なども行う。

 練習会には、大会に出場する視覚障害ランナー4人も参加。メンバーは数人のグループに分かれ、輪にしたロープを握り合ってランナーと公園内を走り、位置やスピード、誘導時の声を掛けるタイミングなどを入念にチェックした。

 初参加となる出雲市神西沖町の米山知沙さん(18)=出雲北陵高3年=は「安心して楽しく走ってもらえるよう、しっかりサポートする」と気を引き締めた。

 今大会には、視覚障害者14人を含む3243人が全国からエントリーしている。


本番に向け、視覚障害者ランナー(左から2人目)の伴走を練習をするメンバー

山陰中央新報-'13/01/28

障害者スポーツ広めよう スポーツ伝承館特別展 和歌山

2013年01月29日 01時45分34秒 | 障害者の自立
 ■元プロ野球選手 浜中さん「ボッチャ」体験

 障害者スポーツを紹介する特別展が開かれている和歌山市本町の「わかやまスポーツ伝承館」で27日、田辺市出身の元プロ野球選手、浜中治さん(34)が障害者スポーツを体験した。

 同館は、2年後に「紀の国わかやま国体」とともに全国障害者スポーツ大会が開かれるのに向け、障害者スポーツの魅力を広めようと、24日から来月11日まで特別展を開催。パラリンピックなどで活躍したアスリートの写真や競技で使用される車いすなど約70点が展示されている。

 浜中さんは県立南部高校を卒業後、阪神タイガースに入団。平成23年に現役引退し、現在は野球解説者やコメンテーターとして活躍している。館内を見学した後、浜中さんは子供たちと一緒にパラリンピックの正式種目「ボッチャ」を体験。赤と青の球を投げ、どちらが的球により近づけられるかを競う競技で、子供たちは真剣な表情で球を投げていた。

 また、約100人のファンと交流したトークショーもあり、「現役復帰して」という熱い声援も聞こえた。浜中さんは「障害者スポーツを広めるため、できる限り力を貸したい」と話していた。

MSN産経ニュース-2013.1.28 02:01