ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

吉村流 2期目の課題

2013年01月26日 01時08分26秒 | 障害者の自立
 障害者施策 遅れる入所施設整備 雇用率、全国平均下回る


 天童市田鶴町3丁目の介護付き有料老人ホーム「ソーレ天童」。和やかな雰囲気の新しい施設に42人が暮らす。


 生まれつき視力がほぼない松田吉男さん(76)もその1人だ。県立山形盲学校を卒業後、マッサージ師として北海道や宮城県の病院などに勤務。50代で天童市に鍼灸(しん・きゅう)の診療所を構えた。山形県視覚障害者福祉協会の副会長を務めるなど精力的に活動していたが、健常者の妻が認知症で別の施設に入り、自身も昨年に消化器を患ったことを機に、ソーレ天童に入所を決めた。


 職員の配置も手厚く、「不自由のない生活ができる」と松田さん。入居費は家賃と食費などで月約15万円。介護費も別途必要だ。入居時の敷金などもあり、だれもが入れる施設ではない。松田さんも「財政的に余裕がある自分は恵まれている」と話す。


 県内には、少ない負担で入れる視覚障害者向け福祉施設の整備を求める声が根強い。音声案内などを備えた「盲養護老人ホーム」や「盲特別養護老人ホーム」がないのは全国で山形を含む4県だけだ。


 県はようやく今月、山形市に盲養護老人ホームを、朝日町に盲特別養護老人ホームを整備する方針を決めた。「これまで施設整備を申し出る市町村がなく、実現に時間がかかった」(長寿社会課)と釈明するが、県視覚障害者福祉協会の山内文夫会長は「県が先導しないと障害者に配慮した環境づくりは難しい。県は反応が鈍い」と指摘する。


 障害者の雇用対策も急務の課題だ。


 山形労働局によると、昨年6月現在、県内の障害者雇用率は1・64%で、全国平均の1・69%を下回る。景気悪化に伴って県内の中小企業が障害者を雇う体力をなくし、数値が伸び悩んでいるという。


 法定雇用率(民間は1・8%)に達した企業は52・4%で全国平均(46・8%)は超えたものの、ほぼ半数にとどまる。4月に割合が2・0%に引き上げられるうえ、国は精神障害者の雇用義務化も実施する方針で、ハードルはさらに高くなりそうだ。


 山形労働局の高木勉担当官は「雇用率を上げるには、知的障害者の雇用促進が重要」と強調する。企業が優先的に採りたがるのは業務や意思疎通に支障がない軽度の身体障害者で、知的障害者を積極的に受け入れている企業はごくわずかだという。


 県は知的障害者の一般就労に向け、職業訓練制度の利用促進を掲げている。しかし障害者自立支援法をめぐる国の動きが二転三転していることもあり、職業訓練を手がける団体の昨年度の月平均利用者数は1団体当たり81人で目標の3割程度にとどまった。


 県や市町村では、山形市が11年に知的障害者6人の雇用に踏み切るなどしたが、全県には広がっていない。高木担当官は「公的機関が率先して知的障害者の採用に踏み込んでいく姿勢が必要だ」と話している.

朝日新聞-2013年1月25日

津波で両親犠牲 女川の障害者男性 自立へ踏み出す

2013年01月26日 01時02分19秒 | 障害者の自立
 東日本大震災で両親を亡くした知的障害者の男性が、宮城県女川町の高齢者介護施設で働いている。ほかに家族はなく、自宅も全壊した。施設の仲立ちで町内のケアホームに入居し、サポートを受けながら家事もこなす日々。「これからも仕事を頑張る」と自立の道を歩み出した男性を周囲も温かく見守っている。
 男性は、同町浦宿浜の特別養護老人ホーム「おながわ」で介護職員補助をしている阿部伸明さん(33)。施設が開所した2006年5月から勤務し、お年寄りが使うベッドのシーツ交換や室内の清掃、配膳を手伝う。
 「ありがとう、と声を掛けられるのがすごくうれしい」と阿部さん。ホームで暮らす末永あきよさん(95)は「伸君は話しぶりが丁寧でかわいんでがす」と目を細める。
 阿部さんは、町中心部で父伸雄さん=当時(68)=、母芳子さん=同(69)=と3人で暮らしていた。勤務中だったため施設にいて津波を免れたが、自宅にいたとみられる両親は犠牲になった。
 「きっと生きていると思っていたのに」。施設に何日も寝泊まりし迎えを待ったが、両親が姿を見せることはなかった。
 スポーツが好きで、休日はジョギングを楽しむが、海辺にはあまり近づかない。「自宅があった場所には行かない。思い出すと泣けてくる」
 宮城県障害福祉課によると、震災で保護者を亡くすなどした障害者数の統計はない。女川町によると、町内で身寄りを亡くした障害者は把握しているだけで阿部さんを含め2人。町は「障害者が入所中の施設と連携し、支援の隙間がないようにしたい」(健康福祉課)と話す。
 阿部さんは震災後、「おながわ」と同じ社会福祉法人が運営するケアホームに入居。別の知的障害者と2人で共同生活を送る。ケアホームの職員に手伝ってもらいながら、洗濯や掃除もこなす。
 「これからもずっと働き続けたい」と言う阿部さん。「おながわ」の木村利彦施設長(63)は「仕事、生活の両面で長くサポートしていきたい」と話している。


「ご飯はおいしかったですか」。入所者に明るく丁寧に声を掛ける阿部さん(左)

朝日新聞-2013年01月25日金曜日

障害者の就労支援、職場の工夫紹介 武雄市

2013年01月26日 00時58分38秒 | 障害者の自立
 障害者の就労を考える講演会(杵藤地区自立支援協議会主催)が2月22日午後2時から、武雄市文化会館で開かれる。障害者雇用を目的とした特例子会社「大東コーポレートサービス」(東京都)の山崎亨取締役が、働きやすい環境づくりや職場の工夫を紹介する。入場無料。

 同社は賃貸マンション運営大手の大東建託の子会社で、知的、精神、発達、身体障害者が親会社の総務部の事務作業に取り組んでいる。講演では、山崎取締役が会社を立ち上げた経緯、マンツーマンで支援する相談員制度などのアイデアを語る。

 定員は100人。問い合わせは講演会事務局のくろかみ学園、電話0954(45)2156へ。

佐賀新聞-2013年01月25日更新

知的障害者の作品展示 群馬県庁

2013年01月26日 00時56分35秒 | 障害者の自立
 知的障害者施設や事業所で手がけられた製品を展示・即売する「第43回ぐんま知的障害者施設ゆうあいフェスティバル」(県知的障害者福祉協会主催)が県庁1階県民ホールで開催されている。25日まで。

 このイベントは、作品とともに写真、資料などのパネル展示を通じて、県内の施設・事業所の活動の様子を広く理解してもらうことを目的に、毎年行われている。

 会場では、知的障害者が作った陶器や農産物などの販売も行われ、初日の23日には1000人以上が訪れた。実行委員長の深津赴夫さんは「催しを通じて、知的障害への理解が深まってほしい」と話した。

MSN産経ニュース-2013.1.25 02:36

障害者支援施設に車いす寄贈 加古川の福祉協会

2013年01月26日 00時53分32秒 | 障害者の自立
 兵庫県加古川市内の障害者らでつくる市身体障害者福祉協会が、空き缶のプルタブを集めて車いす2台を購入し、24日、同市東神吉町の障害者支援施設「市立つつじ園」に寄贈した。


 同協会には約700人が加入。2011年秋には、会員らが7年かけて集めたプルタブを換金し、市内の高齢者施設に車いす2台を寄贈したことがある。今回は、新聞報道でこの活動を知った小学校や町内会などもプルタブ集めに協力。個人で協力してくれる人も増えて収集ペースが上がり、1年半で2台分に当たる約1400キログラムが集まったという。

 この日は、同協会の幣宣己さん(71)ら理事3人が同園を訪ね、アルミ製の車いすを贈った。「園にある5台はいずれも古い鉄製で重く、取り扱いにくかった。とてもありがたい」と同園。幣さんは「民間の福祉施設では車いすが不足しているところも多く、活動を続けたい」と話した。

神戸新聞-2013/1/25 05:30