■13日まで北区で作品展
知的障害者が描いた絵を“作家の作品”として紹介する作品展が、岡山市北区の「さん太ギャラリー」で開かれている。プロのアーティストが認めた12人の約40点を展示。“障害者が描いた絵”としか評価されなかった作品に光が当たり、主催する社会福祉法人ももぞの学園(同区)は「いつか県内の福祉施設の作家を集めた展覧会ができれば」と夢を膨らませている。
「ももぞのに暮らす作家たち~線と文字に秘められた魂と生命の表現」展。12人の作家は、いずれも重度の知的障害者だ。
同学園主幹の加藤徹憲さん(33)によると、施設利用者は活動の中で画用紙などに絵を描いているが、これまでは園内でしか展示してこなかったという。「作品をもっとアピールしたい」と、アーティストの藏知武さんと寺尾宗徳さんに描きためた絵を見てもらったところ、2人は感嘆。“作家として展示できる作品”に12人の絵が選ばれ、作品展開催となった。
書き殴っただけのような線や、自由に色が塗り重ねられた大きな布。中には蔵知さんらが「世界で通用する」と絶賛する作品もあるというが、「正直、素人には素晴らしさの分からない絵。いつもならば捨てていた。今まで申し訳なかった」と加藤さん。「作家が思いをぶつけた作品。ぜひ多くの方に見てほしい」とアピールしている。
作品展は13日まで、午前10時~午後6時。問い合わせは同学園((電)086・299・0621)。
MSN産経ニュース-2013.1.10 02:11
知的障害者が描いた絵を“作家の作品”として紹介する作品展が、岡山市北区の「さん太ギャラリー」で開かれている。プロのアーティストが認めた12人の約40点を展示。“障害者が描いた絵”としか評価されなかった作品に光が当たり、主催する社会福祉法人ももぞの学園(同区)は「いつか県内の福祉施設の作家を集めた展覧会ができれば」と夢を膨らませている。
「ももぞのに暮らす作家たち~線と文字に秘められた魂と生命の表現」展。12人の作家は、いずれも重度の知的障害者だ。
同学園主幹の加藤徹憲さん(33)によると、施設利用者は活動の中で画用紙などに絵を描いているが、これまでは園内でしか展示してこなかったという。「作品をもっとアピールしたい」と、アーティストの藏知武さんと寺尾宗徳さんに描きためた絵を見てもらったところ、2人は感嘆。“作家として展示できる作品”に12人の絵が選ばれ、作品展開催となった。
書き殴っただけのような線や、自由に色が塗り重ねられた大きな布。中には蔵知さんらが「世界で通用する」と絶賛する作品もあるというが、「正直、素人には素晴らしさの分からない絵。いつもならば捨てていた。今まで申し訳なかった」と加藤さん。「作家が思いをぶつけた作品。ぜひ多くの方に見てほしい」とアピールしている。
作品展は13日まで、午前10時~午後6時。問い合わせは同学園((電)086・299・0621)。
MSN産経ニュース-2013.1.10 02:11