ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者の権利を本で訴え 北区の団体、課題指摘

2013年01月20日 01時42分05秒 | 障害者の自立
 京都市北区の障害者団体がこのほど、障害者が暮らしやすい社会の実現を訴える本「いのちの権利はゆずれない」を発行した。違憲訴訟に発展した障害者自立支援法の問題点や、障害者らの声が法律に反映されない現状について3人の専門家が解説している。

 きょうされん京都支部などでつくる「応益負担に反対する実行委員会」が日本社会事業大の佐藤久夫教授、藤原精悟弁護士、立命館大の峰島厚教授を招き、市内で昨年9月に開いたシンポジウムの内容をまとめた。

 佐藤教授は新法制定に向け障害者や有識者が政府に提案した骨格提言を紹介。福祉サービス利用料の応益負担の廃止などを盛り込んだが実現せず、障害があることを自己責任と捉える現行法に異議を唱えている。

 実行委員できょうされん京都支部の粟津浩一支部長(52)は「障害のあるなしにかかわらず生きる権利が尊重される世の中を考えるきっかけになれば」と話す。600円(税別)。64ページ、A5判。実行委TEL075(465)4310。


障害者自立支援法の問題点などを解説した本「いのちの権利はゆずれない」(京都市上京区)

京都新聞-【 2013年01月19日 10時41分 】

重症障害者給付の上乗せ分、県と市町が折半

2013年01月20日 01時35分08秒 | 障害者の自立

 重症心身障害児・者に対する国の給付費に、独自で「特別加算」を上乗せ支給している県は二〇一三年度から、「特別加算」を県と市町で折半する新たな助成制度へ移行する方針を固めた。


 県は折半で浮いた予算分を、重症心身障害児・者が通所する事業所の支援などに充てて、在宅サービスが受けやすい環境作りを進める。移行により、市町の財政負担は増すが、支援を含めた県の財政負担も一二年度より膨らむ見通し。

 検討している新たな助成制度は、市町によって重症心身障害児・者の人数や支援ニーズ、施設の種類が異なる状況を踏まえ、地域実情に応じた県からの支援を選べる「メニュー方式」を導入。

 いずれも人件費を補助する、(1)通所施設への看護士増(2)入浴サービスを担う施設の職員増(3)強度行動障害の通所施設の職員増-などから市町が選択できる。

 新規事業として、法人を対象に、重症心身障害児・者を受け入れられる施設整備補助、強度行動障害者に対応する専門チームの巡回事業なども検討している。

 特別加算は、重症心身障害児・者施設「びわこ学園」などの利用者一人あたり月額六万八千円を上乗せして給付している。一二年度から十八歳以上が児童福祉法から障害者自立支援法の対象となり、支給決定主体が県から市町に変わるため、県は県と市町で一体的に支援する仕組みを検討してきた。

 だが、財政負担が増すことなどを懸念して一部市町が反対、一二年度の実施は棚上げされていた。県は、全市町に賛同してもらえる新たな助成制度の内容を練ってきた。

 新制度移行の方針は昨年十月に市町に説明済み。ただ、足並みがそろわない場合には各市町の入所者を対象にした特別加算分を、従来どおり県費で賄う。その際は通所支援などはしない。

 県障害福祉課の担当者は「一部市町に反対があったとしても、新たな枠組みの助成制度の実施を願う声は強く、必要な事業費を盛り込みたい」と話した。

中日新聞-2013年1月19日

おぼろ豆腐:障害者らに就労の場提供、伝統の食品守る リヤカーとラッパ、涌谷名物に /宮城

2013年01月20日 01時29分59秒 | 障害者の自立
 涌谷町で障害者たちが江戸時代から伝わる町の伝統食品「おぼろ豆腐」を守り伝える製造・販売の仕事に励んでいる。11年6月の開店以来、作った豆腐をリヤカーに積み引き売りする販売スタイルを貫き、新しい“涌谷名物”になりつつある。

 おぼろ豆腐はにがりを加えた固まり始めのふんわりした状態が特徴。250年前の江戸中期に僧侶が京都から涌谷に伝えたとされ、町内では行事の際、「おぼろ汁」にする食文化があった。

 だが町内に1軒残っていた豆腐店が10年に閉店を決めた。障害者の雇用に積極的な仙台市太白区の「森徳とうふ店」専務の森新一さん(48)がそれを伝え聞き、「伝統豆腐を残そう」と、障害者福祉サービス事業所「涌谷とうふ店」を設立。町から土地建物を有償で借り新鋭の豆腐製造ラインを導入した上で障害者を受け入れた。

 リヤカーでの引き売りは昭和の高度成長期まで見られた。森さんは、町内の近場を回るのに適した販売スタイルだと導入した。2、3人の障害者が支援員とともに午前、午後とも“豆腐屋ラッパ”を吹きながら売り歩く。遠くには軽トラックの移動販売車で向かう。

 「おぼろ豆腐を食べ続けることができ幸せ」などの声が寄せられ、茶飲み話に呼ばれることも。引き売り班の菅原直人さん(19)は「売り切れになると努力が報われうれしい」とニッコリ。

 12年3月に大崎市古川にオープンさせた姉妹店の「古川とうふ店」もリヤカー販売する。現在就労する障害者は両店合わせ33人。給料は最低賃金以上の時給月給制で平均8万8000円に上る。森さんは「おぼろ豆腐だけで1日400パック売れる。伝統食を守り、障害者に就労の場を提供するベースを築けた」と話す。

 おぼろ豆腐はパック入り。大(1キロ)380円、中(450グラム)250円、小(320グラム)200円。問い合わせは涌谷とうふ店(0229・29・9127)。

毎日新聞 2013年01月19日 地方版

障害者施設で集団インフル 入所者、職員24人軽症

2013年01月20日 01時25分53秒 | 障害者の自立
 猪苗代町の障害者支援施設県ばんだい荘で、18日までに成人の入所者22人と職員2人の計24人がインフルエンザに集団感染したことが施設の話で分かった。いずれも発熱やせきなどで症状は軽いという。同施設では、発病した入所者を隔離し、症状がみられた職員は自宅待機としている。
 施設によると、14日に成人の入所者1人がインフルエンザの診断を受けた。翌日から症状を訴える入所者が増えた。同施設の利用者は60人で、昨年12月中に予防接種をしていたという。
 施設の担当者は「感染経路は分からないが拡大しないよう、対応したい」と話している。

福島民報-( 2013/01/19 09:30)

カレンダー:入所者ら描いた絵で 八女・障害者の支援施設「蓮の実園」 /福岡

2013年01月20日 01時22分43秒 | 障害者の自立
 知的障害者らの支援施設「蓮(はす)の実園」=八女市上陽町=の入所者らが描いた絵で作ったカレンダーが完成し、17日、入所者らが三田村統之市長に贈呈した。カレンダーは、福岡市で開かれる「全国ナイスハートバザールin福岡」(23〜27日、福岡三越)にも出品する。

 絵は、主に宮崎盛博さん(64)と田中常裕さん(58)が描いており、2人が、三田村市長にカレンダーと絵入りのしおりを贈った。

 宮崎さんは入所当時から毎日のように空き時間に絵を描いていた。同園管理者の石井龍一さんは「下書きもなしに、細かい花の絵を魔法のように描いていた」と振り返る。宮崎さんの才能を感じ取った石井さんは、もっと大きな紙に描くよう促し、美術展にも出展させるようになった。久留米市障害者美術展で最優秀賞を受賞、一般の部でも高い評価を得るなどめきめき頭角を現した。

 そんな宮崎さんに触発され、田中さんも絵を描き始めた。旅好きで、自分の乗った列車の絵などを好んで題材に選び、美術展でも入賞するようになった。

 今回は、2人の絵を多くの人に広く知ってもらいたいと初めてカレンダー制作を企画。印刷は印刷所に頼んだが、製本は入所者が担当し、商品化した。

 宮崎さんは細密な背景と多彩でありながら調和の取れた色彩が、田中さんはシンプルな線と鮮やかな色彩が特徴。カレンダーを手にした三田村市長は、作品について2人に熱心に質問し、「またいい絵が描けるよう頑張って」と激励した。

 宮崎さんは「(いろいろな人に)見てもらいたい」、田中さんも「うれしい」と話し、喜んでいた。

 カレンダー(1050円)としおり(3枚210円)は、蓮の実園(0943・54・3123)でも購入できる。

毎日新聞 2013年01月19日 〔筑後版〕