ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者就労の受け皿へ 小松原に弁当店

2013年01月19日 01時49分52秒 | 障害者の自立
 「究極の手作り弁当です。家庭料理の温かさを味わってください」。和歌山市六十谷の社会福祉法人いこい(生馬利恵理事長)が弁当店「おうちごはん彩菜~さな~」を29日、同市小松原にオープンする。障害者就労の受け皿づくりが目的だが、「まずは軌道に乗せてから」と専門スタッフでスタート。2月1日までの4日間はオープンフェアとして全品400円を350円で販売する。

 同店の弁当は、地域の食材を使い心を込めたおふくろの味が特徴。さらに調理師とフードコーディネーターの資格を持つ榎本佐知子店長(37)と、日本料理店に30年務めた元料理長の男性が多彩な提案をしていく。

 お薦めは和食中心の「おうち弁当」とさまざまな品が少しずつ入った「彩菜弁当」、メーンが2種の「日替わり弁当」(以上数量限定)で、他、とんかつ弁当、エビフライ弁当、酢豚弁当、親子丼など約20種類。

 日本料理の腕を生かした花見弁当などの行事弁当、キャラ弁(キャラクター弁当)、オードブルなども特注(予約)で受け付ける。また、地域の人との交流を目指して店内に各種弁当と総菜を並べ、外から買える揚げ物コーナーも設置する。

 同法人は障害者の就労移行や就労継続を支援する多機能型事業所。6年前に弁当とランチを提供する「キッチンつむぎ」を市内に開き、現在10人の障害者が働いている。

 同法人の上田朋行さん(42)は「年金と賃金で生活できる就労を目指し、2号店としてここを立ち上げました。早く軌道に乗せ、2人でも3人でも障害者の所得保障ができれば。おいしいものを提供しますのでぜひ買いに来てください」と話している。

 場所は国道42号の堀止交差点から北に約240㍍の国道西側。オレンジ色の看板が目印。営業時間は午前10時半から午後3時。定休日は土・日・祝(ただし特注弁当は対応)。

 予約、問い合わせは同店(℡073・423・7033)。

わかやま新報オンラインニュース-01月18日 21時00分[社会]

久保が優勝=障害者スキーW杯

2013年01月19日 01時48分45秒 | 障害者の自立
 障害者ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)は17日、米ウィスコンシン州ケーブルでバイアスロンが行われ、男子座位(12.5キロ)で久保恒造(日立ソリューションズ)が優勝した。今季2勝目、W杯通算4勝目。女子立位(12.5キロ)では太田渉子(同)が2位、出来島桃子(新発田市役所)が3位に入った。 

(時事)(2013/01/18-11:34)

聴覚障害者の命救いたい 暗所で10時間光るシール

2013年01月19日 01時43分12秒 | 障害者の自立

 暗い場所でも「聞こえません」を伝えたい-。外見からは障害が分かりづらい聴覚障害者の情報バリアフリーに取り組む東京都中野区のNPO法人「ベターコミュニケーション研究会」が、暗所で十時間、発光して障害を知らせるシールを開発した。阪神大震災や東日本大震災での体験に基づくアイデアで「一人でも多くの命を救いたい」と普及を目指している。


 「東日本大震災で聴覚障害者の死亡率は健聴者の二倍以上と報じられた。停電でテレビも消え、津波到来の緊急情報を得られなかったためだろう」。自身も三歳の時に失聴した研究会の中園秀喜理事長(64)は災害時に情報から遠ざけられている現状を心配する。


 十八年前、阪神大震災の避難所で、救援物資の配布に気づかなかった聴覚障害者がいたことを知り、周囲に障害を伝えることの大切さを知った。東日本大震災でもボランティア活動で被災地を訪れ「避難生活は夜も続く。聞こえないというメッセージを表示する必要がある」と実感した。


 開発した「蓄光・お助けシール」は太陽や蛍光灯の光に二十分当てると、青色に十時間光る。名刺サイズで「聞こえません 手話・筆談で教えてください」と表記される。短時間光るグッズはあるが、長時間発光するものは初めてという。


 一枚五百円。問い合わせは、同研究会=ファクス03(3380)3324、メールequal@bcs33.com

東京新聞-2013年1月18日 朝刊

大学入試:センター試験 あすから 障害者受験数、最多に

2013年01月19日 01時36分08秒 | 障害者の自立
 19、20日の大学入試センター試験に、過去最多となる1618人の障害者が挑戦する。点字の試験時間が1・5倍に延長されるなど、障害に応じた特別措置を受けながら進学を目指す。

 大学入試センター(東京都目黒区)によると、受験者は視覚障害88人▽聴覚障害404人▽身体障害192人▽発達障害150人−−など。前年の1472人から約1割増えた。

 視覚障害者が通う国立筑波大付属視覚特別支援学校(文京区)からは2人が臨む。点字で問題文を読み、点字で解答するが、青松利明教諭は「国語や英語は、通常の2〜3倍の試験時間がないと足りない」と話す。点字はひらがなしかなく、指先で読むため問題用紙1枚に記載できる文字数が限られ1問が十数ページに及ぶ。「本文中の下線部について以下の問いに答えなさい」といった問題だと、数ページ前にある「下線部」を探してから「問い」を読む必要がある。試験時間が延長されているため、昼休みの時間も半分しかない。

 聴覚障害者が通う都立中央ろう学校(杉並区)からは6人が受験。伊藤雅彦教諭によると、大学に入学できても支援が必要となる。「入試よりも支援してくれる大学探しが大変」という。文科省によると、11年度の大学と短大への進学率は視覚障害が9%、聴覚障害が16%で、一般の53%を下回っている。


昨年の点字の「国語」の問題冊子。4冊に分かれ計81ページあり、一般受験者の41ページの約2倍だ=大学入試センターで2013年1月17日

毎日新聞 2013年01月18日 東京夕刊

ひと:茶木敏行さん 障害者が加わる合唱団を結成

2013年01月19日 01時32分42秒 | 障害者の自立
 「緻密さを求める音楽もあるが、歌いたい人を排除せず、みんなで作り上げる音楽もあるはず」

 奈良市を拠点に、今月結成した合唱団「NSK合唱Combinare(コンビナーレ)」。総勢270人で練習を始め、目の不自由な自分を含め約30人に体のハンディや知的障害などがある。

 2歳で、徐々に視力を失う網膜色素変性症になった。京都府立盲学校高等部1年の時、出会いがあった。音楽講師だった若手声楽家。放課後、彼が音楽室で練習する姿に興味が湧いた。楽譜をルーペで拡大して学び、大阪芸大に進学した。

 90年、ドイツ・ケルンの歌手養成機関へ留学。アルバイトで学費を稼ぎながら、教会の専属歌手を務めたり、多くのオペラ公演に出演した。

 しかし、7年後、ほぼ視力を失った。オペラは断念せざるを得ず帰国した。古里の関西に戻り、歌曲などの舞台で活躍していた04年、大阪市であったある合唱団の練習を聴きに行った。知的障害の女の子が楽しそうに歌っていた。しかし突然、歌声が消えた。音程が合わないから外れてもらったと聞かされた。「それでいいのか」。強い疑問が活動の原点になった。

 Combinareは、来年1月に奈良市で演奏会を開く。挑むのはショスタコービッチの大曲「森の歌」。第二次大戦からの復興がテーマだ。「人々が力を合わせ復興をやり遂げるというこの曲と、私たちの活動を重ねて歌いたい。簡単に越えられる山ではないけれど」 

 【略歴】茶木敏行(ちゃき・としゆき)さん 「みんなで音楽を」と障害者が加わる合唱団を結成。京都市出身。同市立芸大大学院修了。宗教音楽や歌曲で活躍し、CDにドイツ歌曲集「ある旅路で」などがある。50歳。

毎日新聞 2013年01月19日 00時31分