ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者もおしゃれに 介護経験生かした工夫−−神戸・服飾専門校 /兵庫

2013年01月22日 01時46分31秒 | 障害者の自立
 障害者におしゃれを楽しんでもらおうと、服飾専門学校「神戸カレッジ・オブ・ファッション」(神戸市中央区楠町5)が20日、神戸産業振興センター(同区東川崎町1)でファッションショーを開催し、車いすの障害者6人が舞台でスポットライトを浴びた。

 6人の服は社会人クラスに通い、重度障害の夫への介護経験を持つ同市長田区の女性(64)が制作。袖に付いたファスナーの開閉で腕を通さなくても着られる服や、おむつを替えやすいように前部に2本のファスナーを取り付けたズボンなど、工夫を凝らした。

 モデルを務めた大阪府富田林市の岡沢幸紀さん(34)は10年前、長女穂の佳さん(10)の出産時、脳内出血を起こし約3カ月間意識が戻らなかった。その後、回復したものの高次脳機能障害と診断された。この日は、赤と黒のチェック生地がアクセントになったマントを羽織り、舞台で笑顔を見せた。車いすは夫慎さん(40)が押し、穂の佳さんは岡沢さんと同じ生地で作った服を着て寄り添った。岡沢さんは「ショーに参加できて本当にうれしかった。この服を着て家族で海を見に行きたい」と喜んでいた。

毎日新聞 2013年01月21日 〔神戸版〕

障害者と地域交流重要 脳損傷者学会がシンポ 盛岡

2013年01月22日 01時42分08秒 | 障害者の自立
 脳損傷者ケアリング・コミュニティ学会は20日、障害者と健常者が支え合う地域づくりなどをテーマにしたシンポジウムを岩手県盛岡市で開いた。高次脳機能障害者の家族や医療・介護関係者ら約30人が参加した。
 気仙地域リハビリテーション広域支援センター(大船渡市)の金野千津センター長(49)ら5人が意見交換した。
 金野センター長は、震災の津波で道路が浸水して自宅に戻れなくなった元利用者が、遠慮してセンターの施設に避難せず、近くの小屋で一晩過ごした例を紹介した。
 「地域に開かれた施設と思って運営していたが、そうではなかった。地域の人たちが訪れやすくなる取り組みが必要だ」と語った。
 NPO法人いわて脳外傷友の会イーハトーヴ(盛岡市)の堀間幸子代表(62)は昨年4月、運営する障害者の就労支援事業所を市中心部に移転したことを報告した。
 通所者は30代、40代が中心。高齢化の進む町内会で歓迎を受け、来月には町内会と交流ボウリング大会を開くという。堀間代表は「障害を理解してもらうには地域と一緒に活動することが重要だ」と強調した。


障害者と地域のかかわりについて意見が交わされたシンポジウム

河北新報- 2013年01月21日月曜日

障害者の自立支えたい ミャンマー女性安芸で研修

2013年01月22日 01時34分44秒 | 障害者の自立
 日本の障害者福祉を学ぼうと、ミャンマーで障害者支援をしている現地の女性が、安芸市本町3丁目の自立生活センター「土佐の太平洋高気圧」などで研修している。現地の障害者自立支援団体スタッフのソーモー・ウーさん(26)。障害者を支える仕組みがほとんどないというミャンマーに成果を持ち帰り、「障害者の雇用を増やし、自立していける社会をつくりたい」と意欲を見せている。

 研修はダスキン(本社・大阪府)が設立した公益財団法人「ダスキン愛の輪基金」のアジア太平洋障害者リーダー育成事業の一環。今回はカンボジアやフィリピンなどから7人が来日し、全国各地で日本の視覚障害児教育や障害者政策、自立生活などを学んでいる。

 ソーモーさんは、生後6カ月で患ったポリオ(小児まひ)で足が不自由になり、長い時間歩けない。しかし、障害者の就労機会を増やすため、ミャンマー最大都市のヤンゴンで企業訪問などに取り組んでいる。

 高知県には8日に来高。同センターの樋口恵子理事長宅にホームステイしながら、22日まで障害者の相談対応や、自立生活プログラムの実践などを体験する。
 ソーモーさんによると、ミャンマーでは障害者の社会進出が進んでおらず、貧しい障害者は物乞いをし、裕福な人も家に閉じこもるケースがほとんど。移動手段となる車いすも大卒者の初任給より高額なため、普及していないという。

 同国には手話がないそうで、同センターの例会で歌に合わせて、歌詞を手話で伝える光景に「初めてで驚いた。ミャンマーでもやってみたい」と感激。
 障害者に関する法律にも関心を示し、「バリアフリーを広げ、将来は自立生活センターを運営したい」と夢を膨らませている。

高知新聞-2013年01月21日08時43分

障害者という生き方

2013年01月22日 01時27分16秒 | 障害者の自立
 新年も早いもので3週間が過ぎ、さすがにもうお正月ムードではなくなりましたよね。僕のほうは、昨年から進行中の車椅子作製プロジェクトがいよいよ大詰めに入り、メーカーさんと最後の調整を続けているところです。

 1月は行き、2月は逃げ、3月は去る。まさに、光陰矢のごとしですね。
 今回のタイトルは、(障害者という生き方)。少し堅苦しくなってしまいましたが、新年の御挨拶の続きのつもりで、僕が毎日を過ごすうえで大切にしている目印というか、自分の中のルールをいくつかお話ししたいと思います。

では早速、ルールその1。
(外出時の行動はできるだけパターン化する)


 このブログでも何度かお話ししているように、僕は日常的に、ヘルパーさんや学生ボランティアさんと関わりを持って暮らしています。そういった、親以外の介助者といかにして円滑な関係を築いていくかということを考えた時、(行動のパターン化)ということが非常に大切なキーワードになってきます。
 親以外の介助者、特に学生ボランティアさんの場合は人の入れ替わりが激しく、活動期間もその人によってまちまちです。本来なら、一人一人の学生さんにその都度丁寧に介助内容を説明していくのが理想なのですが、人数が多くなってくるとなかなかその時間も取れない。そんな場合、介助内容をあらかじめマニュアル化しておけば、学生さんのほうはそれを読むだけでいいので、個々人に詳しく介助について説明をする時間が省けます。
 具体的に言うと、現在学生さんにお願いしている外出ボランティアは、(午前中は図書館に行って本を借り、午後からはファミレスで雑談をする)というものなのですが、このように大きな流れを決めておいて、学生さんにそれを覚えてもらう。いったんマニュアルが定着すれば、あとはそれを次世代のメンバーに引き継ぐだけなので、格段に効率化がはかれます。
 行動をパターン化することは、行きつけの場所を増やすことでもあります。皆さんも日常生活の中で、さほど意識しなくても、(買い物するならこのコンビニ)という風に、目的ごとに足を運ぶ店が決まっているのではないでしょうか。僕も、学生さんとはいつも同じファミレスで食事をすることにしています。
 同じ場所にある程度の頻度で通っていれば、そこの店員さんや職員さんと自然に仲良くなり、いつしか居心地が良くなります。さらに通い詰め、介助者を通さずに直接その人とコミュニケーションが取れるようになれば、こんなにうれしいことはありません。幸いなことに、車椅子に乗っているというのはそれだけでとても目立つようで、どこに行っても1、2回で顔と名前を覚えてもらえます。

 ルールその2。
(介助は基本的に学生さんにまかせる)


 僕はこれまで、何十人という学生さんに介助をお願いしてきました。学生さんにも個性がありますから、当然、介助方法も違いが出ます。たとえば、食事介助一つとっても、終始スプーンだけを使うのか、それとも箸やフォークをバランスよく使うのか。そうした細かい部分も、人によってまったく違うのです。
 それだけではありません。ご飯とおかずを交互に減らしていく人もいれば、どちらか一方を集中的に片付けてしまう人もいる。
 それでも、僕は何も言いません。初めてくる学生さんにはとりあえず、一通りの介助をまかせてみて、そのうえで、あまりにも不都合な点があれば、あとでまとめて注意する。あまりにも最初から細かく注意してしまうと、学生さんの個性がわからなくなってしまいますよね。
 ルールといえば、「アピタル」の連載でも、(エッセイについては最低5枚書く!)という宣言をさせていただきました。原稿用紙5枚といえば、約2000文字。エッセイというかたちで何かまとまった意見を伝えるには、このぐらいの分量がちょうどよいんですよね。
 もっとも、ストーリー性を重視したショートショートの場合には、5枚程度ではおさまりきらず、10枚を超えてしまう作品もあります。細かい枚数制限を気にしなくてよいというのは、ネット連載の利点だと思っています。
 少し話はそれてしまいますが、最近のノーマライゼーション運動を見ていて、違和感を覚えることがあります。
 ここ数年、障害者という呼び方が差別的な響きを含んでいるということで、(障碍者)や(障がい者)といった書き方に改めようという動きがありますが、僕は納得できません。表記を少し変えたからといって、何が変わるというのでしょう。それよりも、制度の根本的な欠陥やより画期的な社会保障システムなど、知恵を絞るべきポイントはいくらでもあるはずなのに。
 もちろん、障害者と呼ばれて傷つく人がいるのなら、その声には真摯に耳を傾ける必要があると思います。けれど、だからといって、表面上の言葉だけを変え、そのことで問題の本質から目をそむけようとする動きには、絶対に反対です。

 1月も残り2週間。今年の予定はもう立てましたか? 次週は、自分のスケジュールに翻弄される男の、悲しくも滑稽な物語。


立石芳樹 (たていし・よしき)

1988年、神奈川県生まれ。生まれてすぐに脳性マヒ(CP)と診断される。中学校の頃から本格的に創作活動を始める。専門はショートショート。趣味は読書と将棋。座右の銘は「一日一笑」。


朝日新聞-2013年1月21日

福祉専門家を採用=障害者、高齢者再犯防止-東京地検

2013年01月22日 01時23分11秒 | 障害者の自立
 東京地検は21日、軽犯罪を犯した知的障害者や高齢者などの処遇について助言する社会福祉士を採用したと発表した。全国の地検での制度化を視野に、「福祉」との連携による再犯防止を目指す。
 保護司経験のある社会福祉士1人を同日付で非常勤職員として採用。身寄りがないなど生活基盤が整わない容疑者が不起訴処分や執行猶予判決を受けて社会に戻った際に、再犯に走らないよう、受け入れ先となる福祉施設との仲介役を担う。

時事通信-(2013/01/21-20:32)