ゴエモンのつぶやき

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障害者人権フォーラム:「警察の無理解が原因」 「佐賀事件」遺族訴え−−京都

2013年09月05日 02時38分24秒 | 障害者の自立
 障害への無理解から障害者がトラブルに巻き込まれるケースが起きる中、障害者の人権と地域生活を考えるフォーラムが8月28日、京都市で開かれた。知的障害を持つ佐賀市の安永健太さん(当時25歳)が自転車で停車中のバイクに衝突し、警察官に取り押さえられて死亡した事件について、遺族が「警官の障害への無理解が原因」と報告。一方、障害者団体などが警察と交流し、理解を深めているという取り組みも発表され、約220人が熱心に耳を傾けた。

 「きょうされん近畿・北陸ブロック」が主催した。事件は2007年9月、佐賀市で発生。安永さんを取り押さえた警官5人のうち1人が付審判事件として特別公務員暴行陵虐致傷罪に問われたが、無罪が確定した。しかし、遺族は「真相を知りたい」と佐賀県を相手取って民事裁判を起こし、来春にも判決が出る見通しだ。

 フォーラムでは安永さんの父で自営業、孝行さん(52)が「健太がバイクに衝突し倒れた時、普通なら『大丈夫?』と心配するはず。健太は『何をしているんだ』と警官に怒鳴られたと聞く。挙動から薬物中毒などを疑ったらしいが、警官がパニックになりやすいなど、知的障害の特徴を理解してくれていたら、こんなことにはならなかった」と訴えた。

 また、大阪や神戸、和歌山、奈良で障害者問題に取り組む弁護士ら4人が「地域で安心して暮らしていくために」をテーマにシンポジウムを開催。辻川圭乃弁護士(大阪弁護士会)は警官に知的障害などを理解してもらうため、ハンドブックを作成し、全国の警察署に配布している活動を紹介。また、障害者と警官の交流会も行い、理解を深めている様子を話した。

 奈良の障害者団体のメンバーは警察に加え、コンビニなどでも障害を知ってもらう運動について報告。一方、神戸で活動する障害者団体のメンバーからは凶悪事件が発生した際、障害者が犯人と疑われ、傷ついている実態が明らかにされた。また、和歌山の社会福祉法人の職員は精神障害者の当事者の会が作られ、交流している活動について話した。

毎日新聞 2013年09月03日 地方版

労働局と県、障害者雇用の確保を要請

2013年09月05日 02時29分37秒 | 障害者の自立
 佐賀労働局と佐賀県は3日、県商工会議所連合会など経済4団体に対し、障害者雇用の確保を求める要請書を出した。

 西村公子労働局長と池田英雄県健康福祉本部長が同連合会、県経営者協会、県中小企業団体中央会、県商工会連合会を訪れ、要請した。要請書では「法定雇用率の達成と障害者の一層の雇用促進」などを求めている。

 要請書を受け取った香月道生佐賀商議所副会頭は「障害者雇用は、企業の果たすべき社会的使命であることを加盟企業に伝えていく」と応じた。


佐賀商工会議所の香月道生副会頭に要請書を提出する西村公子佐賀労働局長=佐賀市の佐賀商工会館

佐賀新聞- 2013年09月04日更新

上位進出へ闘志 国体、障害者大会合同結団式

2013年09月05日 02時26分18秒 | 障害者の自立
 9、10月に東京都で開かれる第68回国民体育大会と第13回全国障害者スポーツ大会に出場する県選手団の合同結団式が3日、佐賀市の県総合体育館であり、選手、監督らが上位進出に闘志を燃やした。

 本部役員を含めた選手団は国体361人、障害者大会39人。県は障害のあるなしにかかわらず、誰もがスポーツを楽しめる社会を目指しており、両大会の結団式を初めて合同で実施。国体は天皇杯順位(男女総合成績)20位台、障害者大会も各競技で上位を目指す。

 式では、県体協会長の古川康知事が「県民の期待を担ってプレーし、日ごろの練習の成果を発揮してほしい。活躍を心から期待している」と激励し、国体旗手の小形紗衣香選手(なぎなた成年女子・佐賀東高講師)、障害者大会旗手の上戸郁弥選手(陸上競技・浜蒲鉾)に県旗を渡した。

 続いて、国体代表の小野明日香選手(新体操少年女子・佐賀女子高)と障害者大会代表の原野優季選手(陸上競技・フリービット)が「ふるさと佐賀の名に恥じぬよう、大都会東京の地にきらめく汗を流してくる。県民に勇気と感動、活力を与え、支えてくれる人たちへの感謝を忘れず、正々堂々戦い抜く」と誓いの言葉を述べた。

 国体は、9月11~15日に会期前実施競技として水泳とボート、公開競技のビーチバレーを実施。同28日に調布市の味の素スタジアムで総合開会式があり、10月8日まで熱戦を展開する。障害者大会は10月12日から14日まである。

佐賀新聞-2013年09月04日更新

渡邉さん(日南)大臣表彰 優秀勤労障害者

2013年09月05日 02時15分12秒 | 障害者の自立
 障害を抱えながら仕事に意欲的に取り組んでいる全国の「優秀勤労障害者」として、自動車用の精密金属小物部品を製造するニチワ(日南市、橋本佳隆社長)に勤続22年の渡邉省治さん(57)=同市板敷=が10日に東京で厚生労働大臣表彰を受ける。宮崎高齢・障害者雇用支援センターによると、本県からの全国表彰は2003年以来で今回は1人だけという。


【写真】製品梱包用の段ボール箱を組み立てる渡邉さん

朝日新聞-2013年09月04日