千葉市中央区の千葉公園内の喫茶店「カフェ・ハーモニー」では、平成23年4月から障害者の就労支援が行われている。接客や調理などを通じて社会進出に必要なスキルを学んでもらうことが狙い。店を運営する平林計(かず)重(しげ)さん(63)は「店は彼らが社会へ飛び立つための『滑走路』。彼らのがんばりを支援したい」と話している。
平林さんは小学校で特別支援学級の担任などを務めた元教員。現在は「障害者の就労を支援する会」の会長を務めている。仕事がうまくいかず、家に閉じこもってしまう若い障害者の姿に接したことがきっかけとなり、定年退職後に障害者の就労支援ができる店を立ち上げた。
店では主に10~20代の障害を持つ人たちが、食事の提供や接客を担当。また、自ら畑で育て収穫した作物を使った料理を提供することもある。店に並ぶ予定のスイートポテトの材料のサツマイモを育てた菅原昂(こう)紀(き)さん(23)は「周りの人から『仕事ができるようになったね』といわれるのがうれしい」と話す。
今後、同会をNPO法人へ移行させ、市の清掃事業を請け負うことを目指す平林さん。「さまざまな形で障害を持つ若い人たちと社会の橋渡しをしていきたい」と意欲を見せている。
畑の収穫物を手にする平林計重さん(右から2人目)、菅原昂紀さん(右)らカフェ・ハーモニーのメンバー=5月、千葉市若葉区
MSN産経ニュース-2013.9.15 23:25
平林さんは小学校で特別支援学級の担任などを務めた元教員。現在は「障害者の就労を支援する会」の会長を務めている。仕事がうまくいかず、家に閉じこもってしまう若い障害者の姿に接したことがきっかけとなり、定年退職後に障害者の就労支援ができる店を立ち上げた。
店では主に10~20代の障害を持つ人たちが、食事の提供や接客を担当。また、自ら畑で育て収穫した作物を使った料理を提供することもある。店に並ぶ予定のスイートポテトの材料のサツマイモを育てた菅原昂(こう)紀(き)さん(23)は「周りの人から『仕事ができるようになったね』といわれるのがうれしい」と話す。
今後、同会をNPO法人へ移行させ、市の清掃事業を請け負うことを目指す平林さん。「さまざまな形で障害を持つ若い人たちと社会の橋渡しをしていきたい」と意欲を見せている。
畑の収穫物を手にする平林計重さん(右から2人目)、菅原昂紀さん(右)らカフェ・ハーモニーのメンバー=5月、千葉市若葉区
MSN産経ニュース-2013.9.15 23:25