ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

横浜港で白熱ヨットレース 視覚障害者ら参加

2013年09月25日 01時42分20秒 | 障害者の自立
 視覚障害者のヨットレース「第10回横浜港ボート天国ブラインドセーリング大会」が23日、横浜市西区みなとみらいの臨港パーク前の海上で開かれた。

 視覚障害者の3チームのほかに、健常者の3チームが参加し、同じ条件でレースをした。当日は風速約7メートルで、波も高くなく絶好のコンディション。1周1.5キロのコースを2周して競い、折り返し地点では競り合ったヨット同士がぶつかる場面もあり、白熱のレースを展開した。

 普段は帆走が禁止されている横浜港で、横浜市港湾局などの許可を得て開催。障害者チームのヨットには健常者2人と障害者2人が乗り、障害者のうち1人が速度をコントロールするメーンセールを、もう1人がかじを操作した。

 実行委員会の堀善興(ぜんこう)委員長は「障害者でも健常者と競い合うことができることに気付いてほしい」と話した。


白熱のレースを展開する参加者=横浜市西区みなとみらいの「臨港パーク」前の海上で

東京新聞-2013年9月24日

国連開発目標に障害者の権利も

2013年09月25日 01時39分46秒 | 障害者の自立
ニューヨークの国連本部で23日、開かれた会合にはパン・ギムン事務総長を始め加盟国の首脳や障害者団体の代表など800人余りが出席しました。
この中で、パン事務総長は「皆で力を合わせ、すべての人が能力を生かし、夢を実現する機会がある世界の実現を目指そう」と呼びかけました。
会合には歌手のスティービー・ワンダーさんも出席し、即興で歌を披露したあと、「科学技術が進歩し、その恩恵を誰もが受けることができるようになることで、私たちのような目が不自由な人たちの可能性が広がることを期待している」と述べました。
ことしの国連総会は国連が2015年までの世界の貧困の解消や経済発展に向けて掲げてきた「ミレニアム開発目標」に続く新たな取り組みの設定も主要なテーマとなっています。
会合では、障害がある人の多くが開発途上国で暮らしているものの、「ミレニアム開発目標」には障害者の権利が十分に含まれていないとして、2015年以降の新たな取り組みはすべての面で障害者にも配慮した内容とする方針も確認されました。

NHK-9月24日 10時36分

パン国連総長、「障害者問題を発展議題に」

2013年09月25日 01時35分31秒 | 障害者の自立
 国連のパン・ギムン事務総長は23日、世界各国の身体障害者に平等なチャンスを創出し、障害者問題を全世界の発展議題に組み込むよう呼びかけました。

 第68回国連総会は同日、ニューヨークの国連本部で、「身障者と発展」をテーマにハイレベル会議を開きました。パン・ギムン事務総長は会議で談話を発表し、「全世界には、障害の程度は異なるが10億人を超える身障者がいる。その中の80%は発展途上国に住んでいる。国際社会は身障者が平等にチャンスを獲得するための障害をなくし、全ての人が貧困と差別から免れるようにしなければならない」と述べました。

 パン事務総長はまた、「身体障害者は我々がミレニアム開発目標の実現を加速し、2015年後の発展議題を制定する過程で、不可欠な構成員であり、『障害者の権利に関する条約』は発展実現のための大切な部分だ」と述べました。また、全ての国が「障害者の権利に関する条約」を一日も早く批准し、障害者問題を持続可能な発展議題に組み込むよう呼びかけました。

中国国際放送-2013-09-24 13:43:17

支援学校卒後の知的・発達障害者向け教育機関、開校−−新宿・西早稲田 /東京

2013年09月25日 01時32分00秒 | 障害者の自立
 特別支援学校高等部を卒業した知的・発達障害者向けの教育機関「カレッジ早稲田」が10月、新宿区西早稲田に開校する。原則4年制で、職業訓練に加え社会で必要とされるコミュニケーション能力を身につけることを目指す。

 運営するのは、九州で同様の教育機関2カ所のほか、高齢者や障害者向けの事業所を営む社会福祉法人「鞍手ゆたか福祉会」(福岡県鞍手町)。厚生労働省の「自立訓練事業」と「就労移行支援事業」を組み合わせるため、運営費などは国によって賄われ、利用料は無料。買い物の仕方や健康管理など社会生活を営むために必要な訓練と、職場実習など就職に必要な訓練を2年間ずつ行う。

 同会によると、特別支援学校高等部は、一般的に就職のための職業教育が中心。卒業生が社会性を身につけないまま就職し、コミュニケーションが上手にとれずに離職するケースが多いのが課題という。長谷川正人理事長(52)は「生きるためのスキルをじっくりと学んで自信をつけ、卒業後も豊かな人生を過ごしてほしい」と話す。

 現在学生を募集している。問い合わせは同会東京事業本部(03・5579・9027)へ。

毎日新聞 2013年09月24日〔都内版〕

知的障害者たちの地域活動支援センター「かえで作業所」八木英徳施設長 /愛知

2013年09月25日 01時21分00秒 | 障害者の自立
 ◇食卓を豆腐でいっぱいに 「通所者たちも笑顔」−−八木英徳施設長(51)

 リヤカーを引いて豆腐を売る昔ながらの豆腐屋が人気だ。知的障害者たちが地域活動支援センター「かえで作業所」(一宮市昭和)で豆腐を作り、施設のほかに、リヤカーを引いて街頭販売を続けている。自らの手で就労の場作りに取り組んでいる八木英徳施設長(51)に、福祉施設にかける思いと今後の夢などを聞いた。

 −−障害者の支援を始めたきっかけは?

 京都の出身で、支援に携わる前は繊維関係の商社に勤めていました。海外出張が多く、ほとんど自宅にはいませんでした。だが、父親がアルツハイマー病を患い、母親とともに介護が大変でした。1985年ごろ、母親が介護の仕事をしていたこともあり、母から「商社勤務は大変だから、一緒に介護の仕事しないか」と言われました。中学生のころ、クラスに障害を持った同級生がいましたが、友達としての付き合いがなく、障害者との接し方も分かりませんでした。でも、このままではいけないと、京都府内の施設に85年に転職しました。

 −−初めて障害者と接してどうでしたか?

 仕事は布巾や皮製品を作る単純な作業でした。初日は、通所者たちに話しかけられましたが、会話は続きません。障害がある人たちに囲まれ、何かを教えるのではなく、こんなことでいいのか、と悩みました。でも、勤務時間が終わり、帰り支度をしていると「先生、また明日も来てね」と言ってくれました。この一言にすごいぬくもりを感じました。私は時間が来るまで仕事していただけで、本当に目頭が熱くなりました。もう少し頑張ろうと決めた瞬間です。

 −−なぜ、一宮市で施設を開設したのですか?

 家庭の事情で40歳のころ、一宮市に引っ越しました。いったんは支援から離れて産廃業者に95年に就職したんですが、やっぱり障害者と接する仕事がしたいと思い、市内の施設に99年に転職しました。

 −−2012年に独立します。

 一宮の施設では、アルミ缶のリサイクル作業で単純な仕事をしていました。そのころから障害者も物を作って販売する仕事をしたいと思うようになりました。クッキーやパン、ケーキなどの製造・販売は多くの施設がやっています。私は施設の宣伝効果も考えて、豆腐の製造・販売をしたいと思いました。

 −−苦労したことは?

 昨年12月に豆腐屋さんから中古の機械を購入しました。しかし、使い方が分からず、一から教えてもらいました。最初の1カ月は失敗ばかりで、作った豆腐は毎日捨てていました。通所者からは「先生、本当にもったいないね」と言われ、自分の情けなさに涙があふれました。初めて売れたのは今年の2月ころです。通所者たちとハイタッチして「やったー」と叫んだことを今でもはっきりと覚えています。

 −−今後は?

 豆腐作りもようやく軌道に乗り始めました。通所者たちの笑顔も見られるようになりました。多くの人に買ってもらって一宮市内の食卓をこの豆腐でいっぱいにし、通所者たちが心から楽しめる施設にするのが目標です。

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 ■ノート

 ◇生活の安定、働く場保証

 障害者と一緒に豆腐を作り、リヤカーを引いて販売する時や、購入者との会話をしている時の八木さんの目はうれしそうだった。

 だが、始めたころは何をやっても失敗続きで、泣きそうになったという。それでも「障害者と一緒に働きたい」という一念で続けてきたという。

 ようやく軌道に乗り始めた豆腐作りだが、八木さんは「もう一つステップアップしたい」と話す。豆腐を生かした料理をメインに、喫茶店を始める夢を描いている。

 「生活の安定と働く場を保証してあげたい」と、常に通所者のことを考えている。八木さんの座右の銘は「願いは人を作り、制度を作り、社会を作る」だ。これからも応援していきたい、と思った。

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 ■人物略歴

 ◇やぎ・ひでのり

 1962年7月21日生まれ。京都府立園部高から名古屋商科大。趣味はドライブで、休みの日は仕事の事は忘れようと、車で海や山によく出掛ける。根っからの阪神ファンと言い、「勝つと翌日の仕事にも張りがでます」。

毎日新聞 2013年09月24日 地方版