ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者大会あす開幕 旗手・和西さんら意欲

2013年10月12日 01時42分00秒 | 障害者の自立
 全国障害者スポーツ大会(スポーツ祭東京)は十二日、調布市の味の素スタジアムで開会式を行う。都選手団の旗手はバレーボール(身体障害)に出場する和西努さん(31)。選手宣誓は水泳(同)の木村敬一さん(23)とバレーボール(知的障害)の服部靖子さん(23)が務める。

 和西さんは生まれつきの聴覚障害で、バレーボールは中学から始めた。大会に出場するのは八回目。「大会へ向けて気持ちが高まってきた」。目標はチームの優勝。「貢献できるよう頑張りたい」と意気込む。

 木村さんはロンドンパラリンピックの平泳ぎ(視覚障害)で銀メダルを獲得した。服部さんは高校からバレーボールを始め、この大会への出場は五回目。チームの主力として活躍が期待される。

 木村さんは選手宣誓に臨む心境を「地元開催で、たくさんの人に見てもらえるチャンス」と話し、服部さんは「緊張するけど、頑張りたい」と意欲を口にする。 


東京都チームの旗手を務める和西努さん(右)

東京新聞-2013年10月11日

障害者作業所「いもの子製麺」 川越一番街に念願のうどん店を開店

2013年10月12日 01時37分10秒 | 障害者の自立
 障害者の自立支援を行う川越市の社会福祉法人「皆の郷(さと)」(町田初枝理事長)が十日、蔵造りの町並みで知られる川越一番街に、うどん店「いもの子製麺 川越・元町店」を開店した。土・日曜日の午前十一時~午後二時に営業する。

 いもの子製麺は二〇〇八年、同市伊佐沼で半生麺の讃岐うどん「小江戸うどん」を製造していた諏訪部(すわべ)一幸さんの工場を機械ごと譲り受け、二十代の男性六人が諏訪部さんからアドバイスを受けながら、高品質のうどんを作れるようになった。三日間の熟成が生むコシの強さが評判で、県と県物産観光協会による「彩の国優良ブランド品」にも認定され、デパートやホテルにも納入している。

 「イベントなどで移動販売車による販売も始めたところ、直接お客さんと触れ合う対面販売に皆がやりがいを持てるようになった。一番街でお店を出せるところを探していた」と皆の郷の佐藤康彦うどん事業部長。観光地でもある一番街は家賃が高く、店舗探しは難航したが、創業二百三十年の老舗和菓子店「亀屋」(山崎嘉正社長)が亀屋元町店の裏のスペースを格安で提供してくれた。建築基準法で建物は建てられないため、新調した移動販売車を置いて開店することになった。販売車のデザインは県立川越工業高校デザイン科の生徒が担当した。

 販売を担当する会田洋道(ひろみち)さん(25)は「お客さんが来てくれるのか心配ですが、たくさん来てうどんを食べてもらえば、やりがいが出てくると思います」と話している。 


障害者の自立を目指す「いもの子製麺川越・元町店」。開店式には「小江戸うどん」のノウハウを伝授した諏訪部さん(右)も駆けつけた=川越市で

東京新聞-2013年10月11日

司法の福祉支援 障害者の再犯を防ぐには

2013年10月12日 01時33分56秒 | 障害者の自立
 犯罪を繰り返すことを累犯という。知的障害のある人などが罪を犯した場合、出所後に福祉支援が受けられず社会復帰が妨げられ、結果として再び犯罪を起こす人も少なくない。

 このような累犯障害者や認知症の高齢者の再犯を防ぐには、どうしたらいいのか。社会的にも大きな課題だろう。

 累犯障害者の更生支援で実績のある社会福祉法人「南高愛隣会(なんこうあいりんかい)」(長崎県雲仙市)が、長崎市に「司法福祉支援センター」を設置した。捜査や公判段階で福祉の専門家が関わり、逮捕時から出所後まで一貫した支援で再犯防止に取り組む。全国初の試みである。着実に実績を積み重ねてもらいたい。

 センターには社会福祉士の資格を持つ職員2人が常駐する。障害者らが逮捕された場合、弁護士や検察から依頼を受けたセンターの職員が面接などを実施し、障害の程度や犯罪に至った背景などを調べる。不起訴処分や執行猶予判決を受けた場合に受け入れ施設を仲介するほか、公的福祉サービスを受けるための障害者手帳の申請なども行うという。

 長崎県では2009年に設立された「地域生活定着支援センター」が障害者らを対象に、刑務所や少年院など矯正施設を出所した後の支援に取り組んでいる。刑事処分前の更生にも積極的に関わってきたが、依頼の時期が重なるなどして十分に対応できなかった。

 このため、捜査段階から判決が出るまでの間に絞って力添えをする新たな組織を設立することになった。裁判員裁判の対象となる重大事件は精神科医や心理士などからなる「調査支援委員会」が担当し、出所者の支援をセンターが継続して担うなど、役割分担を明確にした。

 こうした支援態勢の必要性を痛感させたのが、昨年7月に大阪地裁であった裁判員裁判の判決だ。自宅で姉を刺殺したとして、殺人罪に問われた男性に求刑を上回る懲役20年を言い渡した。

 この男性は発達障害の一種、アスペルガー症候群で、弁護側は障害が犯行に影響したとして保護観察付きの執行猶予判決を求めていた。しかし、判決は障害の影響を認定したものの、「親族が同居を断り、社会的な受け入れ態勢もない」とし「社会秩序維持のため刑務所に長期間収容する必要がある」とまで指摘した。

 今年2月の二審で懲役14年に減刑されたが、単に刑務所に長く収容することが再犯防止につながるとは到底思えない。

 国内の刑務所などで、知的障害者らに即した矯正教育を行うのは難しいのが現状だろう。専門的な知識も必要なだけに、矯正施設に全てを任せるには無理がある。しかし今のままだと、出所しても社会的に孤立して経済的にも追い詰められ、犯罪を繰り返す恐れが拭えない。

 援助が必要な人には刑事司法手続きの段階から手を差し伸べる。そんな司法福祉支援センターの取り組みが成果を挙げ、各地に広まることを期待したい。


=2013/10/10付 西日本新聞朝刊=

発達障害者教育施設 長野市に来春開設 官民連携で育成支援

2013年10月12日 01時31分00秒 | 障害者の自立
 集団での生活に困難さを持つ発達障害の若者たちを育て、就労の場に送り出す「発達支援を専門的に行う学びの場」が来年4月、長野市の県社会福祉総合センターに開設される。運営するのは、県の公募に応じた特定非営利活動法人翔和学園(東京都中野区)。県は施設使用料を全額免除するなどして運営を支え、発達障害者に対する教育のノウハウを学園から吸収し、県内の教育現場に反映させていく。

 県次世代サポート課によると、官民が連携して発達障害に特化した支援教育を行う施設を開設するのは全国でも初めて。阿部守一知事は「発達障害者の支援のノウハウを幅広く共有させてもらうことにより、県内の発達障害者の支援や教育に生かしたい」と期待を示す。

 「長野翔和学園」の名称で設置される「学びの場」は、全国の高卒相当年齢以上を対象とした本科コース(3年制)と、県内の高校に在籍するか中退した人を対象とした時間制コースを開設。発達障害で人間関係に不安をもち、学ぶ場が必要な若者30人を受け入れて、それぞれの才能や得意な部分を伸ばすカリキュラムを設ける。

 具体的にはダンスや音楽など、興味を持つ分野を重点的に行うほか、優れた能力の育成支援、知覚トレーニングなど治療的教育、パソコン教育などを通じて、就労や自活に必要な対人関係や職務遂行の能力向上を目指す。

 年間の学費は本科コースが84万円、時間制コースが20万円(入学金など除く)。翔和学園の伊藤寛晃校長は「青春時代を学園で謳歌(おうか)することを通じて、人間関係を結ぶ力を育み、生きていく気力を育てていきたい」と話している。

 生徒募集はすでに開始しており、20日午後1時から長野市立中部公民館で学校説明会を開き、教育方針やカリキュラムについて説明する。問い合わせは長野翔和学園開設準備室(電)080・9579・4911。

MSN産経ニュース-2013.10.11 02:17

障害者の性を考える...「セックスボランティア」のお仕事とは?

2013年10月12日 01時26分53秒 | 障害者の自立
「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2013」で、オフシアター部門のグランプリに輝いた「暗闇から手をのばせ」という映画をご存知でしょうか。

 この映画は、障害者専門のデリヘル嬢と手足が不自由な障害者との心の交流を描いた問題作で、そのテーマのタブーさからほとんど宣伝も行われず、ミニシアターで細々と上映されていました。

 この映画で扱うテーマは「障害者の性」。実は障害者向け風俗というジャンルは実際にあるのですが、なかなかうまく運営できない実態があるようです。

 そして、風俗ではなく「射精の介助」という介護ボランティアも実際に存在します。衝撃的なそのボランティアのお仕事の内容や必要性について考えてみましょう。

セックスボランティアのお仕事とは

 脳性まひや筋ジストロフィーなどにより手足が自由に動かない障害者のために、射精の介助を行うことを「セックスボランティア」や「セックスヘルパー」と呼びます。

 射精介助とは、ヘルパーがこうした重度身体障害者の自宅などを訪ね、介護用手袋をした手で性器を綺麗に洗浄。その後、手で刺激して射精に導くことを指します。

 障害者の気持ちを考慮して、多くは女性ヘルパーが派遣されるため、現状では風俗営業の許可が必要となっていますが、ヘルパー側としてはあくまで介護の一環的な位置づけであるようです。障害者に性欲があること、性的機能があることは当然のことですが、社会はそのことに目を背けてきました。

 そのため、以前はこうした重度の障害者に対して介護や看護をする女性が、性的問題に直面しては困惑し、場合によっては処理せざるを得ない状況に追い込まれていたようです。

障害者の性処理は風俗か

「それって介護じゃなくて風俗でしょ? デリヘルなどの風俗を活用すべきなんじゃないの?」

 そう考える人も多いでしょう。しかし、障害者相手の風俗は問題が多く、なかなか成り立ちにくいようです。障害の程度は人それぞれ違いますし、そういった知識がない風俗嬢がうまく対応出来ずにお互いを傷つけてしまうこともありえるわけです。

 例えばその障害者が言葉もきちんと話せなくてコミュニケーションが取れなかったり、特殊な医療器具を装着していて細心の注意が必要であったり、行為のあと 大人用おむつを処理しなければならなかったりと介護的側面があるため、障害者を相手にすることは一般の風俗嬢にはハードルが高すぎます。

 また、重度の障害者は収入も少なく、風俗にお金を費やすことはなかなかできません。障害者がデリヘルを家に呼ぶ場合は、身動きの取れない障害者にとってリスクが高く、何をされてもどうしようもないという現実があります。

 前述した映画「闇から手をのばせ」の監督が、「障害者の抱える性の問題をすべて書ききることは不可能だから、さわりだけ描いた」と語るほど、奥の深い問題なのです。

 日本には現在、18歳以上の在宅身体障害者が349万人もいるそうです。彼らの多くは、身体は不自由でも、健常者と変わらない知能を持ち、心を持っているのです。障害者の性処理は風俗に当たるのか否か? みなさんはこの問題についてどう感じましたか。

日刊ナックルズ-2013年10月12日