ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

視覚障害者が「ポツ袋」作り 岡山の就労支援施設

2013年11月01日 02時00分00秒 | 障害者の自立
 視覚障害者を対象とした就労支援施設「ワークランド虹」(岡山市北区今)が、点字が印刷された古紙を生かして「ポチ袋」ならぬ「ポツ袋」を作っている。視覚障害者への理解につながればと願いを込めて、利用者が1枚ずつ手作業。店頭に並べる雑貨店では「触り心地が新鮮でおしゃれ」と好評という。

 一般に使われる6点式点字は、三つの点が2列に並び、盛り上がった部分の配置で文字や数字を表現する。施設の母体の点字出版所「岡山ライトハウス」(同所)では、印刷過程で出る廃紙を再利用できないかと考え、京都の施設で行われていたポツ袋作りを参考に、2011年5月に製作を開始した。

 施設利用者5人が障害に応じて裁断やのり付けなどを分担。ポチ袋(1枚10円)のほか、はがき(同20円)、長形3号(同40円)など全8サイズを1枚ずつ作っている。少しずつ注文も増え、今では盲学校などから月300〜400枚ほど受注できるようになった。

 雑貨店「Due」(同中仙道)は5種類をセットにして販売。要望に応じて文字や写真の印刷、サイズ変更に無料で応じる方針。問い合わせはワークランド虹(086―250―8951)。


全部で8種類あるポツ袋


「ポツ袋」製作に取り組む利用者ら

(2013/10/31 22:38)



地域と共助車いす素早く避難 障害者作業所

2013年11月01日 01時53分18秒 | 障害者の自立
 南海トラフ巨大地震などの災害に備えようと、障害者が通う和歌山市中之島の作業所「ワークショップフラット」で30日、防災訓練が行われ、利用者ら約20人が約500メートル離れた中之島公園まで避難した。

 作業所では年に2回程度、防災訓練に取り組んでおり、今回は地域内での共助をテーマに開催。障害者や一人暮らしの高齢者といった自力での避難が難しい人をあらかじめ登録する災害時要援護者登録制度について、市職員による説明会も開かれ、地区の自治会長も参加した。

 避難訓練では、利用者らが作業所から徒歩や車いすで移動。目の不自由な人に肩を貸したり、車いすを押したりして、お互いに力を合わせながら約20分かけてたどり着いていた。

 参加者は「災害の時は信号も消えているかもしれず、交差点は気をつけないと」や「訓練を続けたことで、うまく避難できるようになってきた」などと話した。

 地元で自治会長を務める福田米吉さん(81)は「地域内の世帯も30軒程度で、高齢化も進んでいるが、できる限り協力したい」と話し、山本功施設長は「訓練を続けることで、地域の人たちにも理解を広げてもらうきっかけになれば」と期待していた。

(2013年10月31日 読売新聞)

廃タイヤでサンダル 人気...障害者就労支援施設製作

2013年11月01日 01時53分02秒 | 障害者の自立
 府中市緑町の精神障害者就労支援施設「童里夢(どりーむ)工房」が、車の廃タイヤと使用済み横断幕を素材にしたリサイクルサンダルを製作・販売し、評判になっている。障害者の工賃アップや資源の有効活用に加え、全商品が一点モノで、丈夫なことも人気の要因のようだ。

 首都高速道路(本社・千代田区)の環境に配慮したプロジェクト「CIRCULATION SHUTOKO(サーキュレーション首都高)」の第3弾で、今年から販売を始めた。

 同工房の職業指導・生活支援員の菅井誠さん(34)は、15年ほど前に見たテレビのドキュメント番組がずっと脳裏にあった。アフリカのスラム街で、ごみの山にあった廃タイヤからサンダルを作っている事例が紹介されていた。同工房も、以前は財布やベルトなどの自主製品を作っていたが、革製品は材料費がかさみ、利益につながらないのが実情だったという。

 「廃タイヤで何かできないか」。菅井さんは昨年5月頃から、協力企業を探し始め、地元のタイヤ店が無償提供を快諾。首都高も先行して、民間企業との連携により、使用済み横断幕や工事案内板を再利用したトートバッグとスケートボードを商品化しており、同工房にも、サンダルのストラップに、横断幕を提供することになった。

 だが、タイヤは丸いため、サンダルの素材としては反ってしまう欠点があった。菅井さんは、同工房の利用者と知恵を出し合いながら、切断方法を工夫。形やサイズも試行錯誤を重ね、昨年12月に完成にこぎつけた。

 価格は、税込み3900円とやや高めだが、同工房のネットショップのほか、福祉イベントなどでも販売。これまでに約90足が売れ、購入者も、山形から沖縄県まで全国各地にわたる。

 デザインは1足ごとに異なる。慣れると、床をはだしで歩いているような感覚になるという。砂利道を走ったりしてもビクともしない丈夫さも特徴だ。すべて手作りで大量生産はできないが、ネットショップに出すと、すぐに注文が入る。現在、施設には32人の利用者がおり、平均工賃は時給250円程度だが、サンダル製作に限ると、同500円と2倍にアップしている。

 同工房には、「うちの店にも置いてほしい」「バイクのタイヤでも作れないか」といった提案も舞い込んでいる。「もっと時給が出せるように、次の展開も考えていきたい」と菅井さん。施設利用者の女性(31)は「モノを作るのが好きだし、やりがいがあります」と話していた。問い合わせは、同工房(042・334・4083)へ。


廃タイヤと使用済み横断幕を再利用したサンダルをPRする菅井さん(府中市の童里夢工房で)

(2013年10月31日 読売新聞)

「ルンバ」に視覚障害者用モデル 日本限定 音声説明書付き

2013年11月01日 01時22分27秒 | 障害者の自立
「ルンバ」日本特別モデルとして、視覚障害者用モデルが登場。操作ボタンに凸点を加えたほか、音声取扱説明書を同梱する。

 米iRobot日本総代理店のセールス・オンデマンドは、掃除ロボット「ルンバ」の視覚障害者用モデルを11月25日に発売する。日本特別モデルで、6万4800円。ルンバ公式直販サイトか日本点字図書館で購入できる。

 「ルンバ760」をベースに、本体の操作ボタンや充電用のホームベース上に凸点を加え、視覚障害者に操作しやすくした。日本点字図書館の監修を受け制作した音声取扱説明書を同梱している。サイズは直径35センチ、重さは3.8キロ。

 視覚障害者が床の掃除に苦労していると知り、ユニバーサルデザイン製品の普及を進める共用品推進機構と日本点字図書館とともに検討を重ねてきたという。


「ルンバ」日本特別モデルとして、視覚障害者用モデルが登場。操作ボタンに凸点を加えたほか、音声取扱説明書を同梱する。

Tmedia- 2013年10月31日 16時27分 更新


パソコンのマウス、呼吸で操作するシステム開発

2013年11月01日 01時18分31秒 | 障害者の自立


 重い障害を持つ人がパソコンを使えるように、カーソルを動かすといったマウスの操作を呼吸で行うことができるシステムを開発したと、近畿大の北山一郎准教授(福祉工学)らが31日、発表した。

 2年後の実用化を目指すとしている。

 ストローと呼吸量を測るセンサーなどで構成され、「強く吹き込む」とカーソルが上に、「弱く吸う」と左などと呼吸の仕方を変えることで上下左右に動かせる。短く呼吸するとクリックもできる。画面上のキーボードにカーソルを合わせれば文字を入力できる。操作には1週間程度で慣れるという。システムを「呼気マウス」と名付けた。

 視線を動かしてパソコンを操作できる仕組みも開発されているが、機器が大がかりでコストが高くなる。今回のシステムなら5万~6万円で実用化できそうだとしている。

読売新聞--(2013年10月31日19時42分)