視覚障害者を対象とした就労支援施設「ワークランド虹」(岡山市北区今)が、点字が印刷された古紙を生かして「ポチ袋」ならぬ「ポツ袋」を作っている。視覚障害者への理解につながればと願いを込めて、利用者が1枚ずつ手作業。店頭に並べる雑貨店では「触り心地が新鮮でおしゃれ」と好評という。
一般に使われる6点式点字は、三つの点が2列に並び、盛り上がった部分の配置で文字や数字を表現する。施設の母体の点字出版所「岡山ライトハウス」(同所)では、印刷過程で出る廃紙を再利用できないかと考え、京都の施設で行われていたポツ袋作りを参考に、2011年5月に製作を開始した。
施設利用者5人が障害に応じて裁断やのり付けなどを分担。ポチ袋(1枚10円)のほか、はがき(同20円)、長形3号(同40円)など全8サイズを1枚ずつ作っている。少しずつ注文も増え、今では盲学校などから月300〜400枚ほど受注できるようになった。
雑貨店「Due」(同中仙道)は5種類をセットにして販売。要望に応じて文字や写真の印刷、サイズ変更に無料で応じる方針。問い合わせはワークランド虹(086―250―8951)。

全部で8種類あるポツ袋

「ポツ袋」製作に取り組む利用者ら
(2013/10/31 22:38)
一般に使われる6点式点字は、三つの点が2列に並び、盛り上がった部分の配置で文字や数字を表現する。施設の母体の点字出版所「岡山ライトハウス」(同所)では、印刷過程で出る廃紙を再利用できないかと考え、京都の施設で行われていたポツ袋作りを参考に、2011年5月に製作を開始した。
施設利用者5人が障害に応じて裁断やのり付けなどを分担。ポチ袋(1枚10円)のほか、はがき(同20円)、長形3号(同40円)など全8サイズを1枚ずつ作っている。少しずつ注文も増え、今では盲学校などから月300〜400枚ほど受注できるようになった。
雑貨店「Due」(同中仙道)は5種類をセットにして販売。要望に応じて文字や写真の印刷、サイズ変更に無料で応じる方針。問い合わせはワークランド虹(086―250―8951)。

全部で8種類あるポツ袋

「ポツ袋」製作に取り組む利用者ら
(2013/10/31 22:38)