茨城県の市民団体「茨城に障害のある人の権利条例をつくる会」は、条例制定に向けて弾みをつけようと、「差別事例集」を作成した。同会の稲田康二・共同代表は「具体的な事例を知り、障害者の生活しづらい現状を分かってほしい」と訴えている。
同会は10月、約30人から今までに体験した差別事例の聞き取り調査を実施。さらに、電子メールでも事例を募集した。集まった計180の事例をまとめ、県議会最大会派の「いばらき自民党」に提出した。
事例集では、居酒屋や喫茶店で入店を拒否された(電動車椅子)▽お見合いパーティー参加の際、結婚相談所関係者から「ほかの参加者に迷惑」と出席を拒否された(歩行・言語障害)▽事故の際、警察が手話通訳を呼ばず、状況説明が十分理解できなかった(聴覚障害)--など障害により差別された事例が列挙されている。
同会は県内主要19障害者団体で構成。同会は「事例集で、障害者の人権を守る権利条例への理解を深めてもらいたい」と話している。近く同会ホームページ(http://www.honyara.jp/ibakentsu)で事例集を公開する予定。
毎日新聞 11月29日(金)15時37分配信
同会は10月、約30人から今までに体験した差別事例の聞き取り調査を実施。さらに、電子メールでも事例を募集した。集まった計180の事例をまとめ、県議会最大会派の「いばらき自民党」に提出した。
事例集では、居酒屋や喫茶店で入店を拒否された(電動車椅子)▽お見合いパーティー参加の際、結婚相談所関係者から「ほかの参加者に迷惑」と出席を拒否された(歩行・言語障害)▽事故の際、警察が手話通訳を呼ばず、状況説明が十分理解できなかった(聴覚障害)--など障害により差別された事例が列挙されている。
同会は県内主要19障害者団体で構成。同会は「事例集で、障害者の人権を守る権利条例への理解を深めてもらいたい」と話している。近く同会ホームページ(http://www.honyara.jp/ibakentsu)で事例集を公開する予定。
毎日新聞 11月29日(金)15時37分配信