ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者サービス利用計画 作成遅れる 専門員不足

2013年11月08日 02時15分18秒 | 障害者の自立
 福祉サービスを利用する障害者ごとに必要となる「サービス等利用計画」の作成が遅れている。作成期限の2014年度末が迫る中、鳥取県内で済んだのは3割に満たない。利用者からの依頼で計画を作る指定事業所の相談支援専門員が不足しているのが原因だ。現場は過酷さを増している。

 昨年4月の障害者自立支援法の一部改正に伴い、公費負担のサービスを受ける場合、15年4月以降は利用者全員に計画が必要となり、未作成者はサービスを受けられなくなる恐れがある。

 相談支援専門員は障害者版のケアマネジャーだ。計画には、1週間のスケジュールや利用者のニーズと支援目標などを記入する。

 県によると、県内で利用者(18歳以上)の計画作成が済んだのは9月末現在29・8%。三朝町が69%と最も高いが、9市町で3割を下回り、智頭、湯梨浜両町は10%台だ。

 「間に合わない」「期限延期を」。自治体担当者からはそんな声が寄せられている。

■現場の窮状

 「1人が50~60人分の計画を受け持っている。支える力は手いっぱい」。米子市の障害者生活支援センター「すてっぷ」の所長、光岡芳晶さん(49)が窮状を打ち明ける。

 同施設の相談支援専門員は光岡さんを含めて5人。利用者宅に何度も通って障害の状態を把握し、本人や家族の要望を聞かなければならない。

 1人分の計画作成だけで相当な日数と労力がかかるため、本来の「相談支援」に充てる時間が減っている。忙しさが原因で体調を崩す職員も現れ始めた。

 光岡さんは計画作成を「裏付けのある利用者目線のサービスを担保できる」と歓迎する。一方で「大切なのは質だが、急ぐあまり量や早さの優先を求められないか心配」と不安を口にする。


利用者から福祉サービスのニーズを聞き取る相談支援専門員=米子市内

日本海新聞-2013年11月7日

「盲導犬に声かけないで」 視覚障害者が授業 岡山

2013年11月08日 01時18分47秒 | 障害者の自立
かわいくても盲導犬には声をかけないで――。岡山市東区瀬戸町沖の県立瀬戸南高校で6日、生活デザイン科の1年生40人が県視覚障害者協会の鈴木鈴子(れいこ)さん(54)から視覚障害者の暮らしについて学んだ。

 鈴木さんは点字ブロックをふさがれると歩けなくなること、交差点を渡るのが怖いことなどを説明し、白い杖の人が立ち止まっていたら声をかけてほしいと訴えた。ただし、盲導犬を連れて歩いている場合には、犬には食べ物をあげたり、声をかけたりとかまわないようにしてほしいと呼びかけた。誘導する際の注意が散漫になるためだ。

 生徒らは目隠しをした状態で硬貨の種類を当てるのが難しいことも体験。青木奈緒さん(16)は「知らないことだらけで、いい体験になった」と話した。


朝日新聞デジタル- 2013年11月7日03時00分

障害者アート、そこにある想い 高知

2013年11月08日 01時07分45秒 | 障害者の自立
障害がある人の芸術作品を展示する「スピリットアート―そこにある想い―」展が、高知市南金田の藁(わら)工ミュージアムで開かれている。12月8日まで。

 同ミュージアムでは、1997年に始まった県障害者美術展(県など主催)で入賞した作品の調査・研究に取り組んでおり、今回の展覧会では、過去の同展で入賞した絵画作品を中心に約40点を展示している。

 クレヨンや色鉛筆、絵の具など、手法はさまざま。松本志帆子学芸員は「一人一人の世界が自由に表れている作品をじっくりと観賞してほしい」と話す。入館料300円。小中高生150円。午前10時~午後6時。問い合わせは同ミュージアム(088・879・6800)へ。

朝日新聞- 2013年11月7日03時00分

視覚障害者の日常、メルマガに 京の協会が配信

2013年11月08日 01時00分09秒 | 障害者の自立
 視覚障害者が日常をつづるメールマガジン「色鉛筆」の配信を、京都府視覚障害者協会(京視協、京都市北区)が始めた。見えないつらさや、それでも希望を探してきた日々を広く発信する。関係者は「障害のある人が胸に秘めた思いを理解してほしい」と購読を呼び掛けている。

 メルマガは、先天性の全盲や途中から視力を失った会社員や主婦、家族を介護している人ら24人がつづる。

 創刊号は1日に配信した。見えなくなった当初に感じる絶望感を伝え、「24人のライターは障害ゆえの孤独や葛藤、いら立ち、焦燥、そして混乱と向き合った経験を持っています」と記す。巻末は同じ立場の人へのメッセージで結ぶ。「『一人じゃない』を感じていただければ幸いです。小さな光となって届くことを心から祈ります」

 障害のある人は思いを共有し、ない人には自分たちを理解してもらう機会をつくろうと創刊した。

 企画したカウンセラー小寺洋一さん(42)=中京区=は22歳の時に失明した。何もできなくなったと感じていたが、病院に視覚障害者が一人で見舞いに来ていた姿に「僕も自分の力だけで出歩けるようになれるのかな」と元気づけられた。

 小寺さんは「同じ境遇の人と出会い、一歩前に踏み出せることは多い。視覚障害者の思いをさまざまな人に知ってもらいたい」と話す。

 月2回発行予定。無料。申し込みは京視協のホームページから。


メルマガ「色鉛筆」の画面。日常や悩みなど当事者としての思いを伝える(京都市)

京都新聞-【 2013年11月07日 13時59分 】